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俺は平穏に過ごしたいだけなんだ!!   作者: 社畜人 紫護
一章 呼び出された生贄達(勇者達)
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魔獣、粉砕! 武器不要説

朝起きたら夜華さん以外のアルティメット・ワンの方々がいなかった。


夜華さんの話ではまた呼び出せばくるとの事だ。

夜華さんは自分の身体、精神面での混濁が無いか質問した後安心したのか大人しくなった。


また暴走しないか心配だったとの事だが、憶測では久木では止められず殺される、夜華さんがやれば自分が木っ端微塵らしい、つまり暴走したら死ぬ事が決定したのである。


それを聞いて暴走しそうになったら魔王様に乗っ取りをして貰う事になった、決してこんな所で死にたく無い、実際、勝手に呼び出されてこの世界の事情で迷惑な者を殺して来いなんて言われ、行くしか無いとかストレスが溜まるし、やってられない、ましては援軍や補助が無い中で行けと言うのだ、感情が無いから怒りなど不条理を感じ無いけど、平和な世界からいきなり殺して来い、お前らは神から恩恵を授かったんだから出来るだろ?って当然の様に言われて出来る様なら苦労はしないし一般市民に何望んでやがるって感じだ、だけど、クラスメイト達と分けられてテメェだけで行って来い、訓練だけはさせてやるよって小王国だからってそれは無いだろって、大国でも護衛や食料、馬車の用意などしてくれた方が少しはマシってもんだ。


今更だが、そんな思考が湧き出てくる、で、なんでこんなに感情の枷が外れかけているのかと言えば、地揺れがさっきからドドドドドッ! って感じで治ってくれないのだ起きて、料理をしようとしても揺れで零れる、結果野菜を生で食べるしか無い、 しかも長時間と来た、それはイラついても仕方ないと思うのだ、久木は石ころを拾ってお手玉をしながら歩いているくらい余裕みたいだが、自分は揺れが嫌いだ、気持ち悪くなる、つまり三半規管が弱い、弱いとだんだん気持ち悪くなるイコール吐きそうで不機嫌、 わかって貰えただろうか、現在進行形で不機嫌なのだ、さっきから色んな事を考えているのは気を紛らわしているだけ、実際もう限界


そう思った時、ドカンッ! と破砕音が近くで鳴り地面は更に揺れ響く、 そして地面から出てきたのは文献などで見たことのある魔獣、ロックワームと言う体表を岩石で覆われ、その口は山を削る程頑丈だと言われている、地面から行き良いよく飛び出し、空中で体制を整え対象を捕食と同時に地面に潜っていくタダの空飛ぶクソ芋虫である。

それがさっきから自分の周りを飛び回り金属を擦り合わせて出た金属音を響かせている、 不快でしか無い、あぁ不快だ!


そして幸いか、夜華さんの近くにいる久木はロックワームに狙われる所か一匹たりとも蠢いていない、つまり自分だけを狙った精神攻撃


ここで、ロックワームの狩りの仕方を教えよう、奴らはまず群れで行動し獲物を見つけたら周りをドッカンッ!ドッカンッ! と轟音を鳴らしながら逃げ道を塞いで行く、そして唯一開けられた道を歩くと、周りの空いた穴から飛び出してきて捕食し地面に引き摺り下ろした後、吐き出し全員で食いちぎって行くと言う生態、つまり、自分の前にあるその道を歩くと、あら不思議、飛び出してきていただきまーすとお口全開でご開帳してくるのでギリギリまで惹きつけて躱し地面に着く直前で右の籠手に魔力を送りブン殴るとのたうち回るのを想像してたのだが、結果は、粉砕してしまいました。


師匠、害虫がミンチです、お肉勿体ないです。


脳内の師匠が「力の調整をしゃんとしろッ! 食料が勿体ないだろ!」って怒ってますなので素振り用に用意した鎧と同じ混合金属で作った剣(刃は潰してます)の腹で二匹目を叩いてみましたが、首が地面に潜り胴体だけ吹っ飛び失敗、なので三匹目で軽くビンタしたら上手く行ったので次々とビンタをかまして行き、なんと群れで八匹いた計算になりました。


そして、ストレス発散の為、ロックワーム六匹を籠手を脱いで素手で殴り鳴いて喚いても殴り、殴り、殴り続けると楽しくなってきて他のロックワーム達に見せつけながら一匹ずつ殺して、残り一匹は口の中にある何重にも生えている牙を抜いて行き、地面に立てても潜れずピンと塔の様に真っ直ぐと立っているので口周りにスキルで作った返しつきの矢じりとダイヤモンドを用意して矢じりを刺しダイヤの線を巻きつけ締め上げて最後には体表がダイヤモンドの硬さに負けたのかギャリギャリと言う不快音を立てながら食い込んで行き、首チョンパ


そこまでして、ストレス解消です。


見てた二人はドン引きでした。

手を振っても首を逸らされる始末、ちゃんと食料確保したのに、家畜を殺すのに感情移入なんてしてたら食べられないよ、なんで?


そう思って近づいても、離れて行くし、もう、感情の起伏は無いから大丈夫だよ〜って声をかけて10分くらいした後やっと近づいて来てくれた。


その間ロックワーム達の血抜き、体表削りなどをして収納していました。


そして、二人から一言 「やり過ぎ」


解せない。

知識は武器になります。

生態を知っていれば主人公の肉体スペックであれば殆どの魔獣は一発即死です


師匠のゼメスさんは鍛え過ぎて手加減の仕方を教えて無いので工夫をしないとミンチです。

【農民基準】

騎士達など各職業の方は、職業によって経験値など行動によって経験値を稼ぐので、何が言いたかと言うと、農民達は畑を耕す、種を蒔いたりなど自然を育みなどをすると経験値が入ってきてきます、そして肉体強化もされます。


つまり、この世界、農民が有利です、次に主婦、王族、貴族、騎士など、才覚によっては強いですけど日常的に動く人達が強くなって行くので、暴動、反乱などされたら一夜城確定です。


農民最強説です。


小王国などはこの事を知りません。

大国は知ってますので善政をしないと食料、人材、その他諸々の痛手を一挙に被るので大国の王様はとてもまともです。


ただ、他の国では特化してないと生きて行けなかった国もあるのでそれぞれ違いますが、農民を無下にはしないのが普通の世界です。

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