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神様の棄児  作者: ryo-KK
2章 仲間
16/88

ダンジョン

新居での生活も、3日目になっていた。

主寝室に置くタンス等の家具の家具も、ドルトスに注文したので、生活のするのに支障は無くなってきていた。


ミーシャの作る料理も、ユーク好みの味付けで、とても美味しくて大満足していた。


「ミーシャ」

朝食を食べ終わり、後片付けをしているミーシャに声をかける。


「はい、ご主人様」


「今日から、仕事再開するから、片付けが終わったら用意して!」


「解りました、ご主人様」


先に寝室に戻り装備を身に付ける。

ユークの装備は、竜皮の帽子・竜皮のジャケット・竜皮の靴に片手剣のエストックにマジックポーチ(大)だ。


ノックの後、部屋に入ってきたミーシャが、侍女服を脱ぎTシャツとスカートに着替える、本日2度目の生着替えだ。


ミーシャは寝るときは、スリップで、起きたら侍女服に着替える。

着替えを生で見れるのは、男としては嬉しいのだが、何度も着替えないといけないのは、流石に面倒だろうとミーシャに、普段はTシャツ姿で良いのでは? と聞いたのだが侍女服だとご主人様が喜ばれますからと言われてしまった。 全くその通りなので、それ以降は何も言ってない。


ミーシャの装備は、ティアラと硬革のジャケット・竜皮の篭手・硬皮の靴にレイピアだ。


後から思ったのだが、この装備にティアラは合わない、しかし、裸にティアラだけ着けさせると、対ユークの防御力が飛躍的に上がる。綺麗な顔に、直視できない肢体(直視してるけど・・・って言うか、ガン見)輝くティアラを着けたミーシャは、まさに女神で、手を出し辛い。


準備を終えて、今日の予定を話し合う


「ミーシャとの初戦闘になる訳だけど、大丈夫?」


「はい!ご主人様には、とても良い装備を貸して頂いております。精一杯頑張りたいと思います。」


「今日は、ミーシャの力も見たいから、セルラト平原の3番ダンジョンに、行きたいと思う」


セルラト平原の3番ダンジョンは小さいダンジョンで、出てくる魔物もマリルスネーク等の爬虫類系と蜂や蜘蛛等の虫系の魔物しか出ない。


蜘蛛は糸、蜂は毒に注意していれば、問題ない魔物だ。


ミーシャに、出現が予想される魔物の情報を教え戸締りをの確認をして、寝室からワープした。


ワープは、ユークが誰と移動するかを、認識さえしていれば、触れたりする必要もない事が解っていた。



セルラトの3番ダンジョン地下2階層に出た。ダンジョンは下に行く程、魔素が強くなるので、魔物も強くなる。


「ここが、地下2階層ね」


「ご主人様の移動魔法は、とても素敵です。」


(そこを褒められても・・・)


「この階は、ハニービーとキラービーしか出ないから。 毒にだけ注意してね。」


最悪、毒状態になってもユークは、生活魔法が4なので、デトックスとハイヒールが使える。


生活魔法とは、普段の生活に役立つと言うだけで、威力とかは、あまり関係ない。

1~4までレベルが有り、1だとライトの灯魔法、だけで、2でリトルファイア等の火・水とヒール魔法が使える。 3でデトックスの解毒とリトルフリーズの氷制作、4で、ハイヒール、の他にオールヒールとオールデトックスの魔法が使えるようになる。


デトックスの魔法は、通常は食中毒の時や魚の毒に当たった時に使うのだが、魔物の毒にも効果的で、上位の冒険者は、大抵が4まで持っている。


生活魔法は、マホガリア等の魔法国家か承認に頼んで、取り寄せてもらえば、誰でも買えるし、通常の系統魔法では、使えない属性だったとしても、威力の低さから誰でも使える。


