☆介護の専門用語集☆
次話より介護の話も出てきます。それに合わせてここに随時、用語の説明を追加しようと思います!
何か分からない用語があれば指摘ください!
順次、ここに付け加えていきます!
(ここは飛ばして頂いてもストーリーには影響ありません。もし読んでて気になった用語があった場合お立ち寄りください)
アセスメント
→アセスメントとは、直訳すると「査定」という意味があり「評価」と表現されることもある。
介護のアセスメントは、利用者の生活背景やこれまでの経緯も含めて、現在の状態を良く知り、利用者が何を求めているのかを掴むための情報収集作業。
具体的には以下のような事を情報収集します。
※長いので「そこまで……」と思う方は飛ばして次の項目へ行ってください。
利用者の望む生活
家族の望む生活
介護者の有無や支える力
続柄や、同居・別居、勤労状況など
家庭での一日の過ごし方
起床・食事・日中の過ごし方・入浴・就寝
健康状態
主治医・傷病名・症状・既往症・服薬
身体状況
麻痺・関節の拘縮・皮膚疾患・褥そう・痛み
ADL(日常生活動作)
寝返り(介護用ベッドの使用の有無・ベッド柵など)
起き上がり
移乗(立位の状況・バランス感覚)
屋内歩行・屋外歩行(器具の利用・車椅子・杖・シルバーカーの利用など)
座位(背もたれやクッションの利用など)
着衣(上半身更衣・下半身更衣・靴下の着脱)
身だしなみ(洗面・歯磨き・整髪・髭剃り、爪切り)
入浴(自立・見守り・介助)
食事
食べる状況(自立・見守り・介助、食事の場所)
嚥下(飲み込み・咳き込み)
食事形態(普通食・治療食・経管栄養)
栄養状態(良好・低栄養・食欲不振)
口腔状態(義歯の有無・炎症や痛みの状態)
排尿・排便
排せつ(自立・見守り・介助・全介助)
尿意(有無・頻度)
便意(有無・頻度)
尿失禁(有無・頻度)
便失禁(有無・頻度)
用具(和洋式トイレ・ポータブル・尿器・おむつ・パッド・留置カテーテル)
IADL(手段的日常生活動作):ADLよりも高い日常生活をおくる能力
調理(できる・できない、できるが危ないのでやらせない)
掃除(できる・できない、ごみの後始末)
洗濯(できる・できない、やらない)
買い物(できる・できない、行かない)
金銭管理
薬の管理
電話の利用
交通機関の利用(電車・バス・タクシー、自家用車、自転車、電動車椅子)
コミュニケーション
視力(メガネの使用の有無)
聴力(補聴器の使用の有無)
意思の疎通(言葉の障害の有無)
孤立度
家族・地域とのかかわり
喪失感や孤独感
居宅状況
住居の見取り図(階段、段差の状況)
居住環境(戸建て、集合住宅、エレベーターの有無・水回りの状況・冷暖房)
認知度
物忘れ(有無)
日常的な意思決定能力(成年後見)
問題行動(被害的・作り話・情緒・昼夜逆転・独り言・大声・徘徊)
QOL(クオリティ オブ ライフ)
→生活の質。
どれだけ人間らしい生活や自分らしい生活を送り、人生に幸福を見出しているか、ということを尺度としてとらえる概念。
通所介護
→利用者の方に通ってもらい(基本的には送迎あり。なしの場合は日本では今年より送迎減算ができた。より詳しい説明が欲しい方がいたら教えてください)ひきこもりや孤立感の解消、心身機能の維持、家族の介護負担軽減を目的とする。
サービスとしては送迎、食事、入浴、生活機能向上の為の機能訓練等がある。
現在の日本ではリハビリ特化型や小規模、短時間、医療的ニーズの高い利用者の受け入れ等のいろいろな特色のデイサービスがある。
訪問介護
→利用者が可能な限り自宅で日常生活を営めるよう、利用者の自宅を訪問し、食事・排泄・入浴などの介護(身体介護)や、掃除・洗濯・買い物・調理などの生活の支援(生活援助)をする。通院などを目的とした乗車・移送・降車の介助サービスを提供する事業所(介護タクシー※介護保険使用)もこれに当てはまる。
訪問看護
→利用者が可能な限り自宅で自立した日常生活を送ることができるよう、利用者の心身機能の維持回復などを目的として、看護師などが疾患のある利用者の自宅を訪問し、主治医の指示に基づいて療養上の世話や診療の補助を行う。
また病状に応じて、血圧、脈拍、体温などの測定、病状のチェックや排泄、入浴の介助、清拭、洗髪、在宅酸素、カテーテルやドレーンチューブの管理、褥瘡の処理、リハビリテーションなども行う。