序章 最後の記憶
お初でございます。
駄文です。それでも良ければどうぞごゆっくり。
なにも分からなかった。
理解するということにすらたどり着かなかった。
自分にはなに一つ欠けていないと、これで良いのだと思っていた。
その結果がこれだ。わかっているのは体温が下がっていることと、相棒達が離れていくこと。目も耳も機能していない。それでも分かるのだから今までやって来たことも案外、無駄ではなかったということだろう。なのに。なぜどうしてこうなってしまったんだろう。
ーーー貴方の役目はここまでです。
ここから先は僕達の番です。
お願いですから...どうか...
どうか戻ってこないで下さい。ーーー
...そんな泣きそうな顔して言ってんじゃねえよ。
もっと堂々と、胸を張れ。
俺の場所を奪ったのはおめぇなんだからよ。
ーーーアンタはもう充分だ。
これからは俺たちがやってやる。
だからアンタは...
もう...見ているだけで良いんだ。ーーー
あぁ。そうしたいさ。だがまだなんだ。
まだやるべき事が残っている。
俺にしか出来ないことが残ってるんだ。
ーーー後は私達が引き継ぎます...
だから...もういいんですよ..楽になっても...ーーー
お前はいつも通りか。とりあえずその顔ぐしゃぐしゃにして泣くのやめろ。綺麗な顔が台無しじゃないか。
あぁ、まったく。実にくだらない...
最後の最後でこれか。
もっと...もっと早く理解できれば
変わっていたのかもな。
違う形になれたのかもしれないな。あぁまったく。
実に素晴らしい奴らだよ。




