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異世界への転生1

途中変なところで切れますのでご了承下さいm(_ _)m

「グスッ・・・えっと、妾は創造神様の20柱の眷属の1人で地球の管理を任せられているリュスカというのじゃ。本来の名前は長ったらしい上にお主には発音出来んのでな、便宜上こっちで呼んでくれなのじゃ・・・。」

「私はリュスカ様の筆頭眷属をやらせて頂いてます。イルスと言います。以後お見知りおきお願いします。」

先程まで土下座をしていたこの幼女はどうやら創造神の眷属の1人で地球の管理を任されているほど偉いと・・・。正直あの茶番を見せられたおかげ?なのかあまり威厳が感じられないという・・・。

女中さんもといイルスさんは最初の姿と自らの主人にお仕置きを実行する姿などから腹黒い一面があり本能が逆らうなと訴えてきているような感じがする・・・。

「高峯 良二です。何故ここに居るのかよく分かってないのですが、兎に角ここは地球のどこでもないっという部分は認識出来ました。」

俺がそう話すとリュスカ様は顔をしかめ、イルスさんはそんな主を半眼で見ていた。

「えーっとじゃな・・・。まず、お主には謝罪しないといけないんじゃ・・・。まず、お主は死んでしまったのじゃ。」


は・・・?


「本当にもうし・・「ちょっと待って下さいよ!」ふにゃ!?」

「死んだって!そんな簡単に!それに家には清花が居るんですよ!?彼女は今後どうすればいいんです!?」

「ちょっちょっと待つのじゃ!お主の言い分は分かっておる!ひとまず落ち着いてほしいのじゃ!」

「これが落ち着いてられますか!?俺が死んで清花が知ったらどうなるか・・・。」

「それも分かっておる。今回のお主の死は完全にこちらの不手際。なのでアフターケアに関してもしっかりしているのじゃ。」

「あまり納得いきませんが・・・。具体的には・・・?」

「まず、主の言う清花、いや、高峯 清花殿には運命操作をして病気1つ無く過ごせるようにすることじゃ。

次はあまり確約は出来んのじゃが・・・。管理神としてあっちこっちに掛け合って最終的に主の元に転生させることじゃ。これに関しては自殺でも何でも無く寿命を迎えてくれたら出来る事じゃ。最後に主の声を清花の元へと届ける事が出来る事じゃ。何分、管理神という仰々しい肩書きを持ちながらも地上に干渉出来る権限はあまりなく、あっても条件がとても厳しいんじゃ・・・。今回はこれで許してほしい・・・。」

「・・・・・・。・・・分かりました。許す許さないは別として今はこれで納得しておきます。」

「うむ。本当に今回は申し訳なかったのじゃ・・・・。」

あまりリュスカ様の謝罪については納得は出来てないが何も出来ない自分はただこれを受け入れるしか無かった・・・。とにかく、今は清花に送るメッセージについて考えよう・・・。






  リュスカ

今回はとんでもない失態を引き起こしてしまったんじゃ・・・。妾が運命操作をしている途中、急に鼻がムズムズしとうてクシャミをしてしまったのじゃが、そのとき誤って高峯 良二の運命を変えてしまったのじゃ・・・。本当は地獄の閻魔より依頼があり、高峯 良二が務めている会社の近くにある金融会社の社長が賄賂、脱税、殺人など多くの罪を犯しており、地獄からも許容出来ないと言うことで天罰という地獄送りにしてほしいと言われたんじゃ。そして、妾は建設中のビルの建材が落下し対象が死亡、そして彼の者の秘密が暴かれるという運命操作をしていた。しかし、妾のクシャミによって運命は変わってしまい、高峯 良二の命を奪ってしまった・・・。幸いというか何というか高峯 良二の秘密はそこまでなく精々家に置いてあったPCのファイルに高校当時に隠れて収集していたエロ画像が高峯 清花に発見されたということじゃろう・・・。いや、当の本人に関しては黒歴史みたいなものを最愛の妻に見つけられるという恥をさらしてしまったのだから無事というにはちょっと難しいのじゃろう・・・。一応あとで伝えておくかのう・・・。

取り敢えず今後の事と高峯 良二の転生させる世界についても決めなくてはな・・・。




  良二

リュスカから俺が死んでしまった経緯を聞き、その後清花が俺のPCに入っていた消し忘れたエロ画像を見つけたと聞いたとき年甲斐も無くその場でゴロゴロと悶え転がってしまった・・・。こういう黒歴史は特に身内に見つけられるとものすごく恥ずかしい・・・。皆もこういうのはきちんと消せているか確認するのをお勧めする(一体誰に向かって忠告しているのやら・・・。)。


