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神様の棄児  作者: ryo-KK
冒険者
80/88

同行

新しい年が始まって数日が過ぎた。


ベン達の特訓も7回程は行っただろう。


威圧感の克服から始まり基本戦闘までは一通りこなしているのだが未だにリオにすら触れる事も出来ていない。


ランクも相変わらずであった。。


ベンとサラがDで後の3人はEランクのままだった。


確かにユークは雑務と交互に依頼を行う様に指示したのだが、Eランクの3人がDランクに成るのは余りにも遅すぎると思った。


ダンジョンの攻略深度も指示したのは間違い無いが、コンラットのダンジョンならまだ完全攻略もされていないので魔物との遭遇率も比較的に高い筈で、最初の特訓から60日以上過ぎているのでランク上げを何が邪魔しているのかすら想像出来なかった。


ユークはエマからベン達が昨日は雑務系の依頼をこなしていた事を聞いて、今日の討伐系の依頼を見学しに行くからとベンに伝えに行って貰っていた。


雑務系と討伐系の依頼を毎日交互にこなす様に指示していたから今日が討伐系の依頼に行くと解っているからだ。


特訓以外でベン達と顔を合わせることは無いので、資金不足で覚醒が出来ないのかもと考えた事も有ったのだが、貸与えた閃貨を使った残りもまだ十分残って居る筈とエマからは聞いていた。


何故かは解らないがエマはベン達が借りた家に支払った金額や購入した家財道具の金額までも熟知しているのだ。


朝食を食べながらミーシャとリオにも同行するように話していた。


何時ものお茶を堪能してからユーク達は待ち合わせ場所の冒険者ギルドに移動した。


ベン達は既に来ていて依頼を探していた。


依頼を探しながら他のパーティーと会話しているのをユークは友達が出来たのだろう程度に考えていたのだが、聞こえてきた会話はユークの予想を大きく逸脱したものだった。


ベン達は討伐系の依頼はよそのパーティーと合同で受けているらしいのだ。


しかも相手のパーティーの方が平均ランクも高く相手には全くメリットも無いと思うのだが、相手の方から今日は何に行くかと相談を受けているのだ。


ユークの到着に気づいて居ないのだろう、話に集中していた。


サラやソフィア達も同じ様に話し込んでいて誰もユークに気がつかない。


べンが今日はユークと依頼に行くからと断った所で相手がユークに気づきベンに教えて、ようやくベンはユークの存在に気がついたのだ。


会話していた相手から離れてユークの側に挨拶をしに来た。


「おはよう御座います。ユーク様」


「あ、うん。おはよう。依頼は決まりましたか?」


「討伐の依頼に良いのが無いので、ダンジョンに行こうかと皆で話してました。ユーク様が来る間、知り合いと話し込んでいて来られたのに気づきませんでした。」


「そうですか。ダンジョンでも構いませんよ。ただし前にも言いましたが僕たちは見学しか知ませんからそのつもりでいて下さい。」


「はい」


べンは返事をしてからサラ達を呼び寄せ知り合いに行ってくると挨拶をしてから移動する事に成ったのだが、今から馬車で行くと時間も掛かるだろうとユークがワープで連れて行く事にした。


