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神様の棄児  作者: ryo-KK
1章 捨て子
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旅立ち

「「「おめでとう」」」

「「おめでとうユーク」」

むらの皆に両親の祝福の言葉ユーク15歳の誕生日である

「今日から晴れて成人ね」

そう今日 成人のお祝いが開かれているわけだ 当然独り立ちする日でもある


お祝いの余韻も程々に昨日最終確認した装備に身を包む

革の靴に革のジャケット、腰には愛用のダガーをさし準備万端

「お金と非常食は持った?」

「忘れたら生活できないもんね」

昨日の夜母から貰ったマジックポーチに一通りの製菓用品は詰め込んだ このポーチ200kg位のものなら入ってしまうスグレモノだ 取り出すのも簡単で欲しいものを思いながらだせばいいと大変貴重なポーチである 世界に50個程しか無いらしい。

「頑張ってこい!」

父の激励にしっかり頷き母を見た 眼に涙を浮かべ真っ直ぐ見つめてくれていた

「皆さん 今日は有難うございました。 今日から独り立ちします今まで有難うございました!」

お祝いと旅立ちにかけつけてくれた村の人たちに挨拶をし両親に抱きしめら

「たまには帰ってくるのよ」

その言葉を最後に村をあとにした

村が見えなくなる曲がり角で一度振り向いたら母が父に何かしてた

>さっき抱きつかれた時にまた骨折でもしたかな?

と一人父の心配をしながら今までの事を考えながら新しい生活を夢見ていた


目指す街はパーン商都で王都に次ぐ大きさの街だ!

ブラハ村からサカスの森をぐるりと廻りセルラト平原を越えるとパーン商都に着く

歩いて10日というところだろう ユークにとってサカスの森以外すべてが初めて見る世界である 事前に母から来た話ではセルラト平原には大きなダンジョンが2つ小さなダンジョンが3つ有るらしい ダンジョンが有る地域は、普通に魔物がいたりするので気を付けるようにと注意もされた

ダンジョンも見たことのないユークは行ってみたくて溜まらないとウキウキしてたが母に冒険者ランクDになるまでは、入っちゃ行けないと怒られた!

>冒険者か~僕にやっていけるのかな~街は怖いとも言われたし しっかりしなきゃ

森を迂回して中頃をすぎた辺りで日が暮れてきた今日は個々で野営だ

ポーチからテントや調理用具を取り出すちなみにリュックも背負っているのだがこちらは服とかしか入れてない

どうしてポーチにいれないかと言うとポーチが高価で盗賊に目を付けられやすいからカモフラージュのためだ

森で枝を拾い生活魔法のスモールファイアで火をつける 鍋にスモールウォーターで水を入れ火にかける

持ってきた携帯食料を鍋に入れゆがいて食べたどんな食事かというとパスタみたいなものだ

念のため探索のスキル(索敵・察知)も発動して寝ることにした

この探索のスキルは通常冒険者になって冒険者ギルドの神殿で覚醒してもらわないと使えないのだが

ユークは以前サカスの森で助けたセルトの商人ジルから貰った覚醒の秘宝の欠片で1つだけもらえるスキルで、覚えたスキルだ


覚醒の時各ギルドと個人の才能によって覚えられるスキルが有ったり無かったりする

基本覚醒とはギルドランクのUpとステータスの上限の解放が主でいわゆる毎回カンスト開放するなら覚醒といった具合だ その時 基本の体力と魔力の開放とそしつがあれば魔法や特殊スキルの習得と行ったことが行える

特殊スキルは冒険者が1番多く探索や剣技といった冒険に役立つスキルがある 希に移動系のスキルなんて物もあったりする!

覚醒の秘宝はその人の今のランクの上限に達してないと使っても何も起こらないので滅多なことでは出来ない

これは各ギルドの神殿でしか本来は行えない 何か秘密が有るらしい ちなみにお金も結構かかる秘宝が高価らしく金貨10枚とか聞いた

じゃあ 何時覚醒したらいいのか解んないじゃんと思うかもしれないがそれは大丈夫

各ギルドに登録すると証明の腕輪がもらえる

これの説明はギルドに登録すると説明されるので割愛させていただく

その腕輪で確認出来るからギルド会員は無駄を出さなくて済むってわけだ


村を出て3日目 ようやくセルラト平原に入ることが出来たここまでは順調で普通よりかなり早く着いた

草原の手前で野営の準備をしていたとき3人組の冒険者に出会った男1女2のパーティーだ男の名をアルザス人族で紺の髪に黒い目25くらいのがっちりした斧使い 女のほうは、栗毛が肩位までの獣族の人?狐族かなと思われる整った顔立ちで可愛いと印象を受けるアルンと言うらしい人?ともう一人こちらは赤毛でショートカットの背の小さい150くらい?のドワーフで、ポプラと言うらしい顔は想像におまかせします


最初警戒してた僕にアルザスが気さくに声をかけてくれた

「こんなとこでどうした? 迷子か?」

「いえこの間成人して、ブラハ村からパーン商都に向かうところです。」

「独り立ちか~! 商都で何をするか決めてるのか?」

「冒険者になろうとおもってます。」

「そうか~冒険者になるか~頑張れよ!」

「有難うございます頑張ります」

聞けばアルザス達は此処か北西に1時間程いった所に有る大きいダンジョンに行って、野営の為ダンジョンに近い平原の外に出てきたら子供が一人野営の準備してたから気になって声をかけたらしい


アルンさんとポプラさんはアルザスの戦闘奴隷だそうで、殆ど喋らなかった

奴隷と言うのも初めて聞いたが 冒険者は戦闘奴隷を買いパーティーメンバーにするのが常識らしい

何でも他人とパーティーを組むとアイテムの分配やらで殺し合いになったりするらしい

その点奴隷だと見つけたアイテムは全てご主人様の物で、契約の印が体内に刻まれてて主人が死ぬと奴隷も死ぬという事で殺される心配もないそうだ

ただし 主人にも義務が発生し奴隷の衣・食・住は当然ながら税金も主人持ちであるらしい

「お前も冒険者になるなら奴隷は必須だから良く考えて選べよ」

と注意も受けた 高い買い物なのに全く役にたたない奴隷も多いらしい


翌朝3人と別れいざパーンに向けて平原にはいって行く

何度か魔物との遭遇 戦闘も有りはしたが一角兎とかの弱い魔物ばかりだったのでたいして困ることもなく

予定より2日早く8日でパーン商都の到着した。










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