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訓練1

「では~、今から転移で場所移すわよ~。ちょっと揺らぐ様な感じがして気持ち悪くなるけど気をつけてね~。」

「え?気持ち悪くなるんですか?」

「そうなのよ~。転移酔いって言って~初めて転移を体験した人の多くが気持ち悪くなっちゃうの~。エロエロ~だよ~。」

「いや、そんな吐き出す音を声に出さなくていいですよ・・・。」

「そうなの~?じゃあ~説明もしたし~行くね~」

「え?あ、ちょっ!」

「転移~!」



「おぇぇぇぇっ・・・。」

はい。見事、転移酔いになり俺は転移した場所で吐いてしまった。吐瀉物については自然と消えるらしいがなんとも言えなかった・・・。あと、食事中の皆様は失礼しました・・・。



「う~ん、リョ~ジ君~大丈夫~?」

うん。この神様絶対天然入ってるよな?入ってなければ説明だけしたあとすぐに転移はしない。せめて心構えだけはさせてほしかった・・・。まさか一瞬で目の前がぐらついて平衡感覚がなくなる感じはものすごく気持ち悪くなるとは思わなかった・・・。彼女曰く、慣れればこの酔いはなくなるらしいが慣れるまで転移を続ける事はしたくない・・・。

「全然大丈夫じゃ無いです・・・。今もグラグラして吐きそう・・・。」

「う~ん、仕方ないな~。じゃあ~これを掛けてあげる~。『リフレッシュ』~。」

そうミルスラ様が手を向け唱えた。

「ん・・・?あれ?さっきまであんなに気持ち悪かったのに・・・?」

「今のは~『リフレッシュ』と言って~、相手の状態異常を元に戻す上級回復魔法だよ~。」

「え?『リフレッシュ』が上級?ゲームでは序盤に出るのに・・・?」

「ああ~。君が言っているのは~全然違うよ~。回復魔法で初級なのは~『パラライズアンチ』や~『ポイズンアンチ』と言った~単体の状態異常しか治せない魔法の事だよ~。『リフレッシュ』は~すべての状態異常を回復させるから~詠唱も難しくて~上級に分類されてるの~。」

「へー。え?ミルスラ様ってゲームとか知っていたり・・・?」

「うん、知ってるよ~。RPGだったり~FPSだったり~色々やってるよ~。今はやっと入手した~P〇4のモ〇ハンをやってるんだよ~。マム・〇ロト強いよね~。」

まさかのこの神様、ゲーム好きでした・・・。というか仕事してるのか・・・?

「いや~、夢中になってて~、この間~私の眷属に~「仕事して下さい!」って怒られたんだよ~。」

やはり、仕事してないので怒られていたようだ・・・。


「じゃあ~、今から君には~魔法の基礎である魔力操作と魔力制御をたっくさん練習して貰います~。」

「魔力操作と魔力制御ですか・・・。」

「そうですよ~。これを疎かにする人など魔法を使う資格なし!って言いたいくらいですよ~。」

ミルスラ様のほんわかした雰囲気が一瞬絶対零度に変わった様な気がした・・・。それほど重要なのか・・・。

「まずは~、魔力操作です~。これは~自身の魔力を呼び水として~大気の魔力を集めて魔法という現象にするための技術です~。大気中の魔力を使うことで~必要魔力を少なく出来るんですよ~。」

ミルスラ様の説明はのんびりとした口調だが良くわかりやすかった。魔力操作では自分の腹の下にある丹田を意識して魔力を感じる事から始まった。


「えーっと、最初に自分の腹下を触ってそこを意識する・・・。」

目を瞑って集中してみる。

「ん?この熱い感じが魔力かな・・・?」

「お~。ほんの30分で感じれたのか~。地上の人たちだと2,3日かかるのに~。思ったより才能あるかもね~。」

「え?数分程度だと思ってたんですが30分たってたんですか・・・。」

「じゃあ~今度は~その感じた魔力を丹田を心臓に見立てて~血液の循環をイメージして体全体に~満たしてみて~。」

ミルスラ様の説明の通りに丹田から魔力の循環するイメージをしてみた。

「・・・・おー、なんかすごく体がポカポカしてきた・・・。」

「うん。それが~魔力活性化って言って~身体強化の基礎になるものだよ~。でも~今は循環を無意識に出来るように続けてね~。」




 リュスカ

高峯 良二がミルスラと共に行った。なので、妾は残った後始末を片付けるかの。あ、でも大丈夫かの~・・・。紹介した妾もじゃが、ミルスラは魔法に関すると一切妥協なんぞせぬからな・・・。



 良二

俺はその後ずっとミルスラ様の監視と助言をされながらやっと常に魔力循環が出来るようになった・・・。正直魔力循環の訓練だけでここまで疲れるとは思わなかった・・・。時に循環に集中してるときにいきなり脇をくすぐりに来たり、水魔法により上から水を落とされたり、フルマラソンや腕立てなど激しい運動をしながら循環させられたりと色々と・・・。ただ楽だったのはマラソンや腕立てしたりしているとき体が動かしやすくなっていた点だった。これでも27歳。最近では運動もしなくなってきており、会社でもデスクワークが中心。ミルスラ様がフルマラソンのタイムを計っていたことに驚いたがタイムが1時間と世界記録より速く走っていた事が一番驚いた。



