魔法第七波 サタンとリニカの戦い
「え?どうして・・さっき・・空間の穴は悪魔達が出てきたときに
閉じたはず・・・」
そこから出てきたのは・・・そう・・・サタンだった
「なっ!じゅんり逃げて!!」
じゅんりはまたしても足がすくんでいるようだ。
「はっ!」
私はじゅんりの足元二魔方陣を作り出した。
すると私はバドの羽を拾い、青い光を発して丸い物体を作りだした。
その丸い物体に魔力を注ぐ
すると、カシャカシャと音を立てて分解されてゆき
私の周りで大砲のようなものが浮き始めた。
それはヴィクシアというものだった
「今度は大将さんのお出ましかな?」
「マッタク、アイツラハツカエナイヤツラダ」
「つまり、あなたがじきじきに私を倒しに来たってわけね」
「ソウイウコトダ」
「手加減しないわよ?」
「オマエノホンキナド、ショセンワレニハキカヌ!」
すると黒い物体が私めがけて飛んできた、それを回避しながら
ヴィクシアで攻撃をする。
だがサタンは、それを片手で防いで見せた
「なっ!あれを防げるなんて・・・」
「ドコヲミテイル?」
「え?」
早い!気付い時にはもう遅くサタンは私の真後ろに立っていた
よけようと体をひねらせるがそれもむなしく、手から黒い物体が
私の背中にあたる
「カハ!」
前によろけたところでサタンが私の目の前にきて蹴り上げる。
「あ”ぁ”・・・!」
そして私の上へ瞬間移動して
膨大な魔力を持ったエネルギーをぶつける。
「あぁぁぁぁぁ!!・・あぁぁ・・あぁぁ!」
背中が焼けるように痛い
「はぁはぁはぁ」
「サッキマデノイセイハドウシタ」
どうしよう・・このままじゃ・・
あいつを捕まえることさえできれば・・
そうだ!確かあれが!