ユークもmアルバに14歳の時に、プレゼントされたから使えるのではあるが、普通は2までで、じゅうぶんやっていけるので、冒険者以外では、4までは、あまり必要もない。


「ミーシャは生活魔法2だっけ?」


「はい!生活魔法3も欲しかったのですが、買えなくて」


「そっか、必要になる事もあるだろうから4までプレゼントするから」


「確かに冒険者を続けるなら必要ですが ご主人様がお持ちなら必要ないと思うのですが」


「今はまだそうだろけど、これから先、もし僕の魔力が枯渇している時に、何か有ったら困るからね、装備と同じで、必要経費だよ」


「ありがとう御座います。」


ミーシャは系統魔法はウォーターしか使えず。冒険者スキルもダンジョンウォークと剣技しか持たない。


剣技は攻撃力UPのパッシブスキルだ。


ダンジョン内は迷宮っぽくなっているのだが、迷うことはない 移動系魔法があるのも理由の1つだが、進行方向が解るように、国から依頼された冒険者がマッピングしてて広く情報を公開されている。


新しいダンジョンが出来た時は、マッピングに多額の報酬がかけられるので、冒険者が殺到することが多い。


セルラトのダンジョンは、発見されてからかなりの年数が経っているので、ほぼ全部マッピングされている。

ここ10年で新しく発見されたダンジョンは、無いらしい。


ユークは、セルラトのダンジョンは全て、踏破しておりマップも持っている。


ポーチからマップを取り出し確認しながら歩く、もちろん探索のスキルは、発動している。


しばらく歩くと探索に引っかかる気配があった。


「そこの角を曲がると魔物がいるから気をつけて」


「探索のスキルですか?」


「うん」


「やっぱりご主人様は、素晴らしい冒険者です」


(普通に持ってる人の多いスキルなんだけどね・・・)


曲がり角から覗いてみるとハニービーが3匹いた。


「魔法だと一撃なんだけど、ミーシャの戦い方も見たいから任せていい?」


「はい!出来るだけ頑張ります」


ハニービーの前に姿を晒すとブーンと言う、羽音と共にユーク立ちに向かってきた。

ユークはエストックを、ミーシャははレイピアを手に持ち臨戦態勢は、整っている。


まず、ミーシャが駆けた。 向かってくるハニービーにレイピアを振るう。

前に出たミーシャに狙いを定めたのか、ハニービーは、一斉にミーシャに向って行った。


3匹同時は、きついのか、ミーシャの顔に焦りが見える。


ユークは慌てて駆け寄り、一番近くのハニービーをエストックで、ふ屠る。 一撃で、頭を突かれボトリと落下した。2匹なって、落ち着きを取り戻した。ミーシャは、2匹を相手に連撃を繰り出す。ユークよりは、遅い速度なのだが、全ての攻撃が1本の光で繋がっているかの様に見えた。


(綺麗な剣筋だな~)


ようやく2匹が力尽きた。


「綺麗な剣捌きだね」


見事な演武に賞賛を送る


「ありがとう御座います。 でも3匹来たときは、正直、怖かったです。 ご主人様が助けて下さらなかったら 危なかったです。」


「ダンジョンはDランク以上が条件なのに、ミーシャは、まだEランクなんだよ。 それを2匹同時に倒しただけでも凄いよ!」


「ありがとう御座います、 ですがご主人様は、流石でございます。 あっという間に1匹、倒してしまわれました。」


「あははは」


ここらの魔物はユークには、遊び相手にも成らないレベルなので、倒したところで自慢にもならない。


「それより パーティーって経験値は、誰が倒しても分配されるはずだよね?」


「はい! そう記憶しております」


「OK じゃあ ミーシャのランク上げに専念しようか」


「私のですか?」


「うん一気に最下層にワープして、大物を倒そう」


「私がいたら邪魔になるのでは?」


「大丈夫だよ 魔法で終わらせるから ミーシャは見てるだけでいい」


「しかしそれでは、私の存在に意味があリません」


ユークは、もとよりミーシャやリオに戦闘は求めていない。 ユークは単独で、セルラトのダンジョンを余裕でクリアできるのだ。 ミーシャやリオに求めたのは、孤独感に耐えられないので、話し相手が欲しかっただけで、ミーシャ達には自身の身を守れる程度の実力さえ付けて貰えればいいと思っていた。