「うんうん。どうやら自分が~こんなに速く走れた事に驚いてるんだね~。それが魔力活性化の恩恵で~身体強化なんだよ~。身体強化によって身体が魔力で強化されるから~普通の時より何倍も力が出るんだよ~。あと~、ここの空間では~常に魔力が回復させる空間になっているから気づかなかっただろうけど~だいぶ魔力が鍛えられて魔力量が増えてるんだよ~一石二鳥だね~。」

「これが身体強化の効果か・・・。」

正直、いつまでこの訓練をさせられるのかと不安になっていたがこうして目に見える変化があると嬉しく感じる。

「じゃあ~、魔力操作の訓練は続けるけど~次は魔力制御に入って行くね~。魔力制御を練習するためには~魔法を使っていかないとだめなんだ~。だから君の使える属性の初級魔法を教えていくね~。最初に土属性の『アース』『クリエイト』『クエイク』ね~。」

『アース』・・・土属性の基本中の基本で土を操り玉の形にして打ち出す。

『クリエイト』・・・土を操りイメージした形へと変形させる。主に工学でよく使われている魔法。

『クエイク』・・・地面を揺らし相手を足止めする魔法。ただし、空を飛べるものには当たり前だが効果は無い。

「まず~、『アース』ね~。これは魔力操作が出来る人なら~誰でも使える初心者魔法だよ~。因みに~、魔法とは~イメージがものを言うから~常にどんな効果を発揮するのか~考えるのが~コツだよ~じゃあ~この的に当てていこうか~。」

そう言うとミルスラ様は『クリエイト』で土で出来た人型の的を用意した。その的は土で出来ているとは思えないほど精巧に作られており、この神様の実力を表していた。


「『アース』!」・・・「『アース』!」・・・「『アース』!」・・・・・・



「うんうん。これで~他の人が『アース』を発動させるのに~5の魔力を使うのに対して~君のは1まで減らせたね~。」

や、やっとミルスラ様から及第点を頂いた・・・。『アース』を打ち始めて10回ほどで土魔法に『アース』がイデアに刻まれたと自然に分かった。イデアとは簡単に言うと自分が使える魔法を魂に刻み込まれ記憶される一種のファンタジー要素だ。ミルスラ様に聞いてみても自分たちにも何故そうなっているのかは知らないらしい。ともかく、そのことを報告すると「今度は~出来るだけ消費魔力を~抑えれるようになりましょう~。」といい笑顔で言われた。また、平行して『クリエイト』も習得し、制度を高めるため自ら的を生成し、壊すという事を繰り返していた・・・。正直、このセットを100を超えた後、数えるのは諦めた・・・。まあ、これを繰り返しとことで『アース』と『クリエイト』の消費魔力は下がり、制度もミルスラ様よりは劣っているが上がっていた。あと、気づいたのだがイメージがしっかりして魔法を発動すると無詠唱で発動出来るらしい。これにはミルスラ様もこんなに早く無詠唱で発動出来るとは思っておらず、驚いていた。まあ、この作業を繰り返すのも飽きてしまうので『アース』の打ち出す数を1個から20個まで変えてみたり、『クリエイト』で作る的をなんかのアニメキャラのフィギアにして『アース』で壊すのがもったいなくて端っこに避けて置いたなど遊んでいたのはご愛敬だろう・・・。その後、『クエイク』も同様に訓練し、また余波でフィギアが崩れてしまい落ち込んだ事もあったが消費魔力も下がり、威力も上がった。・・・・実際、これはマグニチュード6強はあったと思う・・・。初級でこの威力って・・・。まずくないか・・・?

まあ、威力についてはあとあと考えるとして・・・、ミルスラ様に中級の『アースランス』、『アースウォール』、『アースシールド』、『アースニードル』、上級の『マウンテンプレッシャー』、『グラウンドインパクト』、『メテオ』などを教えて貰った。その詳細がこちら。

『アースランス』・・・土を操り、槍の形にして打ち出す。特徴は槍なので貫通力が高く、また速度も速い上に消費魔力は中級では一番低く、多くの魔法士に使われている魔法。

『アースウォール』・・・土を操り、目の前から20メートル先の間で任意に壁を生成する。込める魔力の量によって厚さ、強度、全体の大きさが変化する。

『アースシールド』・・・土を操り、ドーム型に形成して敵の攻撃を防ぐ。込める魔力の量によって厚さ、強度、全体の大きさが変化する。また、弱点として自らの視界を塞いでしまうので使うタイミングは間違えないように。

『アースニードル』・・・土を操り、無数の針を地面から伸ばす。込める魔力で太さ、強度、長さが変化する。主な使い方だと『クリエイト』で落とし穴を掘り『アースニードル』で針山を作るトラップや槍衾として防衛によく使われる。

『マウンテンプレッシャー』・・・質量のある大きな岩を相手の頭上から落とす。その威力は中級の竜族すら殺しえる。

『グラウンドインパクト』・・・地面から噴火したように土属性の魔力を放出させる力業。魔力を大きく消費するが地上にいる生物を根絶やしに出来るほど高威力。ただし、味方も巻き込む無差別攻撃なので注意。

『メテオ』・・・『マウンテンプレッシャー』を連続で落とす様な魔法。しかし、その姿はまさに隕石群。

この魔法が使われた後は無数のクレーターと衝撃波でめちゃめちゃになる。


俺はこれらの魔法を習得、及び消費魔力の減少、威力増加に成功し、次はゴーレム魔法へと移っていった。



次はゴーレムを生成していきます。

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