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神様の棄児  作者: ryo-KK
3章 日常
30/88

3Jの企て

フレイザーと3Jの処罰や行動について、コメントがあったので、急遽ついかしsておきます。


ユーク家の庭師兼雑用に成って、はや数日。


離れでの生活を強制されて、フレイザーのストレスもかなり溜まってきていた。


ジャネット・ジャニス・ジョアンの3J達も少なからずの不満を抱えていたのだ。


3J達の不満はユーク達への不満と言うよりも、主人フレイザーへの不満の方なのだが・・・・


「お前達、今日も草むしりやっとけよ」


自身のプライドからか、雑用を3Jに任せてフレイザーは、一人でユークにリベンジをする為にランク上げに精を出すばかりだった。


ユークとの約定は、離れの家の管理と清掃、庭の整備、それと今は空の馬小屋の管理だ。


フレイザーの命令に逆らえ無い3J達はやりたくもない下働きを毎日やらされていた。


主人フレイザーの為だと割り切り、耐えていたのだ。


ユークとの決闘に負けるまでは、Aランクの数少ない冒険者で、3J達も少なからず恩恵を受けていただけに今の生活には満足出来ていないのだった。


ユークとの力の差も推し量れずにフレイザーがユークを倒して、もとの栄華に戻れる日を信じて、耐えていたのだ。


「フレイザー様、ユークにいつ再戦を申し込むのですか?」


フレイザーの1番奴隷ジャネットの言葉に決意も新たに宣言する。


「明日だ!」


その言葉を否定する様にジョアンが疑問を口にした。


「そんなに早くて大丈夫ですか?」


「この間の決闘はたまたま、俺が油断してたからだ。今度は負けないさ」


冒険者として一緒に戦地に行ってた3Jはフレイザーの逞しさや強さも良く知っている。


フレイザーがいうのだから間違いは無いだろうと、3J達は思っていた。


明日で、雑用から開放されると思えば、草むしりすら頑張れたのだ。



フレイザーや、3Jはミーシャが管理、監視していた。


とは言え、殆ど放置状態で、時折掃除や手入れの確認に買い物のついでに覗きに来る位だった。


ダンジョンで、経験値稼ぎをして、帰ってきたフレイザーは、買い物帰りのミーシャにユークに話がある事をつたえてもらった。



「ユーク様、フレイザーさんが話があるらしいのですが」


「なんだろ?、解った、後で顔を出してくるよ」


再戦の話しだとは露ほどにも思ってないユーク達は、泣きが入るのかなと考えていたのだった。


話を聞きに、離れを訪れたユークにフレイザーは再戦を挑んできた。


確かに再戦を申し込むのは、ダメだと決めてた訳でもない。


先の決闘で、フレイザーの実力も解ってたユークは、軽く引き受けるのだった。


「まだ、ご主人様に勝てると思っているのですね、愚かですこと」


フレイザーに言ってのけたのはミーシャだった。


「たまたま、まぐれで勝ったからっていい気にならないでよね!」


ジャネットが反論してくる。


「ご主人様はお優しいから、命だけは取らないように素手でお相手して下さったのに、それも解らないなんて、どうしようもありませんね。」


ミーシャの言葉にフレイザーがキレた。


「奴隷風情が意気がるな! お前の主人を片付けたらお前達は娼館で毎日働かせてやるから覚悟しておけ!」


「ご主人様、この愚かな人達がこの屋敷に必要だとは、到底思えないのですが」