ダンジョン入口でユークは騎士隊に話しかけられる。


「ユーク様今日はこちらですか?」


「はい、少しこの方達に同行する予定ですが、何か変わった事はありませんでしたか?」


「今の所、例のものも異常は有りません。攻略も少しづつですが順調に進んでいます。」


「解りました。何か有れば城の方に直ぐに知らせて下さい」


騎士は敬礼して持ち場に戻った。


例の物と言うのは魔族の転移結界の事だ。


発見してから騎士隊に監視を任せているが今の所何も変化は見られていない。


「さて行きましょうか?」


ユークはベンにダンジョンに入るように促し少し離れて後を付いて行く。


コンラットのダンジョン1階層は本当に大した魔物は出ない。


ユーク達なら蹴りだけで倒せるレベルだ。


出現するのは1~3階層迄は一角兎とマンキーと言う猿の魔物しか出ないのだ。


マンキーは低レベルのオーガと思えば解り易く経験値だけでアイテムは残さない。


力はオーガとは比べ物にならない位弱く、貰える経験値も少ないのだが群れで行動しているので纏めて倒せるというメリットがある。


一方の一角兎は経験値は微々たるものだが角と肉のアイテムを残す。特にレアドロップの兎の肉は400Gで売れるので、駆け出しの冒険者には貴重な収入源になっている。


今も少し離れた所で一角兎と戦っているのだが、ソフィアのエストックなら確実に一撃で倒せる。


しかしソフィアは攻撃に参加していないのだ。


ソフィアは後方の警戒でパーティーの最後方に陣取っている。


ベン達パーティーは2・2・1の隊列で戦っているのだ。


しかも一番攻撃力の低いベンの銅の片手剣が主戦力になっている。


サラのレイピアの方が攻撃力も高いのにだ。


一角兎程度に魔法も必要無いと2人の魔法士も観戦しているだけだし全てが無駄だらけだった。


例えDランクの冒険者でも銅の剣だと一角兎は一撃では倒せない。最低でも3回は攻撃をしなくてはいけないのだ。


仮に同じDランクのサラならレイピアの一撃で余裕で倒せる筈なのだ。


パーティー内は経験値も分配なので余りにも効率が悪かった。


一角兎の攻撃を喰らう事は無いのだが、跳ねる魔物、ましてや大きさも小さい魔物に銅の剣は空振りを繰り返す回数も多い。たった1匹倒すのに5分近く掛かっているのだ。


ユーク達は呆れを通り越して欠伸が止まらなかった。


ユーク達の中で最弱のリオですら1秒もかからない魔物に時間をかけ過ぎだと全員が思っていた。


倒し終わった所でユークは堪えきれずにベン達に声をかけてしまった。


本当は1日見学してから話をしようと思っていたのにユークは我慢が出来無くなったのだ。


「どうしてそんなに効率の悪い戦い方をしてるのですか?一角兎なら今の隊列でもサラさんが一突きすれば倒せるでしょう。」


この意見にホリーが答えたのだが聞いた答えにユーク達は更に呆れるしかなかった。


魔物が1匹の場合はリーダーであるベンが倒すから手出しするなと決められているらしく、ソフィアは経験は無いが装備が良いので単身後衛を任せていると言うのだ。


ソフィアの後方を護衛すると言うのは多少は理解出来るのだが、べンが戦う必要が何処にあるのだろう。


ましてやお金も余ってる筈なのに一月の間武器を強化もしてないのだ。


「ベンさんが戦うのならどうして武器を新しくしないのですか?ダンジョンウォークも無いパーティーなら毎回1階層で一角兎と戦ってた筈ですよね?それなら先に武器を新調するのが冒険者では当たり前ですし、もしお金が無いのなら一番良い武器を持ってる人が前衛をしないと折角の武器も無駄ですよ」


ユークの指摘は無理や無茶を言ってるのでは無い。冒険者なら誰でも知ってて当然。冒険者でなくても常識の範疇なのだ。


ベン達は直ぐに隊列を入れ替えサラを後の護衛に回しソフィアを主戦力にしてダンジョンを歩き出した。


次に現れたのも一角兎だが今度はソフィアが軽く一撃で仕留めていた。


その後も1階層で何度か一角兎と交戦して階段に辿りついた。


その時の行動もユーク達を呆れさせるのだった。


たかが1階層を進んだだけで休憩を入れているのだ。


理由を聞くとソフィアしか戦ってないから疲れただろうと言うのだ。


ユークが訓練している時は今の100倍ハードなのにこれ位でソフィアが疲れるはずも無い。


流石に黙って見ていたリオが注意した。


「仮に疲れていたとしたらサラさんと役割を交代すれば良いんです。ダンジョンの階段付近と言えど安全では無いのですよ。休憩も確かに必要ですが休み過ぎもかえって体が冷えて動けなくなるのですから最低4階層までは休憩無しで行って下さい」


リオの言う事も常識の範疇だとユークは思っていた。


ユーク達なら殆ど休憩無しで進んで行くのが当たり前の事だった。


止まっていれば急にリポップする確率も高くなるのが解っている。もっと階層を進んだら出現する敵も当然強くなる。そんな魔物が、休憩してる付近にリポップしたら対応するのも大変難しいのだ。


