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神様の棄児  作者: ryo-KK
冒険者
83/88

調査隊

津波の被害が有った翌日ユーク達はダンジョンに潜っていた。


コンラットダンジョン11階層だ。


目的は勿論資金集め(蛇皮集め)だ。


軽く震地を発動させて落とし穴を剥き出しにしていく。


リオとユークが【ファイアーストーム】を別々の穴に仕掛けるが引数が多い分リオは一つ目の穴だけでも魔力が枯渇寸前に成っているらしい。


魔力の枯渇は疲労感や倦怠感で大体解るのだ。


ユークの場合は引数に関係なく使用回数によって消費魔力が変わるのだがリオや普通の冒険者は魔法の種類X引数で消費魔力が変わってくる。


落とし穴の深さは大体10m前後だろうユークはワープで穴の中に移動してミーシャと二人でアイテムの回収を行っていくのだがひとつの穴に付き約1000個回収しなくてはいけないので大変時間がかかるのだ。


2つの穴からアイテムを回収するだけで1時間は掛かってしまった。


目から見る限り落とし穴の数は全部で15箇所有るので単純に8時間近くかかることに成る。


ユークは一度ダンジョンの外に出て騎士隊に協力を仰ぐ事にした。


協力と言ってもダンジョンに一緒に来てもらう訳では無い。


ユークが倒した後落とし穴毎にアイテムを纏めて騎士隊が待つ場所にワープさせると言う作戦なのだ。


ユークのワープは範囲指定と移動させたい対象物を思い描くだけで移動させる事が出来るのだ。


ダンジョンの警戒に当たっている騎士隊約30名を隊舎近くに待機させてユークがピストン輸送する。それを騎士隊が回収すると言う作戦だ。


ユークは騎士隊に話を通してから11階層に戻りマリルスネークに【ファイアーストーム】を発動させてから落とし穴に単身飛び込みドロップアイテム毎騎士隊の待つ場所にワープを繰り返していた。


ミーシャとリオは11階層でのリポップの確認をして貰っている。


どうして確認が要るかと言うと数日は同じ事をして資金稼ぎをしなくてはいけないからだ。


数時間なら良いが、数日かかるなら他の手も考えなくてはいけないのだ。


15箇所全部のマリルスネークを倒してアイテムを移動させるのに1時間程で終了したがリポップは発生しなかった。


ダンジョンの外では蛇皮の回収に騎士達が大忙しで走り回っている。


約15000個回収しなくてはいけないのだ。


これだけ大量に売れば価格の暴落が起きるのでは無いかと言う懸念も有るだろうが、そう簡単には価格の暴落は起きない仕組みになっている。


ギルドに保管して・・・と言う事では無いのだ。


元々蛇皮は滑らかで防具や家具、雑貨にも重宝されていて何処も品薄状態なのだ。商店や工房等が抱え込む為に纏まった量で売りに出しても喜ばれるだけで買いとりに変動はないのだった。


リポップしてくれのを待つ間に他の魔物を倒すのも良いのだが、流石に他の魔物だとここまで大量に纏めて狩れる魔物はいないのだ。


せめて翼竜10匹とかの集団が居れば良いのだが良くても翼竜なら5匹前後しかも1グループだけとかになってしまう。


単価は安いがかずの多さからこの方法が一番効率が良いのだ。


地竜を狩るのもありかも知れないと思い20階層にワープする。


以前に訪れた地竜がいた階層なのだが前よりも地竜の気配が少なくなっている。


ユークは震地を軽く発動させてなてる子を叩き起して、纏めて【フレア】で片付けた。


集めたアイテムは棘10、甲羅3だった。


「前回って確か30匹は居たよね?」


「はい、確かそれ位居ました」


「今回13って事はリポップに時間が掛かっていると考える方が正解なのかな?」


「そうですね。11階層もまだ現れてませんからダンジョンの再生速度よりも倒しすぎな気がします」


「まあ一度に1万匹以上倒せば簡単には出ないのも当然か」


「です。明日確認に来て増えて無ければほかの手を考えませんと」


ミーシャと話しながらリオの待つ11階層に戻った。


リオにはリポップの確認の為に残って貰っていたのだ。


結果それでもリポップしてなかったので、城に戻る事にした。


当然騎士隊にアイテムの回収は任せて放置だ。


地竜の棘と甲羅はセドリックに渡して蛇皮の事も話しておいた。


ユークが今日1日で稼ぎ出した金額は蛇皮200GX15000+棘3000Gx10+甲羅5000GX3で約304万5000Gという事に成る閃貨3枚と4万5千Gだ普通の冒険者20年分位を半日で稼ぎ出した計算に成る。


