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神さまに逆らうな!  作者: つなかん
三章 死角
37/53

4 蔑である凄惨

 5月3日 木曜日。

 命日。黙祷一分。

 この日記をつけて一年が経った。二回目の三年生が始まる。安藤と同じクラスで、なんとなく気まずい。奴は進学クラスではないのか。花粉症か何か知らんが、鼻水ズルズルするのは止めて欲しい。

 単位は半分くらいは取れてるから、ガッツリ登校しなくても良さそうだ。田島は退学したらしい。いなくなったというのに、電話をしたがる。意味が分からないが、話は面白いので付き合ってやることにする。

 演劇部は廃部になってしまった。文芸部に戻ろうかと思ったが、後輩しかいないので、帰宅部になる。時間が余ると、友一のことを考える。高橋が犯人でないとすると、友一が死んだ理由がわからない。

 ――あの建物が悪いのかもしれない。学校という、得体のしれない空間が、友一をあんなふうにしてしまったと考えると辻褄が合う。あそこはきっと呪われた場所なのだ。安藤に聞いてみたら分かるかなぁ。


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