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千里眼

作者: 460

もしあなたに特別な眼があったらどうしますか?


昨今、いろいろな眼が物語に登場します。

千里眼、未来視など見えないものを見る眼。

石化、魅了などの見た相手に干渉する眼。




千里眼




千里眼とはその名のとおり千里もの遠くを見渡すことのできる眼である。

千里とはどれほどの範囲かというと、一里が約4kmである事から千里は約4000kmと日本列島を覆ってもお釣りが来るほどである。

通常人間の見える範囲とは、遮蔽物のない平原であっても水平線の向こうまでは見ることができない。

このことから千里眼の範囲は膨大であることが理解できる。

この膨大な視覚範囲がもたらすものは様々あるだろうが、常人は正気を保つことは難しいであろう。

たとえば千里先の人が助けを求めても助けることができない。




「助けて・・・誰か助けてください。」




助けたい。助けたい。助けたい。

しかし、どんなに残虐な光景が広がっていても眼を背けることはできない。

なぜなら千里眼は水平線の向こうまで見えるということは、透視も備えているからだ。

目蓋を閉じようとも、見えてしまう。

しかも約4000キロメートルの範囲にどれほどの人間が住んでいるだろうか?

日本の人口が1億人以上いる。

この一億もの人々の暮らしが見えてしまう。

まさに神の視点であろう。

だが人である我々がこの視点を得てしまうと、感情が崩壊してしまうであろう。

ゆえに常人では不可能である。

もし、千里眼を持つものが現れても感情が欠落、崩壊がしている狂人であろう。

不可能なのだ。

通常の価値観を持つ常人には。

可能とすれば・・・神のような力を持つものぐらいであろう。


そのようなものはこの世界にはいない。


世界は残酷だ。ゆえに、私は世界を捨てた。



作者の魔眼に対する考えを述べただけ……


以前書いたまま放置したものを上げました。

話は多分広がりません。

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