(いい加減出鱈目な男だ)


しかもユークは全く疲れてもいなかった。


昼食後部屋でゆっくりとしていた所でセドリックがやって来た。


「ユーク様、今少し宜しいでしょうか?」


扉の向こうから声をかけられエマに入って貰う様に言う。


セドリックは入ってくるなり話し始めた。


「先程、津波が有った海域の調査隊が戻って来ました」


セドリックはドラゴン部隊に海域の調査を命じていたのだ。


「それで?」


「被害の有った村の復興作業は本格的に始まりましたので5日程で住める様になるとのことです。」


「流石に早いね」


「それと堤防の工事も今日から始まりましたがこれには20日から1ヶ月掛かると思われます。本題の海域の調査ですが、幾つか大きな島が発見されたという事です。」


「島?」


「はい。地元の漁師が行けない海域まで火竜なら行けましたので、この際だからと調べさせました。」


「へ~そうなんだ」


「はい、そして新たなと言うか昔から有ったであろう大きな島が発見されました。」


「どうして昔から有ったと解るの?」


「それは森が有ったからです。それ以外に少しセルト寄りに新しく出来たと思われる島も発見されました。これはまだ岩だらけで何も無い島だから新しく出来たと思われます。」


セドリックはユークが効くであろう事を先に説明してくれたのだ。


「恐らく海底が何らかの理由で隆起して新しい島が出来その時の影響で津波が発生したものと思われます。」


「何らかの理由って?」


「流石にそこまでは解りません。ただドラゴン部隊の報告ですと新しいと思われる島の付近は気温が高く霧が掛かっていたと言う事でした。」


「明日にでも見に行ってみるよ!」


「はい、そのついでと言っては悪いのですが、森の有る島の調査もお願いできませんか?」


「ドラゴン部隊には頼まなかったの?」


「はい。未知の島ですから危険があるかも知れません。ユーク様なら安心ですし、有る程度の調査をして頂けたらドラゴン部隊にも頼めます。」


「解った。明日行ってみるよ。」


翌日ユーク達はピエールで新しく発見された島から調査に来ていた。


島は周囲10km程の小さな島だ。


報告が有った程霧も無く気温も高くなかった。


上陸もしてみたが何も無い只の無人島だった。


ユークは新しい島を簡単に調べて次の島に向かったのだ。


報告のあった場所にそのしまは確かに有った。


ピエールで上空から見る限り形は瓢箪型で大きさはグラン山脈が楽に収まる位の大きさだ。


具体的に言うと正確に計ってないが長い所で20km程だろうか。2つの島が並んでいて真ん中が繋がっていると考えると解り易いかも知れない。


1角島の直径は10km前後だろう、ユーク達は片側の島の海岸にゆっくりと着陸していった。


直ぐ様ユークは探索のスキルを発動して驚くしか無かった。


魔物の気配が並では無かったのだ。


気配からするとCランククラスの魔物の気配しか無いのだが、手付かずの状態だった為そこらじゅうに魔物の気配が有るのだ。


森を破壊するわけにもいかないのでユーク達はピエールに待機を命じてウォータ系の魔法と剣だけで戦おうと決めて森に入っていく事にした。


森に入って直ぐにユーク達は蟹や猿の魔物に襲われる事になった。


ユーク達は魔法も剣も使わずに蹴り飛ばして倒しながら進んで行くのだが襲いかかって来る数が半端無いのだ。


1歩歩くたびに2~3匹が飛んでくると行った状態がずっと続いているのだ。


雑魚過ぎて疲れはしないが面倒な事この上ないのでユークは纏めてウォーターストームを放ちながら歩いて行く事にした。


