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神様の棄児  作者: ryo-KK
1章 捨て子
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プロローグ

初投稿になります! 何か色々ごちゃ混ぜになる可能性も有りますが楽しくかきたいとおもいます!

ここは神々が闊歩する世界!その名を「ユグドラシル」


その中でも最上位神で絶対神 全ての生命の頂点 【ユーリア】


「この子は産まれては、いけない子」


なんの因果か魔王ハザードとのあいだに出来てしまった子供

他の神々に見つかれば、魔王郡との全面戦争も必然である。


そんなユーリアの状態を唯一知るユーリアの従神アポリウス。


「ユーリア様!この事が表沙汰になる前に処理しませんと大変な事に・・・」


「それは解っているのよ!でも・・・」


「でもではありません!ユーリア様がこのような不始末を犯したと知れれば、世界は滅びます!どうかお考えを!」


絶対神であるのにユーリアはなんと言うか天然?である!


そもそも何故に魔王と・・・敵なのに。


それは今から半年程前、魔王と神による定例の会議の時、魔王であり女たらしで有名なハザード王に会議後ナンパされてホイホイと付いて行ったからである。


「ねぇ~アポリウス~やっぱり産んじゃだめぇ~?」


「そのように甘えて言われてもダメです!!」


「そもそもどうしてハーデスにナンパされてるんですか!自分のお立場をお考え下さい!」


「だって可愛いとかぁ~、チャーミングだよ~とか言われてうれしかったしぃ~」


「うれしかったしぃ~じゃ有りません!! しかしどうすれば・・・」


「神界じゃなきゃOK?]


「神界以外って・・・地上界でお産みになるおつもりですか?!」


「うん!」

これにはさすがのアポリウスも仰天である。


「ユーリア様? お忘れですか?ユーリア様は此処から離れられませんよ!」


「えぇぇぇぇ~~」


「あなた様はこの神界をお創りになった時にご自身の意思を繋いでいます。神界・魔界以外では意識も保てません!」


「わすれてたぁ~~ 」


アポリウスの苦悩の90%はユーリアの天然素材といっても過言ではない。


常にこのような感じでユーリアの側に仕えていたわけだが、今回の一件は擁護出来る訳も無く、暫く悩んだ末に出た答えが・・・


「捨てましょう!」であった。


「捨てる?」


「まだ生まれてない無いのに捨てるとは?」


「ですからお産まれになる前に地上に落とすのです。」


ユーリアは?????と考えてるが何を言ってるのやらと理解が追いつかない。


アポカリウスは、それしか有りません!と、そそくさと転移の準備にとりかかった。


転移の準備も終わり今から転移させますと、アポカリウスが告げようとした時(実に3時間は経過していた)


「まって!まって!まって! 捨てるって!転移って!そんなのあんまりよぉ~~もう少し考えさせて」


アポカリウスは深い溜息のあと一言。


「時間切れです!」


とだけ告げた!


発動した転移装置の光がユーリアの下腹部に吸い込まれた瞬間、一段と強い輝きの後消えた!転移完了の合図である。


その後ユーリアはアポカリウスと半日、口も聞かずに泣いていた!(半日かよ!)


実際ユーリアはアポカリウスが居ないとまともに生きていけないのである!絶対神なのに・・・


神界から地上界へは不干渉の規律が有る為、ユーリアが我が子に会えるのはかなり先の話になる!


そう魔界が地上に大進行をかける時まで・・・。

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