「ミーシャの存在意味は、僕といてくれるだけでいい。 ただ、ミーシャの事を常に見てられるとは、限らないから、もしもの為に自分の身を守れるくらいには、成って貰いたい。」


「ご主人様の御側から離れる様な事は決して有り得ませんが、戦闘奴隷の私がご主人様をお守りするのは当然の使命です。」


「それは、後で解るだろうけど僕は、絶対に、殺られたりしないから心配しないで!」


そう言ってワープを念じ最下層の20階に移動した。


「ここが最下層の20階なんだけどここは、マリルスネークの巣になってて、数10匹の群れで攻撃してくるから気をつけて」


簡単に注意だけ促し歩き出すユークだが、ミーシャにとって、マリルスネーク2匹でも驚異の存在だ。


体長2m弱の蛇で、粘膜のせいで、剣が弾かれ易く近接が得意のミーシャには、特にきついのだ。


「この先に100近い群れがいる。 僕は群れの中に突進すらけどミーシャは、僕に何が有っても絶対動かないで、見ててくれる?」


「動かないで、ですか?」


「そう!僕が魔物の中に入って魔物に襲われてても黙って、見てて」


「ご主人様が魔物に襲われてるのに黙って見てるなんて出来ません」


「ん~~」


少し考えて説明する。


「ミーシャが近くに居ると巻き込んで怪我させるから、ミーシャに怪我なんかさせたくないし下手をすれば、ミーシャを僕が殺すことになりかねない」


「ご主人様のお体はどうなるのでしょう?」


「僕自身は問題ないよ! 今まで何度もやってるし」


「本当にご主人様に万一の事は無いのですね?」


「心配してくれて嬉しいよ、でも怪我すらしないから、 僕を信じて」


「解りました。 ご主人様を信じます!」


ユークが死ぬと奴隷のミーシャも死んでしまう事は、当然理解しているので、ミーシャの事を大切に思っているユークがミーシャの命を奪う筈もなかった。 ユークのやりたい事は魔法での一撃殺戮だ。

  

行ってくるとミーシャに告げた瞬間、ミーシャの視界から消えた。


「えっ! ご主人様?」


突如消えたユークに戸惑うも直ぐに落ち着くいた。


消えたのではなく一瞬の間に、駆けていったのだ。 そのあまりの速度に獣族のミーシャの動体視力を持ってしても、捉えることが出来なかった。


気づいた時にには50見上先の魔物の真っ只中にユークノ姿があった。 100匹近い魔物が一斉にユーク目掛けて飛びかかる。 ミーシャからは、大量の蛇で出来た、ドームにしか見えず。 ユークの姿もドームの壁にかき消された。


「ご主人様~~!」


思わず叫ぶ ミーシャの声に反応した、マリルスネークが数匹ミーシャの方に向かって来る。

 

どうして良いか解らずに、棒立ちになるミーシャだが、ミーシャが叫んだ数瞬後に、ドームの中から、凄まじい火の爆発が起こった。 


爆発と同時にミーシャの目の前に迫っていたマリルスネークも真っ二つに切られて、四散していった。


ミーシャに迫っていたマリススネークにユークが気づき、急いでミーシャに駆け寄りミーシャを守ったのだ。


「ふ~焦った」


手で汗を拭う仕草をして、ユークは笑った。


「ご主人様お怪我は?」


「ないよ、それより怖い思いさせてごめんね、ミーシャこそ怪我してない?」


目の前で起こった出来事後直ぐには理解出来ないのだが、ユークの事飲みを案じ何事も内様子のユークをみて、ミーシャは、膝の力が抜けその場に尻餅を付いた。


「ご主人様が死んじゃうと思い、叫んでしまって、申し訳ありませんでした。私が叫んだから魔物がこっちに向って来たんですよね」


少し落ち着いてきたのか冷静に判断できてきた。


「こうなると解っていたので、ご主人様は、私に黙って見てる様に言ったのですね」


「まあ、そうだけど 初めて見たら、誰だって、声を出すと思うから気にしないで」


「ですが私は、足を引っ張って、ばかりで・・・」


どうもミーシャは、自分を責めるのが癖みたいだ。


(強く言った方がいいのかな?)