ミーシャも無駄な時間にユークが付き合わされていると少しづつ怒りが込み上げて来ている。だがユークが失笑しているので、少しは我慢できていた。


リオに言われ慌てて階段を駆け下りていくベン達だがどうにも怠け癖が付いてるようだ。


ユークはこのままだと折角同行している意味も無いと階段を下りて直ぐにベン達を引き止めて7階層にワープしたのだ。


7階層に出てくる魔物はキラービーなのだがこの階層だと集団で出てくる。


6階層ではハニービーとキラービーの混成だが、この階層はキラービーだけで、5~10匹の集団で襲って来るのだ。


キラービーは単体でも、冒険者ランクでE以上ないとキツイ魔物だ。


ベン達5人パーティーだとユークに鍛えられている分10匹でも倒せるとユークは思っていた。


探索すら使えないパーティーなので、ユークが後ろから道を指示して魔物のいる場所に誘導していく。


遭遇したキラービーは8匹の集団、ソフィアが先制攻撃をかけようかとベンが動くのを待っている。だがベンは全く動こうともしない。


仕方無くソフィアは単身キラービーに突っ込んでいく。


ホリーはギネスに声を掛けて【ファイア】でソフィアの支援をしている。


余りにも動かないベンに見かねたのか、サラが後方の護衛から一気に走ってソフィアと共にキラービーに攻撃を仕掛けていく。


ベンは慌ててサラに習ってキラービーに向かっていくのだが、後手に回った攻撃は邪魔にしかならないのだ。


支援の魔法が放たれた所に攻撃を仕掛けてしまい魔法の邪魔をしてしまう結果になり、ギネス達まで攻撃出来無くなってしまっていた。


足止めされなくなったキラービーは危険だと判断したソフィアとサラを一斉に襲い毒針攻撃をまんまと成功させたのだった。


こうなればベンは逃げるしか出来無くなる。攻撃を魔法士の2人に任せてサラ達の所へ行き解毒剤を飲ませる役に徹するしかなかった。


悪循環はもはや止める事も出来無い。仕方無くユークはリオに魔法の発動を許可した。


「リオ、助けてあげないと死んじゃうからストームで倒して」


「3人に当たりますよ」


「大丈夫だからお願い」


リオはユークが言うから大丈夫なのだろうと確信して【ファイアーストーム】を唱えた。


魔法がベン達を襲う寸前にユークの「ウォーター」がベン達を掠めながら飛んで行きリオのストームが当たるのを防いだのだ。


キラービーはリオの魔法1発で見事に討伐出来たのだが、ベン達にはホトホトがっかりしたのだ。


ベン達と言うよりもベンにと言った方が正解なのかもしれない。


ユークはサラとソフィアにデトックスとハイヒールの魔法を掛けて治療してからベンを殴り飛ばした。


「貴方はリーダー失格です。冒険者としての力量以前に仲間を守る事すら出来ていない」


殴り飛ばされて当然だとギネスも思っていた。


「今回の様な集団の敵もソフィア1人に任せるつもりだったんですね。サラさんと支援魔法が無ければ2分でソフィアは死んでましたよ!」


「しかし私の武器では倒せませんから邪魔に成ると思って」


「今まで何のために集団戦闘の訓練もしてきたんですか!ソフィアが倒すのは構わ無いですが纏めてなんて倒せる筈も無いでしょう。もうあなたには教えるだけ無駄だと解りました。貴方は下がっていて下さい」