清花に見つけられた恥ずかしさで少し頭がおかしくなったようだが、兎に角リュスカ様に清花に伝えるメッセージを伝えて送って貰った。どうやら夢を通して神託を下すような感じでメッセージを伝えるらしい。これがきちんと清花へ伝わると良いのだが・・・。

リュスカ様がメッセージを送り終わると今度は俺の今後の処遇について話した。(そういえば、死んだと伝えられてパニクってここら辺の話を全く聞いてなかった・・・。)

まず、一番は異世界転生すること。一応現世に転生出来ないのか?と聞いてみたが出来なくも無いが世界には許容出来る魂の数が決まっており、またその許容量ギリギリでないと世界は存続出来ないらしい。今回みたいに想定していない人間の死というものは世界の崩壊の原因になるらしく人の生き死の運命は神たちの手でしっかりと監視しているらしい。なので神による人の運命をねじ曲げての強制的な死はあまり行なわれない。(というか、この神!あともうちょいで地球滅亡させかけたのかよ!)また、俺が死んで空いた魂は転生待ちだった別の魂が入っており次の転生は3億年後らしい。因みに天国と地獄の時間は現実の時間の流れと同じなので3億年待たなければならない。確かに転生するだけで3億年待つ義理はあまりないと思っている。むしろ、俺にとって清花が居れば良いのだが一緒になるには清花が寿命まで生きなければならないということだからな・・・。2番目は人間でない別の生き物へと転生するかだが、さすがに違う生き物へとなりたいという願望もないので俺は異世界転生を選んだ。


「では、異世界への転生にするんじゃな?」

「ああ、それで頼む。」

「うむ。では、お詫びも兼ねてスキルを10個選んでほしいのじゃ。」

「ん?ラノベでは普通チートスキルを1,2つ貰うものじゃないの?」

「らのべ?ああ、お主の地上にあった読み物じゃったな。話はあまり知らんが創作が好きな者たちがかいてるものじゃったな。」

「そうそう。それ。」

「まあ、ちーとと言うのもよくわからんのじゃがな。基本、世界を揺るがすような強力なスキルなんぞ存在せんわ。あるのはその個人が培った修練と努力だけじゃ。スキルに頼るような者なんぞ早死するような世界なんじゃぞ?」

「え?俺が転生させられる世界ってそんなに危ないの?」

「むしろ、お主がいた環境事態が異常じゃ。なんじゃ?危険な生物もおらず、戦争や内紛のない世界とは・・・。」

あ・・・。管理してる神自体が日本はおかしいって思うほど平和だったんだ・・・。

「取り敢えず話を戻すぞ。まず、基本に個人には最低でも10個のスキルは生まれ持っておるんじゃ。例外は才能や運良く10個以上スキルを得られた者じゃな。まあ、修練や努力で新たなスキルが開花するのじゃから一番大切なのはそのスキルを熟知し使いこなす事なんじゃ。」

「ふむふむ。」

「まあ、生まれたときのスキルはランダムじゃからの。使いこなすのは難しいのじゃ。よく分からない組み合わせや使い道のないスキルなんぞごまんとあるからのう。」

「へー。」

「あと、ここだけの話にしてほしいのじゃが。スキルは遺伝によって繋いでいくことが出来るのじゃ。なので貴族なんぞが良いスキルを持っているのう。」

貴族なんているんだ・・・。

「スキルについては大雑把にこんなもんじゃ。理解出来たかの?」

「ああ、何とか出来てるよ。」

「失礼します。お茶のお替わりを致しました。」

「あ、イルスさん。ありがとうございます。」

「・・・・。のう。お主。」

「ん?なんだ?」

「なんで妾にはため口でイルスには敬語なんじゃ?一応妾は神じゃぞ偉いんじゃぞ!」

「えー・・・。そりゃ、最初の姿を見ればな~・・・。威厳もへったくれも無いし・・・。そりゃ、イルスさんは丁寧に返してくれるし(あと絶対に逆らえないから。)。」

「高峯様、何か言いましたか・・・?」

「い、いえいえ。な、何も言ってないですよ・・・?」

「そうでしたか。では、ご用がありましたら何なりと・・・。」

あ、焦った・・・。お茶のお替わりのあと部屋から出て行ったのに急に出てきたよ・・・。絶対あの人を怒らせないようにしよう・・・。因みに俺はとっさで後ろを向けずに答えたが、顔の見える向きに座ってるリュスカ様はイルスさんの顔を見てまた半べそをかき始めてた・・・。イルスさんの顔はきっと恐怖を思わせる笑顔だったんだろう・・・。


「ヒック。で、ではお主のスキルを選択していくのじゃ~・・・。」

イルスさんの顔を見た後、半べそかいてので落ち着いてきてからそう言い出した。ほんと、この目の前にいる幼女は地球の管理をしている神様なのかって疑問を抱くようになってきた・・・・。









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