アイテムの回収はこの際無視する事にしたのだが当然通り道の分はしっかり回収する。


一体何匹倒したかも解らないが2時間も歩けば魔物の気配も大分減ったと解る程少くなっていた。


まだ片方の島しか調査していないが、どうやら魔物しか居ない島のようだった。


それからも調査を続けながら魔物を討伐して行き丁度島と島を繋ぐ細い部分に来た所で水神竜の巣を発見した。


細いと言っても幅1kmは有るだろう。


水神竜の巣も一つや二つでは無いのだ島を繋ぐ部分全体が巣になっているのだ。


当然水神竜の数も100や200ではきかないのだ。


ただ少し違うのは全く襲って来ない事だろう。1m横を通っても襲って来ないのだ。


「此処の水神竜ってもしかして無害?」


問いかけにミーシャも解ら無いと首をかしげていた。


取り敢えず攻撃してきたら倒せば良いと思い隣の島に渡ることにした。


隣の島も最初の島と同じような感じだった。(本当は一つの島だけど・・・)


しかしこちら側にはもこう側の島と違う大きな特徴があったのだ。


それはダンジョンが有った事だろう。


ユークはダンジョンの周りの森を切り開くために【ウインド】を使い森を伐採していった。


ダンジョンの大きさは入ってみるまで解ら無いが入り口はほかのダンジョンと変わらずに小さかった。


しかしこのダンジョンは相当大きいと思える。


何故なら魔物が次々と溢れ出てくるのだ。


多分中は魔物だらけなのだろう。


簡単に言うと落とし穴のマリルスネークみたいな密集地だと思われる。


もう少し辺りを調査してからダンジョンにかいる事にするのだがその前にピエールをダンジョンの入口に待機させる事にして呼び寄せた。


「ピエールはここで出て来た魔物を討伐してくれる?」


「ぴえ~~~」


返事を聞いてからユーク達3人はダンジョンに入っていった。


一々戦うのは面倒だとユークはフレアをダンジョンの規模は解ら無いが魔物の気配が有る範囲に放ってから歩いて行く事にした。


落ちてるアイテムはうさぎの角と肉ばかりなのでこの階層には一角兎が出るのだろうと予測出来るのだがたまにハチミツや皮(多分ワイルドウルフ)も混ざっている。ユークは魔法で倒すのを止めて剣で賭す事にして歩き出した。


魔法で大量に倒した筈の魔物が暫くすると直ぐにリポップされたのか湧いてくるのだ。


余りにも広いのか階段すら見つからないのだ。


「とても1日では調査出来ないね」


「そうですね、それにしても魔物の数が多すぎます。それに復活もかなり早い様に思われます」


リオもミーシャと同じ感想らしくキリがない魔物にうんざりしていた。


ユークは一度引き上げようとピエールの元にワープしたのだが、ピエールもかなりの魔物を倒していたみたいでアイテムが4・50個転がっていた。


「ピエールもお疲れ様。明日は僕たちだけで来るから返ったらゆっくり休んでいいからね」


「ぴえ~~~」


ユーク達はピエールが倒した魔物のアイテムも集めたがこちらも蟹の甲羅や岩塩トカゲの皮等と多種に渡っていた。


ワープで城に戻りせどりっくとユージンそれにアリシアを呼び会議する事にしたのだ。


「今日調べて解った事を報告します。」


ユークは島の特徴とも言える魔物のランクと数や水神竜の巣の大きさと数、それにダンジョンから溢れ出てくる魔物の多さ等を皆に話した。


「明日もう一度ダンジョンに行くんだけど。ダンジョンの外はドラゴン部隊の火竜達に警戒と討伐をして貰い、アリシア達グループとユージン様の方で3角グループを作って貰って、全員でダンジョンに入りたいと思います。」


