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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。
この連載作品は未完結のまま約1年以上の間、更新されていません。
今後、次話投稿されない可能性が極めて高いです。予めご了承下さい。

祈りの歌声 祈りの輪に入れない者

作者:高里まゆ ののちゃ
長編小説よりの一遍 ※他サイトあります 関連 「アッコン陥落の嘆きを謡う吟遊詩人」


・祈りの歌声 祈りの輪に入れない者

そうして、その夜半に仮の宿になる屋敷で 彼等、聖ヨハネ騎士団の騎士達は
祈りを神に捧げていた。

聖句に 神に捧げる祈りの聖唱 それは紡がれて来たもの 魂に響き渡る歌声が
響き、ゆっくりと詠唱の歌声が静まりゆく 

紡がれた救いへの祈り 天国の門への道に・・

時に狂おしく、残酷な現実の中
誰しもが高みにある天国の門に…無事に到達することを望む。

修道僧である彼等の職務は、騎士としての役割だけでない…‥
修道僧としての祈り
特別な目的と任務で課せられた施政院、病院での奉仕、医療活動 人々の救いの為に

ザアアア‥雨の音‥マルタ島の地で岩肌を打つ雨音

すぐ傍で、建物の外で 降り始めた冷たい夜の雨に打たれながら
祈りの輪に入る事が
許されない者が悲哀の表情、静かなる諦観に満ちた表情をさせながら、聞いている。

漆黒の闇色の髪が雨に濡れている。

この時、哀しい見捨てられた
子供のような瞳をした者、彼は雨よけのフードも着ずに

人よりも長い時を生きてきた
青い瞳、少年の姿の吟遊詩人、今では人ではない魔物が……
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