ユークはベンに後方のミーシャ達の場所で付いてくる様に指示してユークがパーティーの指示を出すからと言い。4人を連れて先に進んで行った。


魔物の気配が近づきユークはギネス達に指示を出した。


「もう直ぐ敵と遭遇するからギネスさんとホリーさんは先に【ファイア】で攻撃を仕掛けて下さい。」


ギネスとホリーが頷いたのを確認してから次の指示を出す。


「ソフィアは魔法が当たったのを確認したら直ぐに敵を追い越して待機、サラさんはソフィアに気を取られた敵を後ろから攻撃」


「はい」


「ソフィアはサラさんと1匹づつ挟み込んで各個撃破ね。出来る?」


「1匹づつならなんとか」


「魔法はサラさんとソフィアに近い敵から順番に足止めね」



「「はい」」


「それでは行くよ!」


ユークの指示に4人は頷きキラービー10匹の見える位置に移動した。


ホリーが先制の【ファイア】でキラービー攻撃した。


纏まっていると危険だと判断したキラービーは大きく散開する。


「右側が比較的広く空いてるからソフィアはそちらから回って!ギネスさんは右から2番目に魔法を!」



「「はい」」


ソフィアは走り出しギネスは指示のあった右から2番目のキラービーに魔法をぶつける。


「サラさん!」


ユークの声にサラはソフィアに襲いかかろうとしているキラービーを後ろから一突きした。


キラービーはサラの方に向き直りサラに攻撃を仕掛けようとしている。


それを見たソフィアは直ぐに後ろから攻撃したのだ。


弱点の羽の付け根に命中してあっさりと1匹が地上に落ちた。


ホリーとギネスは同じ様に牽制しながら魔法をぶつけていた。


サラとソフィアも各個撃破していく。


たまに2匹がサラ達に向かっていくがユークが少し離れる様に言うと指示通りに距離を取る。ギネスかホリーの魔法で更に足止めをして1匹づづに成る様に調整していくので、確実に倒しやすくなっていくのである。


魔法でダメージを与えている事も有りほぼ1擊で最後の方は倒していける様になった。


ものの10分程でキラービー10匹を討伐する事が出来た。


ユークは指示だけで全く戦っていないので4人で倒した事に成る。


ユークはベンに向けて話し出した。


「解りましたか。皆さんならこれ位出来て当然なんです。リダーの貴方がしっかりしていれば貴方の武器なんて関係ないのです。仮に貴方が戦うなら主力2人に迫る新手の足止めをするのが役割です。多いところに突っ込んでいっても邪魔になるだけで味方を危険にしてるだけです。」


「すいませんでした」


ベンはユークに頭を下げたがユークは仲間に謝るべきだと言い、ベンにもっと知識を付ける様にも言ったのだ。


「もう大体解りましたから、コンラットに戻りましょう」


ユークはワープでベン達の家に移動した。


反省会をすると言い近くのカフェに行く事にした。


「先程も言いましたが、全てはベンさんが足を引っ張ってます。もっと魔物の事や戦術を考えないといけません。今日の戦いを見ている限りでは、この1ヶ月も7階層に行ってませんよね?良くて5階層位でしょうか」


ユークはベンが嫌いと言う訳では無い。


訓練も一生懸命やっているとも思っている。


ただ怠け癖は訓練中からも良く注意していた。


一度やられると立ち上がるのはいつも最後なのだ。


「ソフィアの戦い方は良いけれどもっと声を掛けないとダメだ。」


「はい」


「年下で言いにくくても仲間の命が掛かっているんだから、おかしいと思ったり疑問に感じたら直ぐに声を掛ける事!」


「はい」


「サラさんももっと声を掛けていれば連携も取り易かった筈なんだ。全体的にコミュニケーション不足だと思う」


「支援の2人も自分の狙いをもっとアピールしてれば、ベンさんを違う敵に誘導出来た筈なんですよ」


「「はい」」


「魔法の出し方は最後はとても良かったです。同時発動が必要な場合も有りますが、そこらは慣れてくると上手くいくと思います」


「「はい」」


ユークは1番の問題はやはり、リダーのベンだろうと思っていた。


ミーシャ達もベンがリーダーに向いてないと思っていたので口に出してしまったのだ。


「私ならにベンさんの指示に従うならパーティーを抜けるかも知れません。先程のサラさんとソフィアちゃんが毒状態に成ったのも元を正せばベンさんが何もしなかったのと邪魔をしたからに他成りません。最悪そこまでは我慢出来たとしても誰が悪いか解っても謝る事すらしない人に従うなんて出来無いと思います。」


ミーシャの言う通りユークには誤ったのだが2人には誤っていないのだ。


サラは嫁だから良いとしても(良く無いけど)ソフィアはべンが動かないから単身頑張っていたのだ。それを邪魔までしておいて謝罪が無い事自体が問題だとミーシャは言っているのだ。


