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俺は平穏に過ごしたいだけなんだ!!   作者: 社畜人 紫護
一章 呼び出された生贄達(勇者達)
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邪神覚醒

意識を覚醒させ、起きて見れば、両手両足、胴体から頭にまでバラバラに外され本体であるソウルコアの自分はヘルムに呪符みたいな紙を貼られ固定されている。


気分を落ち着かせ、目庇から微かに見える景色は暗く、石畳に煉瓦で作られた一室。


まぁ、牢獄で監禁されてるとでも思えば良いのだろう。


せっかくなので深く思考に浸ろうと思う。


人間はどうすれば壊れるかについてだ。


最初に理不尽に放り込み、絶望させた後淡い期待や希望を見せた後に完膚無きまでに叩き潰し、破壊し目の前で大切なモノを殺し、壊せば希望は消える。


だが、壊れない人間もいる。


その人間をどうすれば破壊出来るだろうか?


例えば、自身に内包している魂達の感情をずっと聴かされば壊れるだろうか?


虫に外からと内から喰わせれば壊れるだろうか?

永遠に死なず、再生し、永遠に喰われ苗床にされる、嗚呼! 素晴らしい!


だが、足りない。


人間の輝きや生きようとする本能をズタズタに再生不可能なくらい破滅させねば何度でも立ち上がる、それが人間の中では勇者、英雄と呼ばれる人外


他の人間から力や感情を盛り上げて貰い、友情で勝つなどと反吐を催すリアくず共の友情、愛情、恋愛感情を破壊して殺すか、目の前で死者達に犯させればどんな感情を見せてくれるか、とても楽しみだ!


それとも、拷問器具や処刑道具で公開して民衆共になじられながら死なせるのも喜悦やもしれんな


クツクツクツと嗤いが絶えなくなる。


そう、これこそが喜怒哀楽の喜だろう!


魂の色だ!


そうだ、これこそが『我』の本質なのだ!優しい?そんなんで何を報復、復讐がこの惨めな心の空洞が満たされるのか!


そうさ、神薬を作り、死に難い身体を作らせ永遠に嬲り殺す、犯し尽くす、元の世界になど返してタマルモノカ!


コノセカイデワレノイカリヲカナシミヲキザミツズケテコウカイサセレクレヨウ!


ずっと我慢などもう耐える事などしなくて良いのだ!

箍などとっくに外れているのさ、自分が大事だと思うものだけを護り、それ以外は後悔させ怨嗟を聴きながら絶望に浸して真っ当では無い死をくれてやろう!


「ふ、フフフ、フハハハッ!」


自然と笑いが込み上げ笑ってしまう。


狭く暗い密室に響く笑い声。


だが、直ぐに止まってしまう。


「嘆かわしい、神ともあろう者が堕ちるなどとは、見るに堪えんな」


目庇からは見えないが気配はする。


「もう笑いは終わりか、そうか、凡夫よ喜べ、貴様の大切なモノを奪いき来てやった。 気付いてはいると思うが、この国に人間が攻めて来る、そして私も梃入れした也、貴様が護らんとゴミの様に魔が死ぬぞ、残り2日の猶予の中考えるのだな、さらばだ凡夫よ」


そう言い残し、気配が消える。


そして幻視するは、我の下に集いし父と慕う子供達が血の海に沈み我へ手を伸ばし事切れている姿。


そうか、ならばその悉くを破壊、蹂躙無ければ行けないな、国に至るまで。


そして己に問いかける。


今休んでいていいのか?

失うか?

何をすべきなんだ。


判り切ってるさ、この拘束を引き千切り攻めて来る国に警告し、攻めて来るならば国崩しをする迄の事、そしてあらん限りの時間と魔力を使い壁を作り護る。


それが今の最善


行動を開始しようじゃないか!


ソウルコアから魔種を産み落とし魂の雫を魔種に垂らす。


そうするだけで、魔種が芽吹き触手が生えるそして目庇から細い触手を出し呪符を剥がし、室内に触手を伸ばし張り巡らせる。


それをする迄に二十秒、そんな事をした事で石畳の一室は魔界へと変化し、更に力を増した触手を使い各部位の拘束も引き千切る。


自由になったパーツを集め器を完成させる。


そして眼前に佇む邪気やよからぬ波動を発する漆黒に染まりし龍を模った全身鎧。


自分自身で浮遊し中へ入り込むと、安心感が湧く。


あぁ、やっと心と身体が一つになったのだと。


試しに全身を動かし動作確認すると問題無く動く


今は復讐などどうでも良い、自分の充足こそ第一なのだ。


さて、始めようか。


この一室から世界を変えてやる。



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