結婚
少し早い気もしますが、今後のハーレムを構成する為にユーくんが結婚しちゃいます。
シアルン様お待たせしました。少しですが登場して頂きました。
展開的に今後の登場は見ていですがちょろちょろ出てくるかも知れません。
3章の終了に向けて突き進んでいます。
結婚を境に4章突入かも・・・
それは、突然の話だった。
ユークがクララと依頼に行ってからはかなりの日数が経過していた。
季節は秋4月の25日の事だった。
そう今日は奴隷オークションの日だった。
奴隷の必要性も感じ無くはないが、焦ることも無いかと考えてもいた。
しかし屋敷の事を考えるとかなり厳しい状態だ。
屋敷内も人手が足りないがそれよりも離れの方が重要だったりもする。
ギルドマスターからもめぼしい冒険者は探して貰っているが、貴族区画と言う壁が大きく立ち塞がっていた。
平民区ならいくらでも紹介出来ると言われているのだが・・・。
ミーシャとリオを連れてオークション会場に向かう。
「ご主人様、奴隷を増やされるのですか?」
「絶対に買うとは考えてないよ、ミーシャ達が少しでも楽になれて僕も気に入る娘が居たら考えるけどね」
「はい、別に反対と言う事では有りません。カーラが来て随分楽に成りましたがまだまだ人手不足だとは思いますし」
「うん」
「ですが嫁候補はそろそろ控えて欲しいかと思います」
「そうですね、クララも入れると5人に成りますもんね」
ミーシャの意見にリオが答えた。
確かにクララのことも好きだがそこまでは考えていなかった。この時までは・・・
「しかしご主人様の体力なら後10人位なら平気そうですけどね」
リオがさらっと毒を吐いた。
「・・・・・」
ユークは答えられなかった。
「侍女なら別に抱か無くても良いんじゃないの?」
ユークは必死に考えた。
しかしミーシャが答える。
「それも厳しいですね。カーラみたいに奴隷で無ければ金銭で雇う使用人と言う形になるでしょう。カーラは契約をしてないだけで私達と同じで奴隷扱いですから給金も必要無いです。使用人なら確かに抱く必要は有りませんが貴族区では難しいです。奴隷を使用人として扱うのも無理があります。そもそも奴隷を買う場合は誓約の紋の儀式は絶対に必要です。奴隷には主人のお相手をさせて頂いて絆を深める義務も有ります。確かにご主人様にお情けを頂けない場合も有ると聞いてますが、それはご主人様がお出来に成らない状況で仕方が無い場合だけです。ご主人様の様に他の奴隷にはお情けを掛けるのに特定の者だけお情けを頂けないと成ると不満も出ます。」
ミーシャの言いたい事は良く解った。
要するに贔屓してると見られる訳だ。
「ですから奴隷をお買いに成ると言う事はお抱きに成ると言う事です。それに関しては、私達は何も言いませんし何とも思ってません。しかし結婚は別です。」
良く解る様な解らない様な言い回しだった。
「もしだよ、ミーシャ達と結婚してから奴隷を買うとして、その場合は?」
「そうですね、お抱きになるのは構いませんし気にしませんが、ベッドは違うベッドを使って頂きたいですね。」
ミーシャ曰く、正妻を抱くベッドに同じ奴隷身分であっても違う女子は入れないで欲しいと言う女心だそうだ。
区別だけはっきりとしていれば例え100人の使用人が居ても構わないらしい。
ただ使用人を抱いて疲れたから正妻は抱けないと言う事は認められないと言われた。(100人は無理だ)
オークション会場に到着したユークはマルリと出会い話し込んでいた。
マルリからオークションの注意事項を聞き入場料を支払い中に入った。
買う予定は無いが1000万G程用意していた。
元々500万Gを基準にしていたのだが、レミーからもっと増やさないとダメだと言われ、最近は2000万G位を基準にしていたのだ。
オークションは順調に進んで行くのだが、ユークは幾つかの事実を知ったのだ。
奴隷の処女性も毎回購入した人が別室で確認すると言う事、ミーシャもされたらしいが大体が女性に調べられるという事だった。
戦闘と家政の違いも関係無いらしく本人への質問で決まる事、アベル家が言ってたが本当は奴隷の売り買いに年齢制限が無い事等もこの時に知ったのだ。
会場ではまさに今、未成年の奴隷オークションが始まっていた。
数人が登場したが皆10~13歳だった。今も獣族の兎種8歳のオークションが開催されていた。
少しクララに似ているのは種が同じだからだろう。
隣の男が3連続で落札していた。
1人目は14歳のエルフ、2人目は11歳のドワーフ、3人目が8歳の獣族の少女だったのだ。
聞いていた話しの通り獣族兎種の少女は高値だった。この後も1人出て来たが同じく隣の男が落札していた。他の子供の価格が25万前後なのに対して、兎種の少女は100万前後と飛び抜けていた。
マルリがユークに話し掛けて来たので聞いてみた。
隣の男は奴隷商でも無く一般参加で有名な男だと言う事だ。何処かの貴族だろうと言う事だが詳しくは解らなかった。
名前はシアルン、未成年の王国を作っていて16歳を超えると売りに出し違う少女を購入すると言う変わり種だとマルリは言っていた。
しかし扱いも丁寧だと売られた奴隷の評価は高いらしい。