ミーシャの言葉にユークも確かにと思うのだが、ここで放り出してもまた因縁を付けてくるだろうと考えていた。


徹底的に逆らえ無い状態にしてから放逐しようと思っていたのだ。


「ミーシャの意見も解るけど、もう少し僕に任せてくれないかな」


「ご主人様が仰るのでしたら私は構いませんが、愚かなこの方達がレミーさん達に何もしないと言い切れますか?」


ミーシャならフレイザー相手でも時間稼ぎ位は出来るのだが、リオやレミーは全く歯が立たない。


流石にそこまで、卑怯な事はしないだろうと思うのだが。


「これでもAランク冒険者だからね、プライドも有るだろうし、そこまではしないと思うよ」


「ですが、愚かな人の奴隷もまた愚か者です。 ジャネット達がする可能性も考えられます」


ミーシャの指摘にユークは、ジャネット達を見ると慌てて顔を横に向けた。


余りにも怪しい素振りに釘を刺しておくことにした。


「再戦は条件で決めてなかったから受けるけど、僕の大切な人達に手を出したら、どこに逃げても殺すから覚悟しておいてね、」


威圧を込めて、フレイザー達に言い放った。


「フレイザーさんも何度再戦しようが無駄だと気づいて欲しいんだけど」


「今度は俺が勝つからな、覚悟しておきな」


門番は騎士なので、明日の立会の見届け役になって貰う事にして、話を付けて屋敷に戻った。


翌朝、門番の立会のもと、再決闘が行われる事に成った。



決闘は、前回と同じで、フレイザーはユークに全く歯が立たずにあっさりと終了したのだった。


終わってからユークが勝った時の条件を言って無かった事を思い出したのだが、仕方無いと無条件で納得した。


その後もフレイザーはことある事にユークに戦いを挑んできたのだが、全く相手に成らなかった。


ユークも遊びと割り切っていたので、条件も出さずに相手をしていた。


しかし、全く勝てないのに挑み続けるフレーザーに3J達は、相想を尽かし始めていた。


その日もフレイザーは3J達に仕事を押し付けて、ダンジョンに行っていたのだ。



ガール?ズトーク IN庭 3Jバージョン(①=ジャネット、②=ジャニス、③=ジョアン)


③「フレイザー様って、以外とだらし無かったのね」


①「そんな事を言ってはいけません」


③「だって、もう何回負けてるか解ってる?」


①「フレイザー様が、どうとかでは無く、ユーク様が強すぎるのですわ」


③「確かにそうだろうけど、諦めないのもみっともないわ」


①「フレイザー様は、私達の為に戦って下さってるのよ」


②「本当にそうなのかしら?」


①「そうに決まってます」


②「考えて見てよ、雑用を全て私達に任せて、ダンジョンに行ってるって言うけどたまに香水の匂いがしてたわよ」


③「私も気づいた!きっと娼館でも行ってるんだと思うわ」


①「そんな事するはず無いじゃない」


②「じゃあさ~ 最近誰か抱かれた?」


①③「・・・・・・・」


②「ほら、私も無いのよ、今まで毎日だったのが全くっておかしすぎるわよ!」


③「私達に飽きた?」


②「そうまでは言わないけど、フレイザー様って自己中な方だし、何を考えているのか掴みにくいわ」


③「そう考えるとミーシャ達って羨ましいよね」


①「羨ましいってなんですか!」


③「だって、ユーク様って、ミーシャ達の事最優先で考えてるじゃない、この間もミーシャ達に何か有ったら許さないって、宣言していたわ、そんな事フレイザー様が言ってくれたことある?」