「俺の部隊だけで3グループも必要か?ユーク達とアリシア達が居るなら俺と誰かの3つのグループで足りるんじゃないか?」


「いえ、魔物の数が多すぎてまともに休憩も取れないのです。アリシア達ともう1グループ。ユージン様と、もう1グループで2つのグループ毎に組んで行動して貰います。僕達は僕たちだけで動きますから全部で3班で王略しましょう。」


「そんなに魔物が多いのか」


「はい、解り易く言うなら10分で100匹位遭遇すると思ってください。ただ魔物は低ランクの魔物ばかりですから然程危険は無いと思います。僕たちは気配の強い魔物ばかりを狙いますので。お二人の班はマッピングと階段を探す事に専念して下さい。明朝全員僕のワープで移動させますが、移動後直ぐに魔物が居ると思って用意だけはしっかりとして下さいね」


ユークの言葉に気を引き締めるユージンとアリシアだが、別の意味では楽しみでも有った。


ユージンに至っては久しぶりの実戦だし、アリシア達にとっても自分達が戦うのは本当に久しぶりだった。


ユージンは城の警備で殆んど城から離れないし、アリシア達もドラゴン部隊に成ってからは火竜任せで自分達が戦う機会が激減していたのだ。


本人達も騎士隊でダンジョンに潜っている隊員には負けない迄も勝つことも難しいのでは?と、思い始めていたのだった。


ユージンは早速騎士隊の選抜に向かい、アリシアもクレア達に知らせる為に足早に会議室を出ていった。


翌朝朝食を早めに済ませたユークは練兵場にいた。


アリシア達ドラゴン部隊は既に用意を整えて待機している。


ユージンもキッチリと装備を整えて待っていた。


「全員揃ってますか?」


ユークの問にユージンとアリシアが頷きこの場で部隊分けを行ってからダンジョン入口にワープした。


予想通りと言うべきか、移動した場所に魔物は居たがリオが既に魔法の準備をしていたのとミーシャが剣を抜いていた事であっさりと討伐することが出来。後をドラゴン部隊の火竜に任せてユーク達はダンジョンに入っていった。


2部隊編成の2チーム(ユーク達を除く)は其々違うルートを進んでいく。


昼頃に入口で一度落ち合う事になっているので、ユーク達は昨日進んだ所までワープして攻略の続きを開始した。


昼迄攻略を続けたのだがユーク達は階段を見つけることは出来なかった。


倒した魔物も昨日と同じ魔物ばかりだ。


合流の時間だとミーシャに言われて入口に戻るとユージン達は既に戻って来ていた。


「階段は見つかってないが魔物はかなり倒したぞ」


「僕達も同じですね。階段は見つけられませんでした」


「後はあいつらか。」


「そうですね。しかしこのダンジョンはかなり広いですね」


ユークはユージン達がマッピングした地図と自分達の地図を合わせながらユージンに意見を求めた。


「そうだな、フルール大迷宮より広いのは確実だなこの分だと深さも相当ありそうだ。それに魔物の量がやばいな」


「昨日も相当討伐したのですが、全然減ってません。魔物のランクが低いから良いですが、AランクやBランクの魔物がこのペースで出現するとしたら普通の冒険者には恐怖ですね」


