未来からの警告
誠一に夜華が誠一が何をしていたのかを伝えた後、其奴らは来た。
始めに察知したのは狼、次にイグドラシルと夜華、最後は狐、猫、鳥、久木、誠一だった。
其奴らはいつからかそこにいた。
空気の様にそこに漂っていたかな様に。
一人は薄幸そうな顔に高価そうな服を着崩した無精髭を生やしているがその眼は鋭く夜華でも気を抜くと気配を嗅ぎとれ無くなるほどに薄い男
もう一人は外見からにして人間では無かった。
三メートルある体高に鍛え抜かれた身体、緑の肌でありながら黒く見えてしまう肌に少し長い鼻、鋭い牙、腰巻きと龍を象られ掘られたチャンピオンベルト、少し醜く見えてしまうが精悍で左頬に三本の傷の付いた顔。
ゴブリン
だが、世間一般では子鬼と言われる程、子供の様に小さく醜悪なナリをしてはいなく、群れのボス、首領、ゴブリンキング、子鬼達の王、そんな言葉が似合いそうな風格を馴染み出しているのだ。
肌など外見を見れば人間には見えないが知性ある瞳を見れば決して、笑う事など出来ようもないだろう。
その二人は武装をしておらず誠一を見て跪き、名を名乗る。
「ワタクシハ、ファウスト、とモウシマス、アルジ、サマ、リュウキ、サマ」
「えーと、ワイはヘーゲルと言う名を主人様から頂いた者でございます 主人様と龍妃様」
ファウストと名乗ったゴブリンとヘーゲルと名乗った無精髭の男
夜華は龍妃様に反応し誠一を見てトリップしている。
ヘーゲルはポツリ、「流石、ポンコツ龍妃様」と小さく呟いていた。
誠一はその二人に語りかける
「いつから、君達はそこに居たんだ? 何をしに来た?」
何時もの如く感情の起伏を感じさせないトーンで喋る
その言葉に反応したのはファウスト
「ハッ! ワタクシハ、アルジサマ、トミナサマ二、ケッコク「警告だファウ」ソウカ、ケイコク、シニキマシタ! ソレト、ワタシノナマエヲ、アルジサマイガイ二省略される事を許してはいないぞ! ヘーヒゲ!」
「オメェ! ヘーゲルだ! ヘーゲル! へー髭って言って良いのは彼の方だけだっての! だからオメェとは来たく無かったんだよぉ! ワイは!」
ファウストもヘーゲルは少しの言葉がきっかけで言い合いに発達した、しかもファウストは怒ると滑舌になる様だ。
「それは私もだ! ンンンッ! ゲホゲホ フゥ〜 スミマセン、ソレデ、ケイコクトイウノハ、アルジサマノアルカレル、ミチヲジャマシテカエナイデイタダキタイノデス」
「それが、どんな酷い未来になったとしても、主人様がどう死んで、しまうかで変わってしまうので何があっても主人様の未来を変えて欲しくないのです。 変えて、主人様が生きていれば、この地上は魂だけが漂い、天界、地上、海を死で溢れかえってしまいますので、それか、神に身を捧げたら憎っくきクソ女神の従僕になってしまいますので、干渉は極力無くて欲しく思います。 死んで蘇ってしまえば未来は良くなりますので、この通り、お願い致します。」
二人は土下座をして頼み込んできた。
「判った、だから、頭を上げてくれる、自分はやっぱり毒殺されないといけないって事で良いんだよね?」
最後に確認するように自分は二人に聞く
二人は恭しくまた頭を下げて「そうでございます。 その時はご辛抱下さい」
「わかった、ありがとう二人とも、じゃ、未来でまた、会おう」
その言葉を待っていたのか、瞼を閉じ、開けた後にはその姿はもう無かった。
周りは重々しい空気で支配され、トリップしていた夜華さんは涙を堪え両手をギュッと握り締め震えていた、悔しそうに、久木は地面を殴って、「暗殺リスト追加だ、毒殺する人間、絶対にタダでは殺さない」と言い獰猛に笑っていた、アルティメットワンズは会議をしているのか、輪になって色々と話していたが、少ししたら終わり狐が「心を強く持って下さいね!」とだけ言い先に寝るよう促して来たので自分はまた寝る事にしたのだが、夜華さんの抱き枕として使われてそのまま夜華さんと寝た。