②「確かに言われたことは無いわよね」


①「・・・・・」


②「この際、ユーク様の奴隷に成るのも有りだと思うのよ」


③「かなり年下だよ」


②「テクニックならミーシャ達には負けないわ、それにユーク様って強くて、格好良いし、とても優しいわ」


③「それは私も同感、この前も庭で、草むしりしてたらお茶とお菓子の差し入れしてくれたし、優しい言葉もかけてくれたもんね」


②「人の奴隷にすら、そんなに優しくしてくれるんだもん、ユーク様の奴隷に成ったらどれだけ大切にされるか、ミーシャ達を見てれば解るはずよ」


③「確かに羨ましいよね~」


②「ユーク様にフレイザー様から買い取って貰える様に頼んでみようかしら」


①「ジャニス、貴方本気で言ってるの?」


②「本気よ! このままフレイザー様の奴隷になってても落ち目じゃない」


①「落ち目は言い過ぎよ」


③「ジャネットは今のままでいいんだ、私もジャニスに賛成かな」


②「じゃ、ジョアンと2人で頼んでみましょうか」


③「いいね! そうしましょ」


①「ま、待ってよ、私もユーク様の方が良いに決まってるじゃない!」


②「ほらね、やっぱりそう思ってたんだ。」


①「仕方ないじゃない、ユーク様素敵な方だし」


③「でも、奴隷が勝手に主人を変えるのって大変だよ!」


②「そうね、ユーク様が納得してくれるのも勿論だけど、フレイザー様にも納得して貰わないと誓約の紋があるからね」


①「フレイザー様が納得するかしら」


②「フレイザー様に嫌われる様に、無視したりする?」


③「それいいね! いきなりはバレそうだから、最近の態度に怒ってますみたいな感じで、少しづつ無視していけばいいかも」


①「後は、ユーク様ね、ミーシャ達に酷いことを散々言ったから、私達に余り良い印象をお持ちでないし」


②「それは仕方無いわよ、だからお若いユーク様を色仕掛けで、落とすのがいいと思うのよ」


③「いいわね、私達はエルフだから、見た目も20代前半に見えるし、リオには負けるけど胸だって、そこそこある方だしね」


②「じゃあ、フレイザー様が居ない今がチャンスよ、私がユーク様を離れに呼んでくるから、2人は準備しておいて」


①③「わかったわ」



こういった流れで、ジャニスはユークを呼びに屋敷へと向かっていった。



「ご主人様、ジャニスが離れの掃除の確認をして頂きたいと迎えに来てますが?」


「彼女達の管理もミーシャに任せた筈だけど?」


「はい、私が行くからと申したのですが、ご主人様にもたまにはチェックして貰いたいと申してまして」


「今まで、そんな事無かったのに、変だよね?」


「何か考えているかも知れませんね」


暫く考えて、もう少ししたら行くからと先に帰って貰った。


「僕が、先に行くからミーシャ達は少し遅れてからおいで」


「解りました」


何らかの罠か、策略が有ると感じてミーシャ達にも後で来る様に指示して、離れに向かった。



その頃離れでは、窓からユーク1人が来るのを確認して、3Jが裸で待機していた。


「ジャニス?来たけど?」


玄関から声をかける。


「ユーク様!今手が離せないので、2階に来て頂けますか?」


指示に従い2階へと向かった。


「ジャニス?」


部屋の前で、声をかけると中から入ってくださいと返事が帰ってきた。


扉を開けて中に入ると3Jが全裸でユークに抱きついて来た。


「これって、なんのいたずら?」


ユークは訳が解らずに3Jに問いかけた。


「悪戯では有りません、私達はユークの優しさに惹かれて、本当に抱いて欲しくなったのです」


代表してジャネットが答える。


「でもフレイザーの奴隷でしょ、僕には手が出せないよ」


「そう仰ると思ってました。ですがフレイザー様よりユーク様の方が魅了的で抱いて欲しいのです」


必死に懇願する3Jだが、遅れて来たミーシャに引き離された。


「あなた方はご主人様に何をしているのですか」


ミーシャは顔を真っ赤にして3J達に言い放つ。


「フレイザー様よりユーク様の方が素敵だから、好きになってしまったのよ、ミーシャに私達の恋愛に口を出す権利はないと思うのだけれど」


ジャニスがミーシャに意見を言ったのだが、レミーが反論した。


「フレイザーさんよりユーク様が素敵で、好きになるのも解るけど、裸で迫るのはやり過ぎよ」


