ついでだから遊んでみた
艦艇についてはこんなもんだろう。あとはどうにでもなぁ~れな状態だった。
少し別の話もしよう。
あれは1938年のことだった。実は知らなかったんだが、日本ジェットエンジンの父、種子島さんって、この年に帰国してジェットエンジン作り出すんだね。
タービン式航空発動機ということで、誰かが舶用ガスタービンの存在を教えたのか、彼が聞きつけてきたのか、なぜか小野田君が仲介して情報交換しているようだ・・・。うん、ジェットエンジンも完成が早まるようである。
俺はそれを見越してジェット機に興味を持った。ジェット戦闘機といえばやっぱり震電でしょ♪
あれが完成していたらすごいことになっていたらしいからね。
そう思ってググってみた。ん?プロペラ機なん???
ああ、そういえば映画に出てきた機体もプロペラ機だったわ・・・。ジェット機はどうやらスウェーデンの戦闘機と勘違いしていたらしいが、調べてみた。うん、形がちょっと違う・・・
さて、ググってみるとジェット化できそうなこと書いてるから試しにシミュレーションでやってみることにした。
ん?なんで???
これが全くうまくいかないのである。
まず、脚の強度不足。これは事前にわかっていた。が、そもそもエンジン吸気量が問題とかどういうこと?意味が分からない。
リークサイトだから今や米国にしかない現物からのデータがあるのだが、それを使ってジェットエンジン載せてみたがうまくいかない。そもそも、レシプロでさえエンジン加熱でまともに飛べないことが判明した。なんだよ、この失敗作・・・
形は好きなのでもう少し調べてみてわかったのだが、当時の日本は機体表面の空力的な解析は米国と肩を並べていたが、エアインテーク(空気取り入れ口)や機内の導風処理関係の流体理論などはかなり遅れていたそうだ。結果、マンマ当時の日本の技術ではジェット戦闘機化は難しいという結果が分かった。
よし、じゃあ、同時代の米国のソレを拝借しようではないかとやってみた。うん、うまくいきそうだ、離陸が難しい以外は・・・
次の問題は離陸性能だった。そもそも離陸ができないってどうよ・・・
この問題はディスプレイが教えてくれていた。推力不足だそうだ。
そして、ググる先生の持つデータにある日本のジェットエンジンのはどれも単発では離陸不可能だった。必要推力は少なくとも1,6トン、できれば2トンというところらしい。まず、双発必須。まあ、歴史が5年は早まるから可能だろうか。
ということで、双発、あるいは2トン程度までの単発でいろいろシミュレートしてみた。
うん、面白かったが欠点も浮き彫りになった。
まず、強力な機首への機銃集中なんだが、双発にした場合、銃口とエアインテークが必要以上に近くなりすぎて障害が起きる危険があるようだ。単発ならエアインテークを最小限の大きさでかなり後方に配置して防げそうだが、エンジンは出来るんだろうか?
次に、レーダーを付けてみた。うん、機銃の位置がまずい、先尾翼の位置もヤヴァイ。新規設計しないと無理だろう。レーダーは10年近く早まっている。今後の技術向上次第だが、ジェット機の登場時期の局地戦闘機には常備されるかもしれん。そうなると、震電はどうも使えない機体に成り下がってしまいそうだった・・・
これは意外な話だな。活躍するもんだとばかり思っていたのになぁ~、夜戦や全天候型戦闘機として登場するにはこの形態は向いていないようだ。
もちろん、出来ないことはないが、ユーロファイターやグリペンといった欧州のカナード翼戦闘機のそれに近い代物にしないと無理っぽい・・・
そうなると、この時代では無理かもしれない。
まさか、こんなことになるとは・・・
だが、俺はあきらめない。うん、あきらめるも何もゲーム関係ないんだけどさ。これはロマンだよ、ロマン。
ここまで来たんだから、ジェット戦闘機もってね・・・
この時代のありきたり、ほらP80とかMe262とか、そんなのは嫌だ。少なくとも第三世代並みのカッコイイ機体を飛ばせなきゃ、震電を吹っ切れないんだよ!
とは思っても、何かあるわけではないんだがと、初期の機体を漁っていて目に留まったのは秋水だった。
うん、知ってる、ジェット機ではなくロケット機だよ。だが、こいつなら・・・
秋水をベースにすれば時代を超越した機体にできそうだった。その分、技術的難易度が高く、初飛行できない可能性も高いのだが・・・
それでも良い。なんせロマンだから♪
そして、これはたまたま小野田君の伝手でジェットエンジンが完成するより前に中島飛行機に持ち込まれるのであった・・・
ちょっと前作とつなげてみました。