「ミーシャ! そう自分を責めないでいいから」


「本当のことですから」


(まだ言い方が軽いのかな・・・でもこれ以上は言えないし・・・)


「私のせいでご主人様に迷惑ばかりお掛けして・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・して・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ます・・・・・・・・」


「あ~うるさ~~~い!!!」


{ひゃいっ」


思わず叫んでしまった。


ミーシャは、ビックリして噛んだ。


(うわ~~  きつクい言いすぎた~~ ど~~しよ~~)


一度口に出してしまった言葉は、飲み込めないので、仕方がないと、そのままの勢いで、話すことにした。


「ミーシャ!お前は 、僕の言うことが信じられないのか?」


「いえ、滅相も後座いません」


「なら、自分を卑下するな! 僕が良いと言ってるんだ! 信じてるなら二度と言うな! 解ったか!」


「はい!申し訳ありませんでした」


素直に従うミーシャに、きつく言ってごめんとフォローは。しておいたが、ミーシャは、さっきのご主人様も凛々しくて素敵でした。 と頬を赤らめて言った。


気を取り直し、ドロップアイテムを集める。マリルスネークは蛇皮しか落とさないが1つ200Gで売れる。全部で80枚有ったので16000Gになる。ユークは何時もこんな感じで、ダンジョンや依頼を受けてるのでアイテム収入だけでも、ハンパない金額になるのだ。


続けて同じようなマリルスネークの群れを次々に討伐していく。


昼過ぎに、家に戻ったのだが結局6グループ潰し、合計420匹討伐していた。凄まじい無双っぷりであった。


居間でミーシャに紅茶を入れてもらい一息入れていた。ミーシャは、ハニービーを倒した時に出た、蜜蝋で、革製武具の手入れをしながら話しかけてきた。


「ご主人様がどうして、こんなに早くCランクに成れて、その若さで、この様なお屋敷を買える程、お金持ちなのが良くわかりました。」


「僕の事、怖くなった?」


さすがの無双っぷりを見せつけたので、引かれても仕方がないと思っていた。


「とんでもないです! ご主人様は、第一に私のことを考えて下さってました。 確かに、すごくお強くて、私などでは、足元にも及びません。  でも、あれだけの大群相手に怯む事もなく、向かっていくお姿は衝撃的でした。」


(少しやりすぎた感はあるのだが・・・)


「全く怖くないとは、言えませんが、私は、ますますご主人様に、トキメイテしまいまいした。」


ぽっっと顔を赤らめて言われ、ユークは、引かれなくてよかっと思った。

武具の手入れを終えたミーシャが装備を2階の客間(装備置き場にしている)に持っていく、片付け終わったのか扉の締まる音が聞こえたのでユークも2階に上がって、寝室の前ですれ違うミーシャを抱きしめそのまま寝室のベッドに連れて行った。 先程の愛の告白を聞いて我慢できなくなっていたのだ。


ミーシャもユークに可愛がって貰えるのは、最高のご褒美だったので、促されるまま付いて行き、熱い逢瀬を楽しんだ。


夕方前にミーシャは、いつもの様に食材の買い出しに出かける。 ユークはギルドにっドロップアイテムの売却だ。


買い物先では、ミーシャの美貌で、人が集まり出すがミーシャは、ユーク以外に全く興味がないので、悉く無視をする。 中にはミーシャの手首を掴もうとする。狼藉者が居たり、奴隷だと知るとユーくより高く買うからと持ちかけてくる者までいる。 狼藉ものは、商店の方々が追い払ってくれるし買いたいなどという者など目も合わせない。そんなミーシャに、危険な手が少しづつ忍び寄っていた。


大量に持ち込んだ蛇皮にギルドの買取職員は驚くしかなかった。 売らずに貯めていたからと軽く嘘をつき買い取ってもらう。 1枚200Gで買い取らせていただきます。と言い枚数を数え出す。しばらくして、数え終わり420枚ですね?よろしいですか?ときかれたので、頷き、8万4千G受け取った。


さて戻ろうと、思いながらミーシャを迎えに商店の方へ向かう。




   





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