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神様の棄児  作者: ryo-KK
冒険者
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検証

ユークの酒癖がナンパな男になると言う噂はコンラット国では知らない者が居ない程に広がっていた。


ユークが酒で酔っ払ったのは昨日の事なのに・・・。


今日は朝から食卓にはワインが並べられていた。


これは侍女達が勝手に用意したものだ。


それ以外でも城にお酒の献上品が送られて来ているらしい。


「ユーク様。暫く町へは行かない方が良いですよ」


エマが言ってくる。


「どうして?」


エマが言うには街の女性達がワインを持って追い掛けて来るからだと言う。


ユークはまさかと思ったのだが、食後部屋でのんびりしているときにセドリックにも同じように注意された。


「街中、噂が飛び交ってますよ。それにほとんどの女性がワインを抱えてました。」


セドリックは通いなので、町中の様子を既に見てきていたのだ。


「そんなに噂になってるの?」


「そうです。昨日の女性達とドリーさんが話して回っているのでは有りませんか」


噂の現況は女性達で、ドリーは全く話して居ない。


何故ならドリー達は情報を独占しておきたかったからだ。


当然ドリーもユークが何時でも飲める様にと2階の部屋にワインを用意してあった。


ユークが2階に行く事は絶対に無いのだが・・・。


ユークは今日、街に行く予定は無かった。


今日は特別な予定も無いのだ。


それならとリオが提案してくる。


「お酒が原因だとするなら、限界を知るのは必要かも知れませんね」


「限界?」


「はい何処までなら大丈夫と理解していればご主人様なら自制も出来ると思います。」


「そうね。城なら侍女達しか居ませんし良いかも知れません。これからも飲む機会は多々あるかも知れませんし。」


と、言う事に成って、朝から飲む事に成った。


「ドリーさんの店でどれ位飲んだか覚えてる?」


ユークはミーシャに尋ねるがミーシャやリオは解ら無いと言う。


ユークの行動に驚いて態々数えていなかったのだ。


何故かエマも参加しての飲み会になった。


参加者はユーク以下ミーシャとリオ、レミーにエマの5人だった。


しかし今日に限って、近くの部屋とユークの部屋の外(廊下)には掃除をする侍女が異様に多くいる。


ミーシャ達は言わ無くても解っているらしく何も文句を言わない。


解り易くグラス何杯で、軟派な性格になるのかのテスト(飲み会)が始まった。


テストだからと言え酒は楽しく飲むものだとレミーは必死に盛り上げている。


「まだ大丈夫そうですね」


2杯目のグラスを明けた時にユークを覗き込みながらミーシャが聞いてくる。


「うん、全然平気」


そうこう繰り返してる間に5杯程飲んでいた。


「ご主人様?」


「ん?」


「いかがですか?」


「なんだか気持ちよく成って来た」


「そろそろ酔いが回ってきたみたいですね」


「そうかな?まだ飲めそうだけど」


ミーシャはそろそろだろうと思っていた。


だからと言って止めようとはしないのだ、


何故ならテストだから変わる瞬間を見るのが目的だからだ。


もしユークが豹変してもミーシャ達の臨戦態勢は整っている。


ミーシャ達だけでは無くエマも既に下着を脱いだ状態で飲まずにユークを見つめている。


そこから更に2杯飲み干したところで、ユークは豹変した。


「あ~ミーシャはいつ見ても綺麗だ。」


「7杯ね」


「そうですね」


ミーシャが言うとリオが答えた。


「これで変わってるの?」


レミーも不思議そうにミーシャに聞く。


「ええ。多分もう限界だと思うわ」


そう言いつつもう1杯ユークに差し出す。


しかしユークは受け取らずにミーシャを抱き寄せて口付ける。


「・・・ミーシャ愛してるよ」


「私も愛してますよ」


「リオもレミーも可愛いね。こっちにおいで!」


呼ばれてリオとレミーはユークに寄り添う。


少し離れた所に居たエマもチャンスとばかりにユークにそっと近づいて来る。


「あれ?エマも居たんだ。エマも可愛いよね。皆最高だ~」


騒ぎながら4人をベッドに押し倒して居た。


押し倒してそのままムフフな時間が始まった。


ユークは1度づつ抱いた後部屋を出て行く。


「やはり移動しますね」


「そうね」


リオは言いながら急いで着替えている。


ミーシャは既にユークについて部屋をあとにしていた。


ユークはと言うと廊下で働いてる侍女に声をかけまくっていた。


「きみが欲しい。今直ぐに愛し合わないか」


等と口説いてはその場で始める始末だ。


勿論、侍女達も最初からそのつもりなので、場所等気にしていない。


最初からこの階にはその気の侍女しか居ないのだ。


ユークが口説かずとも侍女の方から寄ってくると言う自体になりつつ有るが、ユークは片っ端から抱いていくのだ。


近くで働く侍女を抱き終えて直ぐに移動しようとするのだが、ミーシャが無理矢理一緒にお風呂に入りたいとユークを連れて行った。


水をかけて酔いを覚ますためだ。


当然昨日の様に覚醒するのだが、レミーがまだ抱かれ足り無いとお風呂場でも迫っている。


ユークはくるもの拒まず。


否、来ないものまで引き寄せるという方が正しいのだろう。


仕方が無いとミーシャは大浴場にユークを連れて行く。


エマはユークに抱かれたいと言う侍女に声をかけて大浴場に集まる様に指示してから自身も大浴場に向かったのだ。


エマが大浴場に着いた時には既に桃色の世界が広がっていた。


洗い場で、湯船の中で、或いは脱衣所で、既に抱かれた侍女達が休んでいた。


勿論休憩が終われば再戦するのだ。


