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俺は平穏に過ごしたいだけなんだ!!   作者: 社畜人 紫護
一章 呼び出された生贄達(勇者達)
3/115

知識

目を開く

目に映るのは大きな玉座と左右に異彩で存在感が有る女と翼をを生やした男

右が右手に大剣、左手には捻れた騎馬槍を持ち翼を生やしている男に向け構えている女

左は翼を生やし憎悪を憤怒を表し女を睨む男、男は左手に折れた剣と右手にはナニカを持っている、よく医療ドラマの手術で見る心臓の様だ。


そう、見れば男は剣は折れ、心臓を握りながら女に立ち向かっている様だ

よく見たら、玉座の上つまりは男と女の真ん中に絵がと文字が書かれている

文字を読もうとしたら、目の前に浮かび上がってきた


『魔王は己の血肉で魔物を生み出し人間を怒りのままに使役して虐殺した、それを見た神々は戦いの女神を使わせ先ず邪神を殺した、邪神と恋仲であった魔王は更に激怒し愛しい邪神の心臓を右手に持ち折れた剣で立ち向かって。

最後は魔王は眷族の前で公開処刑された』

と書かれている

そして、俺の頭に激痛が走った

そして莫大な知識と感情と記憶

恐怖、喪失、悲嘆、憤怒、嫌悪、憎悪、殺意

感情がごちゃ混ぜになり気持ち悪くなるそして記憶が湧き上がってくる

一つは魔王の幸福と喪失、憤怒と憎悪の記憶

もう一つは邪神の幸福と後悔と悲しみの感情が伝わる様な記憶

そして、甘ったるく様な二人の共有の記憶と感情

最後に生物から無機物まで癒す魔法の知識

人を殺す為だけの知識

人から物まで壊す知識

あらゆるものの知識


知識知識知識知識知識知識知識知識知識知識知識知識知識知識知識知識知識知識知識知識知識知識知識知識知識知識知識知識知識知識知識知識知識知識知識知識知識知識知識知識知識知識知識知識知識知識知識知識知識知識知識知識知識知識


そして、魔王が最後に作った全てを喰らいあらゆるものを墜とし存在そのものを壊し失くす魔法の知識が湧き上がってきた


目の前に文字が現れる


『神を喰らい・欲に溺れ傲慢な人間惨たらしく自分が産まれてきた事を後悔させながら喰らう そんな魔法って憧れない?』


いや、全然憧れない

魔王様は物凄い人間嫌いな様だ


『そっかぁ〜 でも、俺たちの記憶を取り込んだという事は貴様は我とイティアの知識と記憶、感情を見たという事だ

ならば、貴様も神々を嫌いになれただろう因みに、因みにだ!イティアは除外だからな! 除外しなければ我が貴様を乗っ取ってから貴様の魂にイティアの素晴らしさと可愛さと愛らしさを刻み込んでやるからな!』


ヤベェ、バカップルだ!

胸がムカムカするし魔王様の邪神・イティアを思う気持ちは凄いほど伝わってくるそして、後悔も哀しみも


『我、いや、私の気持ちに同情してくれるのなら私達の知識を受け取って欲しい。

今は使用出来ないだろうが使える様になってきたから解る

この世界の人間は化け物以上に化け物だ、醜い醜すぎる、私が作った魔物達は親切だが、人間相手には無情で非情だ

そして、魔獣と魔物を一緒にするなよ

いくらなんでも怒られるぞ、魔獣は理性無き魔力を持つ獣、魔物は所謂魔族だ、理性がある因みに獣人族・妖精族・長寿族・龍族・龍神族なども今では魔族になるからな』


そ、そうですか

人間は自分達以外の種族を差別し、排そうとする種族をなのだろう


『最後に魔法をくれてやる・・・間違っても唱えるなよ・・唱えたら生贄魔法・〈サクリファイス〉により貴様の身体は肉塊に変わり貴様の周囲一帯にいる者達まで消滅するからな』


ならトチ狂った魔法を教え様としないでくれよ!


『何もかもが滅び・存在すら許されない・ただ虚無へ帰れ 〈イラメス〉』


イラメス それが魔王様の最後に作った魔法なのか


ふと、意識を目の前に戻したら王様と思われる男が踏ん反り返っていた。


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