「レミーさんなら解ると思ってたけど、好きだから抱いて欲しいって思うのは自然だとおもうけど?」


確かにレミーも散々ユークに取り入ろうと無茶をしてきたのだが、裸で迫ることは一度も無かった。


「フレイザーさんに愛想を尽かしたってところかしら」


レミーの指摘にギョっとする3人をミーシャは見落とさなかった。


「抱かれるか決めるのはご主人様ですから、私達は何も言いませんけど、まずは、フレイザーさんに主従関係を解除して貰ってからの話しだと思いますよ」


「それも解ってるけど、先にユーク様の女になった方が話も早いじゃない」


黙って聞いていたユークだが、3Jにたいして、全く触手が動くこともなかった。


「取り敢えず服を着てください。それに僕にはミーシャ達が要るので、貴方達を抱きたいとも思ってません」


「私達がお嫌いですか?」


「別に何とも思ってないだけです、フレイザーから貴方達を買い取ろうとも思ってません」


「ミーシャ達より私達の方が満足させられる自信も有ります。 どうか私達の主人になって下さい」


「さっきも言いましたが、僕はミーシャ達で十分満足してます。 それに貴方達の様に主人を変えようとする奴隷も必要有りません。 逆に、僕がフレイザーの様な立場になったとしてもミーシャ達なら、僕を見放す事は絶対無いと信じてもいます。」


ユークは言いながらミーシャ達をみた。『勿論』と3人が頷いてみせる。


「ですから主人を信じてついて行けない奴隷は必要有りません。」


「ですが、フレイザー様は、ユーク様への対抗心だけで、私達には見向きもしてくれません。」


「それは、フレイザーと直接相談して下さい」


きっぱりと告げてユークは屋敷に戻った。


ミーシャ達は3Jと話をつけると居残った。




ガールズトークIN離れ ユークの奴隷VS3J


㋯「ご主人様を色仕掛けで、誑かそうとしても無駄ですよ」


②「今日は諦めるわよ」


㋯「まだ懲りてないんですか?」


②「ミーシャ達だって解るでしょ、ユーク様は簡単に諦めるには惜しい方よ」


㋯「それは解りますが、あなた方では、ご主人様の気を引くのは無理だと思いますけど」


③「そんな事はやってみないと解らないわ」


①「そうよ、一度でも抱いて頂けたら、私達の事も夢中になって下さる筈よ」


㋹「また色仕掛けで、迫るつもりね」


②「それがいけない事かしら?、若いご主人様の精の捌け口は何人居ても困らないわよ」


㋹「私達で、ユーク様は十分満足してるから必要無いって言ってるのよ」


①「それはレミーさん達が言ってるだけで、ユーク様は満足してないかもしれないわ」


㋯「先程も言っておられましたが、私達だけで十分満足して下さってると」


①「貴方達の前だから気を使って、言ってただけよ」


㋷「ご主人様は、お優しい方ですが、嘘は絶対につきません。ですから先程の言葉も真実だと思います」


①「だからと言って、貴方達に私達の感情まで、束縛する権利は無いわよね」


㋯「確かに有りませんけど、ご主人様に迷惑がかかるなら、これには値しません。」


②「何よ!脅す気?」


㋯「脅しでは有りません、ご主人様に迷惑がかかるなら、私は、貴方達を絶対に許しませんから」


㋹「そうね、ユーク様に迷惑がかかるなら考えものね」


②「迷惑なんてかけないわよ!、気持ちよくして差し上げるだけだし」


㋯「それが迷惑だといってるのですよ。」


㋷「ミーシャさん何を言ってもキリがありませんから、こう言うのはどうでしょう」


㋹「何か良いアイデアが有るの?」


㋷「ご主人様が少しでも困った顔を為されたら、地下牢に入れて折檻するか、フレイザーさんに言って処罰して貰えば良いのではないかと思うのです。」


①「フレイザー様には私から奴隷の解除を今日にでも言うわよ」


②「大丈夫かしら」


①「フレイザー様の態度次第だけど私達にも奴隷としての権利が有るから大丈夫よ」


㋯「そちらが何を話そうが構いませんが、ご主人様の名を出さない方が良いですよ」


①「どうしてよ!、ユーク様の奴隷になりたいのだから正直に話したほうが話も早いわ」


㋯「フレイザーさんは、ご主人様に勝てない事に苛立っておいでです。そこに貴方達がご主人様の奴隷に成りたい等と申しては、どの様な行動に出るか解った物では有りませんよ」