屋敷には20人を超す少女が居るともきいた。
シアルンと言う男は未成年のオークションが終わると帰っていったのだ。
ミーシャは『変わった方ですね』と言ってたが変わりすぎな気もするとユークは思った。
「クララを連れてなくて良かったね」
ユークの意見にはミーシャとリオも頷いて同意していた。
後から知る話だがシアルンはクララにも目をつけていたらしいのだが、ユーク家に手出し無用のお触れが出て居る事を知っていたので諦めたのだそうだ。
オークションはまだまだ続いて居たのだが、横に座る美女のせいなのかこれと言う女性は現れなかった。
余談だが60歳処女と言う女性も売られていた2万Gで・・・。
これも余談だが最高齢は80歳の男の奴隷だった。価格は500G・・・
ユークは1つの決断を胸に屋敷に戻るのだった。
それは、皆との結婚だった。
子供はまだ欲しく無いが、奴隷の必要性を考えてケジメをつけるつもりなのだ。
奴隷の開放も検討に含まれていた。
屋敷に戻りクララとエルダを交えて話をする。
アベルは仕事で忙しいからと出席して居ない。
クララとは今すぐと言う事でも無いのでエルダに話しておけば良いだろうと言う事だ。
屋敷に集まった女性陣を前に話をはじめた。
「ミーシャ、リオ、レミー、それとカーラ」
皆が返事をする。
「クララは今すぐの事じゃ無いけどクララが成人を迎えたら改めて聞くからその時迄まってて」
訳も解らないのでクララとエルダは『???』と言う状態だ。
「これから先にもっと奴隷を増やすと思うんだ。でも皆の事は大切にしたいとも思ってる。」
一度話を区切り深呼吸をしてからも一度4人の名前を呼ぶ。
「ミーシャ、リオ、レミー、それとカーラ、僕と結婚してくれないか」
4人共が理解出来ずに固まった。
聞いてたエルダだけはキャーキャー騒いでいたが今は無視だ。
ミーシャが頭を振り聞き返してきた。
「ご主人様、本当ですか?」
「うん、まだ子供は要らないけど、今後買うだろう奴隷と区別する為にはこれが1番良いと思った。僕は皆が好きだから今すぐ結婚しても正直構わないと思っていた。」
ミーシャはユークの言葉を聞いて涙を流していたのだ。
「子供はレミーしか関係の無い話だけどまだ欲しくないから術の解除はしない、だけど奴隷身分は解除するつもりだ。」
ユークの言葉に4人は頷き結婚の申し出を受けてくれた。
その上で ミーシャが言葉を繋いだ。
「奴隷の身分は子供を欲しいと思えるまで解除しなくて良いです」
ミーシャの答えにリオとレミーも頷いた。 命を預ける奴隷の誓約は何よりも硬い絆だからという理由だそうだ。
カーラも奴隷の誓約をしたいと言うのだが必要無いだろうと却下した。
この世界の結婚は非常に簡単だ。
登録するだけなのだ手順は他の登録と同じで、名前と要録したい内容この場合は、妻ミーシャと書けば良い訳だ。
ユークの紙には夫ユークと書けば良いとエルダに教えて貰った。
言われた通りに作業をして行き全ての作業を終了して確認をした。
ユーク 16歳
ランク A (白)
F (白)
人族
パーティー
ミーシャ 獣族
リオ エルフ族
レミー 人族
妻
ミーシャ 獣族
リオ エルフ族
レミー 人族
カーラ エルフ族
と成った。奴隷のタグが妻に変わったのだ。
ミーシャ達も所有者の所が夫と変わっていた。
妻も奴隷も税金などは扶養義務が有ると言う点から同額だし関係無かった。
指輪とかも存在しない腕輪の証明だけが全てなのだ。
カーラの腕輪で解ったのだが苗字が消えていた。
エルダに聞くとユークが爵位を貰ったら皆にも苗字を入れる仕組みらしい。
クララは良く解って無いみたいだったが。これで、ミーシャ、リオ、レミー、カーラがユークの妻になったので有る。
呼び方も変えていいというのだが呼び慣れてるのでこのままか気が向いたら変えるかもと言われた。
レミーは直ぐにダーリンやらあなた~やら呼んできたが嬉しくて有頂天に成ってるだけだったのだ。
カーラは旦那様で、統一すると言っていたしミーシャとリオはご主人様のままだそうだ。
クララもエルダの説明を受けて結婚すると駄々を捏ねたが説明して納得してもらった。
ミーシャ達はしきりにステータスを出しては、夫 ユークの欄を見せびらかしていた。(皆同じなのに・・・)
権力の門で奴隷から親族に許可証を変更しに行った時に門番に『おめでとう』と言われて4人共『ありがとうと御座います』と、返していた。
そのままレミーとカーラは買い物に出かけたのだが帰って来たときにカーラから聞いた話では、全く知らない通行人にまでレミーは腕輪の夫、ユークと書かれた欄を見せびらかして居たらしい。
夕食の用意をしている時にはユージンが王の代理と言うデズモント宰相と一緒に訪れお祝いを言って帰って行った。
その後も知り合いの店主達が次々と訪ねてきて夕食を食べたのはかなり遅くなっていた。
時間も無いので、翌日から各実家を回る事に成った。
この日の夜はミーシャ1人だけがベッドに入って来た。
どうやら最初だけ1日交代で相手をして欲しいらしい。
たっぷりミーシャと愛しあいそのまま眠った。
結局実家を訪れるのは4日後からになってしまうのだった。