この日ユークは過去最高人数を相手にする事となったのだが全く覚えていなかった。


気がつけばベッドで裸のミーシャを抱きしめていた。


いつの間にやらクララもその横にいたのだった。


勿論全裸だが今更どうしてと言う必要すらないだろう。


今日はミーシャも水を掛けてユークの目を覚ます事はしなかった。


その事に大した理由は無いらしいが、ミーシャももっと・・・と、思っていたからだろうとレミーがこっそり教えてくれたのだ。


「結局又やっちゃったんだ」


「そうですね。それは限界を確かめる為ですから仕方有りません。ですがご主人様の精力の強さを再認識してしまいましたが・・・」


「そんなにひどかった?」


「酷いと言う訳では無くてですね。精力が旺盛過ぎます。回数迄は把握してませんが50人は軽く超えていたと思います。」


「えっ。全員抱いちゃったの?」


「ええ。私も7回は抱いて頂きました」


「私もそれ位ですが、クララちゃんは3回でしょうか。その後ご主人様は疲れが限界を迎えたのかそのままお休みになられましたから」


「・・・・・・・」


流石にやりすぎだとユークは思った。


「結局何杯でそうなったの?」


「ユークが聞くとミーシャが答えてくれた。


「7杯でした。7杯目で私達に甘いお言葉をかけて下さいましたし、そのままお抱きに成って下さいました」


「7杯か。」


「はい、それが限界だと思って間違いないと思います。お酒の濃度によっても変わると思いますが、4杯位で止めるのが宜しいかと思います。」


ミーシャに指摘されて素直に頷いた。


しかしレミーによってユーク達の寝室に何故かワインが常備されていたのは謎である・・・。


だが飲む限界は知ったのだがエロくなってから覚めるまでの時間若しくは酔って寝る迄の時間も知っておくべきではとエマに言われたのだ。


なぜだかモジモジと太腿を剃り合わせる様な仕草で話して来たのが気にかかるのだが考えない事にした。


「時間を知るよりももっと簡単に酔い醒ましが出来る方法を考えませんといけませんね」


ミーシャの言葉にリオが挙手をしてから答えた。


「ウォータを顔にぶつけるとか?」


「それは良いかもね。」


レミーが賛同するがミーシャはそれも効かないかもというのだ。


何故ならユークなら避けてしまうのではと言う事だ。


しかしレミー曰く酔ってるから大丈夫だろうと言う。


それでは早速試そうと言う事がユークを放置して勝手に決められていく。


魔法と言え水を使うので、広い水場が良いと言う事になりまたもや大浴場に移動となった。


今度はエマによって大浴場に何故だかテーブルセットが用意されている。


しかも酒と肴の用意までしっかりされていたのだが、酒に酔う以前に周りは入浴をしている裸の侍女が大勢居るのだ。


男なら酔わなくても・・・であった。


侍女達にエマが服を着る様に指示を出す。


「皆さんは一度服に着替えて下さい。このままだと検証が出来ません」


しかし侍女が猛反対した。


侍女達の意見は折角のチャンスだから検証云々より抱かれたいと言う事なのだ。


「解りました。酔った状態のご主人様に皆さんが抱かれてから検証しますから服を着て待機して下さい」


ミーシャが抱かせるから服を着る様に言うとキャーキャーと歓声を上げて侍女達は着替えに出ていった。


「又飲むの?」


「はい」


レミーが即答でユークに答えてワインを注いだ。


ミーシャ達は誰も飲んでいない・・・だが用意された肴は一緒に摘んでいる。


「ミーシャ達は飲まないの?」


「私達はもう十分ですから」


「・・・・」


仕方無くユークはグラスを空けていくのだが今度は先程の酒が残っていたのか3杯で出来上がってしまった。




侍女達が一斉にユークに群がるのだがユークは先にミーシャ達を抱き寄せて始める。


「ミーシャ様達ズルイ」と、言う声も聞こえたが、妻の特権とばかりに無視してユークを受け入れる。


またしても大浴場は朝・夕続けての桃色空間と変わり果てるのだが、ミーシャ、リオ、レミー、エマとユークが抱き終わった時にミーシャの指示でリオは【ウォーター】を発動させた。


「「え~~~~~」」


侍女達のブーイングの中ユークは酔いから覚めた。


「先程、私達だけズルイと誰かが言いましたね。その罰です。貴女達は勘違いしている様ですからもう一度言っておきますが、ご主人様が自身の意思でお認めになった場合は貴女達にお情けをかけるのを私達は認めると言った筈です。今回の事は貴女達から抱かれたいと言った時点で規約違反してるのですよ。それを大目に見ようとしてるのに『ズルイ』とは何ですか!本来なら妻である私達以外は認めないとも私達は主張出来る立場なんですよ」


ミーシャが侍女達のブーイングを黙らせる様にきつく言い放つのだが、エマも抱かれた事を侍女達は揚げ足を取る様に指摘する。


しかしリオがエマは最初から服を着ていた事と自分からは何も言っていなかった事を告げ最後に魔法の発動にも時間が掛かるからエマ位までは仕方が無かったと誤魔化した。


確かにリオの言う事も半分は正しいのだがリオが抱かれてからレミー、エマと抱かれる間に時間がかかった等と言う事は有り得ないのだ。


もし本当に時間が掛かるならSランク冒険者としては失格だと言える。


皆はこれ以上言うと今許可されている月1の日迄却下されるかも知れないのだ。


なので、何も言えず我慢するしか無かった。


ミーシャ達はあまり言っても仕方無いとその場を後にするのだが、今月は+1回お情けの日を増やすと約束していたのだ。


これまたユークを完全無視である・・・。


画してユークの酒癖の悪さの対処法もしっかりと確立されたのは間違いなかったのであった。

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