表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
9/28

ヴィルヴィットendD さっさと帰れ


「……そうですか、さようなら」


私は無反応で送り届ける所存だ。


「なぜひきとめないんだ!?」


いきなり怒りだして意味がわからない。まるで脈絡なくいきなりキレだす女子みたいだ。


「だって貴方が帰りたい故にお帰りになられるんでしょう?」


ヴィルヴィットは押し黙り、さっさと城へ入っていった。

もしかして、私の気を引きたくて嘘を言ったの?


――がさり、草を踏む音に彼が戻ってきたのかと思って振り向く。


「おまえは……リグルス!!」

「力の覚醒していない貴様など、木の枝を折るに等しい」


リグルスは魔法をくりだすのかと思いきや、柔らかい紐で私の手を縛った。


「声を上げないほうがいい。貴様の大切な男は魔力を扱わぬ脳筋であろう?」

「私が行けばオルヴェンズと城には手を出さないの?」

「城へ参ったのは貴様が目的である故、矮小な事象に構う筈なかろう」


それはリグルスが現れる原因が私であるという事だ。


「……わかったわ」


―――殺されはしないなら、従うしかない。



【dragonエンド 】

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