㋹「確かに、ミーシャの言う通りだわ、最悪殺されるかもね」


①②③「・・・・・・・」


㋯「よく考えて下さいね」



言い残しミーシャ達は、ユークの待つ屋敷に戻っていった。



残された3Jは思い思いに思考を巡らせて、最善の方法を考えていた。


夜に、フレイザーが香水の香りを漂わせて、帰ってきた。


ジャネットはフレイザーに香水の事を問いただしたが、フレイザーは悪びれもせずに娼館で遊んできたとはっきりと告白したのだった。


ジャネット達3Jは、私達の相手もしてくれないのに娼館に通うなんてとフレイザーに詰め寄ったが、フレイザーはユークの屋敷で抱く気にもならないと3Jの言葉を突っぱねたのだった。


ジャネットは、フレイザーの行動から、私達がもう要らないのならと話を切り出した。


「確かにここは、ユーク様の持ち物ですが、私達に情けを頂けないのは話しが違います、ユーク様にライバル心がお有りなのは、理解してますし、訓練の為にダンジョンで努力も為さっているのでしょう。 しかし娼婦をお買いに成るのは違うと思います。」


「なんだジャネット、主人の俺に意見か!」


「意見も言いたく成ります。 フレイザー様にお使えして、10年以上ご一緒してまいりましたが、この様な扱いは初めてです。私達は所詮奴隷です。ご主人様が要らないと仰られるのなら仕方有りませんが、そうで無いなら私達の事も構って下さいませんか?」


「なんだ、淋しいのか、なら相手をしてやるから、そこで脱げ!」


「その物言いが気になるのです。 嫌々抱かれたがる女が居ると御思いですか?、私達はフレイザー様の奴隷ですから、拒むことは出来ませんがもう少し私達の事を考えて下さっても宜しいのではと申しているのです。」


「面倒臭い奴だな! そんなに嫌なら好きなとこに行けば良いだろ!」


「本当に好きな所に行っても宜しいのですか?、私達が居なく成れば此処や、庭の手入れをフレイザー様が為さるのですよ!」


「なんでそう成るんだ!お前達がやれば良いじゃね~か」


「ユーク様との約定はフレイザー様との間のもので、私達は、フレイザー様の奴隷だから手伝ってるだけですから、フレイザー様が契約を解除するのなら私達がお手伝いをする必要も無くなります」


冷静になり考えるフレイザーだが、流石にそれは困ると考えを改め様としたのだが、ジャネットはそれも困るので、助け舟を出すことにした。


「ですが、私達もこのまま雑用ばかりは、嫌ですので一つ考えがあります。」


「考え?」


「はい、フレイザー様が私達を開放すると困るでしょうから、私達でユーク様の奴隷になり、フレイザー様を開放して頂く様にお願いします。」


「そんな事が可能なのか?」


「はい、今までのユーク様を拝見してましたら、あの方は自身の奴隷にとても甘くてらっしゃいます。フレイザー様の奴隷が居なく成り、私達全員がユーク様の奴隷と成ったらフレイザー様が困ることも解ることですから、私達から元主人の困った姿は見たく無いからと持ち掛ければ、必ず解って頂けると思います。」


