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6.贄の実行

城に呼ばれたアンチャ達は城の地下にある魔方陣のある部屋に案内された

魔方陣の周りにはローブをまとった者が囲んでおりブツブツとなにかを唱えている

「あ、あの。ぼくたちここでなにする、ですか?」

ティニーを抱えたアンチャの問に身なり良い男は答える

「お前たちにはこの街の安寧のため聖域維持の生贄となってもらう。」

「えっ、生…贄って。」

場の空気に怯えたフェミニがアンチャの足に縋りつく

「お前たちは呪い持ちであり、存在することが罪なのだ。そんな価値のないお前たちに吾輩が価値を与えてやった。どうだ?喜ぶがいい。」

男の言葉に頭が真っ白になる。状況が読み込めない

「そもそも、お前たちのような者が産まれこの街に住み着いていたことがこの街の汚点なのだ!貴様らの!存在が!許されるものではない!さぁ!吾輩達ために死んでくれ!お前たちの死をもって!この街は完璧となるのだ!さぁ、陣を発動させろぉ!」

震えが止まらない

この男が何を言っているのか分からない

魔方陣が怪しく光りだしている

せめてこの子達だけは どうか どうか!

ティニーを抱く手に力が入る

「そう怯えるでない。お前達三人とも一緒に送ってやろうというのだ。安心して逝きたまえ。」

男がアンチャの肩に手を置いた

グルルルルルルルル!!

「触るナぁああああああ!!!」

ティニーが男を引っ搔いた

「んなっ!?」

呆気にとられた男だがそれが男の怒りを爆発させた

「こんのできそこないの化け物の分際でぇ!吾輩に傷をぉぉお!!」

男はティニーの頭を鷲掴みにしは乱暴に魔方陣の中へ投げ飛ばした

「消し炭になれぇ!“炎槍”!!」

男の手の平から炎が溢れでて大きな槍状に模られていく

「ティニー!!」

「やだぁぁ!!」

ティニーは打ち所が悪かったのかピクリとも動かない

アンチャとフェミニは急いで駆け出した

しかし炎の槍のほうが早く間に合わない

(また、何も守れない…。)

絶望の顔を浮かべるアンチャとフェミニが魔方陣へ入った時

魔方陣の輝きは一層強さを増した

光は3人を包み込み、光が落ち着いた部屋にその姿はなくなっていた


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