「ご主人様なら私達が間違った攻撃をしても自分が気がつかなくて悪かったと謝罪して下さいます。だからこそ私達もご主人様の考えてる事を考えて行動するようになって来て連携も生まれて来たのだと思うのです。ベンさんが何を考えてどうしたいのかも全く解らない状態で魔物と戦うのは他の方が可愛そうです」


ミーシャが言い終わるとそれまで黙って聞いていたリオが声を出した。


「今までダンジョンに行って良く無事に帰ってこれた物だと本当に思いますね。武器の強化も何度かダンジョンに行けば解る事ですしもっと連携を取れていてもおかしく無い筈です。本当にダンジョンに行っていたのですか?」


リオの疑問にサラが答えた。


「ダンジョンには行ってましたが余り戦ってません、」


「戦ってない?」


ユークが驚き聞き返した。


「はい何時も討伐依頼やダンジョンの時は朝話していたパーティーの人達と一緒に行動してまして、彼等が殆ど倒してくれて報酬も山分けにしてくれているのです。」


「はぁ?」


流石にこの言葉にはユークだけでは無くミーシャ達も空いた口が塞がらなかった。


「一体何の為に訓練をしていたのか解りませんね」


ミーシャが呆れて言い放った。


「すいません」


ベンが代表して謝るがユークはバカらしく成って来た。


「しかしそのパーティーの方達も何が楽しくて皆さんを手伝っていたのでしょう?」


リオが疑問に思ったのか聞いてみた。


「はい、彼等には手伝ってもらう条件として訓練の内容を話す事になってます。訓練の次の日にどんな事をやったとか、どう言う連携を教えて貰ったとかを一緒に練習しながら教える約束になってました。」


「別に教えるのは構わないんですけど、ベンさん達の特訓はべんさん達に併せて考えてる物ですから他の人に教えても意味はないですよ。」


「そうなんですか?」


「はい。パーティー構成や力量を考えてやってますし、威圧力の訓練等は城以外では出来ないですから。これ以上言っても仕方有りませんから何も言いませんけど、今から1週間後もう一度ダンジョンでテストします。今度は8階層で魔物はワイルドベアBランクの魔物です」


ユークは言い切りミーシャ達と城に戻った。


時間はまだお昼にしかしか成っていない。


昼食を取り部屋でミーシャ達と今日の事に付いて話をすることにした。


「ミーシャ達はベンさん達をどう思った?」


「私は鍛えるだけ無駄ではないかと思いました。女性陣の意識は良いと思いましたが男性陣が完全に甘えてる状態ですね」


ユークもその通りだと思うがリオの意見は少し違っていた。


「私はやはりベンさんでしょうか。ご主人様に訓練を付けて貰ってるのを特別みたいに考えてますね。確かに他の冒険者からすれば特別扱いなのですが、何処か考え違いをしている気がするんです。特訓ほまだまだ必要な気もしますが、するだけ無駄と言うよりもやはり自身で鍛えないとあの人は伸びないと思います」


「僕も特訓を辞めようと思うんだ。理由は無駄だからでは無くて他の冒険者に利用されてるから強くなれない原因だし、ちやほやされてるのも間違いだと思うんだ。本来ならもっとランクが上がって周りから尊敬されるのが冒険者だと思うんだけどベンさん達のランクで今の状態はいけないと思うんだ。」


「今後ご主人様はどうなされるお積もりですか?」


「うん。他の冒険者も威圧感の特訓位なら参加させても良いかと思うんだよ。ベンさん達を特別視しなく成れば彼等ももう少し真剣に冒険者を頑張れると思うんだ。」


ユークはベン達の特訓をこれ以上するのは辞めて他の冒険者も希望するなら1日だけでも特訓を付けても良いと思う様に成っていた。


後にセドリックに話した所1日幾らと講習費を取って行うと国庫も潤うしユークの収入が阻害されても補えるのでは無いかと言う事だ。


そのへんの調整はセドリックとカーラに任せてユークは1週間後の同行でベン達から手をひこうと考えていたのだった

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