「それならいいが、あいつが、お前達を奴隷にすればの話しだよな」


「勿論です。ですがユーク様はまだお若いので、精力も旺盛でしょう。私たちなら篭絡出来ると思います」


「確かにお前らは良い体もしてるし落とせるとおもう」


「はい、ですがユーク様にも綺麗な奴隷達が居ますので、簡単には行かないでしょう。ですから、フレイザー様から私達を引き取って欲しいと持ちかけて頂き、私達が捨てられると印象づけて貰いたいのです。 私達は、ユーク様に気がある素振りで迫って、出来れば関係を持つ所まで行ければ申し分ないと思うのです。」


「俺の奴隷のままで、あいつに抱かれるのは癪だな~」


「勿論フレイザー様もお辛いでしょう。ですがこのままでは、フレイザー様が潰れてしまいます。私達の事はきっぱり切り捨て利用するのが良いと私達も話し合いました。女を抱きたいなら今までの様に娼館に行けば良いだけですし」


「奴隷のままなら何時でもお前らも抱けるしな」


言いながらジャネットを抱き寄せ胸を揉もうとして来たが、ジャネットはするりと交わしていた。


「それは成りません。 もしご主人様に言い寄る女が、他の男性に抱かれてたりしたら信用できますか? この作戦で、フレイザー様が自由を取り戻すのであるなら、今後私達に触れる事もおやめ下さい。 そうしないとユーク様に感づかれるかも知れませんし、私達もフレイザー様が気になり本気でユーク様に迫れません、出来るならユーク様の前だけでも私達に冷たく当たって下さい。」


ジャネットは、考えられる限りフレイザーを立て、自分達が全部を受けると言う考えを強引に納得させた。


かくして、3Jのお色気攻勢は本格化していくのであった。


翌日にはフレイザーはユークに3Jの事を近々開放すると告げていた、理由は最近ユークに目移りして来た事と、フレイザーに別の彼女が出来た(情婦)事だと適当に付けたのだった。



ミーシャ達にその事を話したのだが、私達にお任せ下さいと言われ、直接関与する事もなくなったのだが、3Jの猛攻はユークに直接襲いかかってきていたのだった。


時にはいきなり抱きついてキスをしてきたり、ユークの手を取り胸を触らせてきたりとだんだん露骨に成っていた。


ミーシャ達は防衛手段として、より仕事を厳しくしたりユークの側を離れなかったりもしたのだが、ユークがトイレに行くと隠れていたりと、収集がつかなくなった来ていた。


数日が経ち、フレイザーとの決闘も何度か繰り返されたが、全く歯が立たないので、フレイザーは戦う戦意すら消え失せていた。


その頃にはフレイザーの目の前でも3Jは、ユークに愛を囁いてくる様に成っていたし、堂々と抱きついてきたりもしていた。


流石に困り果てたユーク達は、フレイザーの意見を聞き入れて奴隷の開放を呑むことにした。


しかし開放したからといって、ユークの奴隷にすると決めた訳ではなかった。


余りにもフレイザーが惨めだったから、フレイザーの奴隷のままではダメだと思ったからだ。


金銭での買取ではなく、フレイザーも屋敷から開放する条件での3Jの開放だ。


3Jはこれで、ユークの奴隷に成れると喜んだのだが、 3Jの企みなどミーシャ達にはお見通しだった。


儀式が終わりフレイザーが屋敷を出て行ってから3Jを離れに留まらせ、来客を待ったのだ。


暫くして現れた来客は、奴隷商のマルリだったのだ。



マルリを離れに連れて行き3Jを売り飛ばしたのだった。


3J達は面を食らってたが、ユークにも全く相手にされて無かったのも解っていたので諦めるしかなかったのだ。


かなりの安価で売られたので、次の買い主も直ぐに見つかるだろうとミーシャ達は言っていた。


こうして一連の騒動は幕を閉じ、ユーク達の平穏は取り戻されたのであった。


しかしまたもや管理する者が居なくなったのも事実なので、ユージンに後日引退した冒険者を紹介して貰う事も確実に成った。


ミーシャ達も、3人ではユークの護衛も侭成らないと痛感して、新しい奴隷の購入も考えさせられたのであった。


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