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7.もんすたー爆誕

仄暗い空間の中で華子は生きる活力を失っていた

愛するパートナーを

愛する我が子を

全てを失った

横たわったまま虚ろな目で何もない空間を眺めているだけ

すると眺めていた床が円状に輝き始めた

〔光ってるな…〕

興味を示さない華子だが輝きが収まったそこに居たのは倒れこむ毛皮をまとった子供に、手を伸ばして駆け寄る中学生くらいの男の子と泣き叫ぶ小さな女の子

そして倒れこむ子供に向かう炎できた槍のようなものだった

「ティニー!!」

「やだぁあ!!」

悲痛な叫び声に華子の心臓が跳ねる

このままでは3人は巻き込まれて死ぬと直感する

華子の身体は考える前に動き出し炎の槍の土手腹にドロップキックを決めた

「させるかぁああ!!」

炎の槍はクの字に折れ曲がりながら吹っ飛び床へ衝突して消失した

「ふしゅー…ふしゅー…すぅ…ふぅー…。」

乱れた呼吸を落ち着かせて3人のもとへ振り返る

叫び声をあげた二人は倒れこむ子供を抱きしめている

華子は3人の元へ近づこうとしたが抱きしめている2人の顔は華子を見たまま恐怖の表情を浮かべていた

そこで華子は違和感に気づく

なぜかいつもより鼻が利くことに

3人の匂い

焦げた床と嗅いだことのない匂い

空気中に漂う生き物や自然の匂い

それに先ほど無意識にドロップキックをしたが身体の動きがいつもよりキレがあったと

ふと視線を下げて自身の手元が視界に入ると華子は驚愕した

「なんじゃこりゃ!!!」

手元は白っぽい毛で覆われ肉球と鋭い爪の獣の手をしていた


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