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エッセイ・考察

ぽんぽんぺいん

作者: hhh


自分は幼少のころから夜中の2時3時によくおなかを痛くして

トイレに行って1時間ぐらいこもっていた。


まあはっきり言ってこの時の経験で死というものを

身近に感じていたのである。


何もわからない子供の時に夜の真っ暗な中、田舎のボットン便所へ行って

一時間も用を足すというのは正直恐怖でしかなかった。


まず、腹痛の恐怖である。

このまま腹痛がひどくなり、声も上げれなくなって死ぬのではないかと

常に感じていた。


さらに家も古かったので便所の床が抜けたりとか足を滑らして

くみ取り槽に落ちてしなないかの恐怖である。


もっと言えばこの状況を知っていた父親がからかって便所の前の庭は

昔墓場だったとか言ったりしていた。

それでお化けや幽霊的な何かに対しての恐怖も追加された。


こういった経験から子供のころはいろんなパターンで死ぬ夢ばっかり

見るようになった。


例えば怪獣映画を見たときは怪獣に家ごと踏みつぶされる夢。

宇宙人と戦争する映画を見たときには宇宙人になにかわからない

ビームで殺されたり、解剖されたりといった夢。

ホラー映画を見たときには、チェーンソーでバラバラにされる夢や

喉を掻っ切られて血を噴出して死ぬ夢。


夢でいろんな死に方をしたものである。


後に隆慶一郎さんの死ぬことと見つけたりを読んだ時には

やり方は違うながら死への恐怖の克服を行っていたのだと気が付いた。


人間は最後は死ぬことは確定している。

だからこそ生きている時に何をしたのかが問われるのだろう。


自分は今の生としては世の中に問うて評価をいただいたなにがしかはもうある。

なので今後は余生としておなかが夜痛くなりつつもゆっくりしていくつもりだ。



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