「ああ、俺も色んなダンジョンを見てきたが此処まで魔物が多いのは正直信じられない気分だ。だが良い経験値稼ぎに成るのは間違いないがな」


ユージン達が確認出来た魔物は最高でCランクのマッドウッドが居たと言いドロップアイテムを見せてくれた。


ユーク達が話している時にアリシア達が戻ってきた。


「遅くなりました。」


アリシアは先に待たせた事を謝ってきたがユークが先を促した。


「それより、成果は?」


「はい下層への階段を発見しまして、少し調べていたので遅くなりました。」


「見つけたの?」


「はい」


アリシア達は1階層の攻略を初めて1時間程で階段を発見したらしい。


階段の距離迄は500m程だろうと言う事だ。


「後、幾つか気づいた事があります」


調べていて解った事だが、下層から魔物が溢れ出て来ているのでは無いかともアリシアは言っていた。


普通、ダンジョンでは各階層毎にリポップと言う現象が起こり階層毎に魔物が出現するのが知られている。


だが此処のダンジョンではリポップと言う現象が起っているかは不明だが、魔物が出現しているのは下層から流れて来たのでは無いかと言うのだ。


その証拠に2階層の魔物は1階層と大差は無いらしいが、遭遇率は1階層の比では無いと言う。


戦ってる最中にも次々と襲い掛かって来る始末だと言う事だ。


それだけでは無く下層から湧いて来ると言うのにも理由が有った。


アリシア達が調べていて思った事なのだが、魔物は有る方向から出口に向かって進んでると言うのだ。


魔物が多く来る方向ばかりに進んだら階段が有ったらしいのだ。


他のダンジョンと違い魔物が階段を普通に登って来るのを見たのも気づいた原因だと言う。


他のダンジョンだと魔物は階段を行き来したりする事は余り無い。


それは弱いながらも結界で守られているからなのだが、此処のダンジョンはその結界が弱すぎるのか或いは無いと思える程魔物が巣通りしいるのだと言う事だ。


「でもそれなら下層の強い魔物も上がってきてもおかしくないよね?」


「理屈ではそうなりますが、もしかしたら弱い魔物だけが通れる結界とかかも知れませんし。別にダンジョンがあるのかも知れません」


アリシアの言葉にユークは考えるのだがほかのダンジョンの線は考えていない。


何故なら昨日の探索の時もダンジョンで遭遇した魔物以外は見ていないからだ。


もし他にダンジョンが有るなら昨日の時点で気づいて居ただろうとも思っていた。


後考えられるのは結界云々だがもしそうだとしたら下層へ進むのはユーク達以外だと危険だと思われた。


もしAクラスの魔物が溜まっていたらアリシア達では一溜りもない、当然ユージン達でも同じ結果になるだろう。


ユークは昼からは全員で2階層の攻略をすると指示して昼を取ることにした。


当然昼食を食べている時も魔物が入口から出てくる。


これは火竜達が始末してくれるので余り気にしなくても構わないのだが些か鬱陶しい。


午前中の攻略を最初に終えたユージンが言うには、出て来た時には顆粒たちの足元に相当な数のアイテムが落ちていたらしいのだ。


ユークは一度全員からアイテムを預かり城に置きに戻ってから昼食を食べていた。


「さて、午後からの攻略を始めましょう」


ユークの言葉に全員が付いてくる。


昼からは2階層を攻略する事にしているからだ。


アリシア達はダンジョンウォークで移動しても良かったのだが、ユーク達の道案内と言う事で先頭を歩いていく。


アリシアの言う通り階段に向かう道中は魔物の行進に何度も遭遇した。


「2階層では僕達が階段が有るだろう方向に向かうから、皆さんはそれ以外の攻略をお願いします。」


声を掛けてから階段を下りて行く。


2階層に下りてユーク達は魔物が向かって来る方向。アリシアとユージンはそれ以外のマッピングと攻略に向かった。


「こっちだよね?」


「はい」


ミーシャにも訪ねて魔物の進行方向を聞きながら魔物が来た道を辿る様に進んでいく。


曲がり角とかで隠れて観察していると一定方向から魔物が歩いてくるのが良く解るのだ。


ただ横道にそれたり、横道から出てくる魔物も居るので、一番多く進んで来る道をミーシャにも確認して貰っているのだ。


ユーク達が姿を見せると方向関係無しで襲ってくるのだが隠れていると明らかに一定方向に向かっているのだ。


勿論1階層への階段方向に向かっている。


即ちユーク達に向かって来るのだが、有る程度倒しては横道に隠れて見学。を、繰り返して階段を探しているのだ。


そうして見学していた結果、階段は直ぐに見つかった。


魔物を倒しながら階段を下りていく。


2階層と同じ事を繰り返しながら3階層も進んで行くのだが、階段を発見できずに違う物を発見する事になる。


少し進んだ所で大きな部屋に出て道が無くなったのだ。


部屋の中には当然魔物が無数に存在している。


ユークは魔法で全て倒してからある場所に気がついた。

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