結婚当初と現在
ダストとミゼル、結婚当初と現在。
結婚当初の話は今のところこちらに持ってくる気がないのでここで済ませてしまおう(おかしい)
当たり前ですがネタなので本編を楽しむ上で読んでおく必要はまったくないです。
1.
結婚当初
ダスト「明日休みなんだけど良かったらラオフ領を案内しようか?」
ミゼル「ごめんなさい。明日は先約があって……また誘って下さい(にっこり)」
ダスト「一緒に遠乗りに行こうよ。来週どこかで休みを取ろうと思ってるんだけど、いつが都合が良いかな」
ミゼル「ごめんなさい。馬はあまり好きじゃなくて(にっこり)」
現在
ミゼル「ダスト様、明日はお休みなのよね?(そわそわ)」
ダスト「うん。仲の良いやつらと遊びに行くことにしたから俺のことは気にせずミゼルも出かけておいでよ」
ミゼル「(なぜ断った……過去の自分)」
2.
結婚当初
ミゼル「夫婦になったとはいえ今までのつき合いは大切にしたいから、交際のある方とお別れするつもりはないけれど構わないわよね?」
ダスト「う、うん」
現在
ミゼル「(頻繁に他の男と会っているのにちっとも嫉妬してくれない)(悶々)」
ダスト「(機嫌悪いなあ……俺と一緒にいるのやっぱり楽しくないのかな)
3.
結婚当初
ダスト「夜会は苦手なんだよな……(ぼそっ)」
ミゼル「(ダスト様って本当に邪魔。夫婦で招待されるから無理矢理連れ出しているけれどろくな知り合いがいないし……少しは貴族らしくしたらどうなのかしら)」
現在
ダスト「みんな俺に構ってくれるようになったけど明らかにミゼルのお陰だし、少しは頑張らないといけないんだけど今まで仲良くしてくれた貴族じゃない連中が離れてしまうのは寂しいし」
ミゼル「(困ってるダスト様かわいい)」
4.
結婚当初
ミゼル「(赤と青、どっちにしようかしら)ねえダスト様、夜会につける髪飾り、どちらが似合うと思う?」
ダスト「赤かな」
ミゼル「(即答?)」
ダスト「赤い色、好きなんだろ?(早く決めてくれないかなー)」
現在
ミゼル「ねえダスト様、夜会につける髪飾り、どちらの色が良いかしら」
ダスト「青かな」
ミゼル「(……あら?)」
ダスト「俺の好きな色なんだ(早く決めてくれないかなー)」
5.
結婚当初
ミゼル「グレルがお芝居の特別公演の席を用意してくれたの。帰りは夜遅くなるけれど、もちろん行ってきても良いわよね?」
ダスト「いってらっしゃい」
現在
ミゼル「グレルがお芝居の特別公演の席を用意してくれたの。帰りは夜遅くなるけれど、もちろん行ってきても良いわよね?」
ダスト「いってらっしゃい」
ミゼル「たまには駄目って言いなさいよ(つねりっ)」
ダスト「痛い!!(なんで!?)」
6.
結婚当初
ダスト「ミゼルは地位や権力のある男じゃないと嫌なのかな」
ミゼル「(直球……)自分の立場を確立させておくのは大切なことだと思いますわ。誰からも相手にされなければ貴族として死んだも同然ですもの」
現在①
ダスト「ミゼルはやっぱり地位や権力が好きなんだよね」
ミゼル「(ご、誤解を解かないと……)」
ダスト「取り巻き見てると思い知らされるんだ」
ミゼル「(どうしよう)」
現在② ↑の続き
ミゼル「(このままじゃ埒が明かないわ)私の好みのタイプを教えてあげる」
ダスト「? うん」
ミゼル「つ、強くて優しくて、私のことが好きな人……(チラッ」
ダスト「ふーん(グレルかな)」
ミゼル「(--#)(地位と権力から離れなさいよ)」
7.
結婚当初
ミゼル「……それでまんまと騙されて、招待されてもいない夜会に顔を出して体良く追い払われたっていうの?」
ダスト「気にしないよ。馬鹿にされるのは慣れてるし」
ミゼル「(あきれた)」
現在
ミゼル「……それでまんまと騙されて、招待されてもいない夜会に顔を出して体良く追い払われたっていうの?」
ダスト「気にしないよ。馬鹿にされるのは慣れてるし」
――ぱちん。(扇を閉じる音)
ダスト「ミ、ミゼル!? 本当に大丈夫だから、あまり本気にならないでね!?(目が据わってる! 絶対なんかしそう!!)」
8.
結婚当初
ダスト「クランはさ、あんまり表情が豊かじゃないから最初は慣れないかもしれないけど、悪いやつじゃないから誤解しないでやって欲しいんだ」
ミゼル「もちろんですわ(どうでもいい)」
現在
ミゼル「幼少の頃から仕えているお前なら、どんなことをすればダスト様が喜んで下さるか分かるわよね?」
クラン「どんな風に喜んで頂きたいのですか?」
ミゼル「そうね……これは願望でもあるけれど『俺の奥さんはなんて最高なんだ! 惚れ直したよ! 今すぐ押し倒してもいいかな!?』って言わせたいわ」
ダスト「びっくりしただろ? 無表情がちっとも崩れなくて」
ミゼル「こないだ大爆笑されたわよ」