【5話 天道】
幻想内に再度潜って武術体得のために覚えて居た。
「最大効率のシャドーファイティング,体得の為に鍛錬するのではなく,妄想内に完結させて
武術を体得する,現実と同レベルにシャドーファイティングをする必要があるか」
「ゴースティング,痛みを喰らうし最悪脳内で
死ねばショック死だが,よし,やるぞ」
妄想と肉体が連動する,筋肉の自動的な脈動と
骨立による記憶がある故に出来る芸当だ。
「三頭犬,俺はお前を超える」
「あぁ?何を言ってんだ,前まで当てれば勝てると
思っていた雑魚のくせに!」
バゴーン,バゴーン,あの時に受けて居た
梅腹師匠の凄さがわかる。
「三頭犬,貴様は更に高みに至ったか」
「今はその名前じゃねぇ,赫拉克勒斯だ」
「ヘラクレス,,,か,もはや門を超えた先の存在に
至ったか」
「餓狼!」
餓狼発動時,全身の血流の流れが加速していく。
「んな⁉︎災禍転覆の都市伝説の技術じゃねえか!」
赤い霧が辺りを覆う。
「そうか,血が沸騰,まじに災禍転覆か,なら俺もダァァァ!」
不倶戴天が呼び覚ませしは[こいつとこの世を同じくしない/IRRECONCILABLE]。
両者全力想定のぶつかり合いである。
「だらァァァ!」
完全核撃を放つ。
「ウブ!,ガハ,確かに強いがなぁ,天道の防ぎ!」
弾き出し,敵が触れた瞬間吹き飛ぶ天道の防御技術,もはやガード状態は誰も攻撃は出来ない,
全方位に対応する死角の無い技。
「くはは!だがしかし天道と技と災禍転覆の暴,
相性の悪さで長くは持たないだろヘラクレス!」
バゴーン,攻撃が放たれたが。
「まさか,災禍転覆と相性の良い攻撃を防ぐ技,
あらゆる受け技の要素が含まれる受け技の
回転盾がある!」
バゴーン,回して受ける。
「ヌォ⁉︎」
「螺旋掌底拳ンーーー!」
バゴーンと天道螺旋掌底が飛ぶが。
「ふぅ,なるほど,見れば見るほど奥が深い!
お前の災禍転覆ごと全て奪って俺のコレクションにしてやる!」
[十三階段/A・GUILLOTINE]
見えない蹴り,気づけば身体を貫いて居る蹴り,
復讐が得た力が奴の技術を奪った証,勲章で
すらある,十三段の階段,外国の死刑における
階段数の名前を名付けられし最も不吉な蹴り技。
バゴーンヘラクレスにダメージを与える。
「ウグゥ,うぁ!」
ヘラクレスの一撃を軽やかに回避する。
[獄の門番・影踏まず/SPATIAL・TRANSFER]まるで最初から当たる気が
なかったように届かない回避技術,イメージファイティングの三頭犬からイメージを着想を得て
CQCの間合いと組み合わされた技,三頭犬の
避けれなかった完全零寸拳を皮一枚かつ残像を
掠める形だが避けられるほどに卓越した回避
技巧。
「へへへ!奥義使わなきゃ勝てないんちゃうんか!
あぁ!」
そう煽ると切り返す様にヘラクレスは喋る。
「あっそ!」
バゴーン,一撃のダメージが来る,それは。
「,,,」
頭を貫いて居た。
[死後蹴打/ABSOLUTEDETERMINATION]
梅腹蝮流の覚悟と弟の勇気がもたらした肉体の動かし方,戦闘の意思は例え死んでも身体が覚えている限り決して消えはしない,確実に死ぬ以外絶対に止められない闘争本能を宿す。
「グフ」
城崎は死にながらもヘラクレスの心臓を
貫いた。
「はぁっはぁっはぁっ,痛い!イッッッタイ!
ふぅ〜,夢遊と気絶,また起きる技術,ふ〜む」
模倣の天啓を持ちし猛者,幻想を脳内に真実を
展開する架空現実[ファントム]を体得すると
同時に天道の最難関技術,経験則習性の体得
である,静の深い無意識と暴の浅い無意識の同時発動[真髄の真価/NEUTRAL]を知覚した。
「天道の全技術の体得,絶対にしてやラァ!」
そうして3日間の修行を超える。
「よし,放ってみるか」
「,,,無刀!」
手刀は斬撃を放つ。
「武器術を素手格闘技に流用した五体器武術,
あらゆる生き物を象形流用した五体自然術,
数多の技術の全てを俺は体得に至ったのか」
たった三日,天道の完全な体得に至る,もはや
その潜在能力は梅腹正次を超越しているで
あろう。
「更に俺は高みに至った,もはや俺に勝てる奴は,,,多分居ない,はず」
ブォン,そこには,,,未来?の城崎らしき奴が
立って居た。
「んあ⁉︎なんだ一体!」
「君が作り出した幻想の君さ,もはや倒す存在が
消え去った今,強くなると言う向上意思に
君が軌道上に乗っかったのさ,君は自己を超越
する時が来たんだ」
「,,,そうか」
その実力差歴然の猛者であった。
「ドラァァ!」
完全核撃の威力を持った完全零寸撃を放つ,だが。
「まるで風を殴ったみたいだ」
経験の差歴然,あらゆる技術は境地を超越した
ランクにある。
[流転氣風/COMPLETE・DIVERGENCE]
による無力化だ。
「私の全力を見せてやる昔のワシよ」
「は!やってみやg」
歴然たる格差であった。
[真・天道/TRULY・PERFECTED・TECHNOLOGY]現れうる全ての未知の武術が最大限に練磨された状態から形成される猛者や達人を凌駕する武術,もはや[仙道/REACH・POINT]と呼べる様な代物になって居る,
超えるべき階段や壁は既になく,あらゆる山の
頂点にある経験の積み重ねも新たな未知の開拓もし尽くされた域,あらゆるルールや環境で
完璧なパフォーマンスを発揮するあらゆる弱点を克服した真のオールラウンダー。
俺は幾千とファントムに殺害された。
「未来に到達する為に必要なのはなんだ,,,」
そこで俺はボクシングの試合を見に来て居た。