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ギャップのある女子高生
私は学校で、眼鏡をかけて真面目に授業を受けている普通の女子高生だ。
しかし、脳内では、暇なとき必ずと言っていいほど妄想に入り浸る。それはもう、アルコール依存症の人がビールを1日中飲むことと、変わりない。
暇さえあれば、妄想だ。
妄想は自由な思いでつくられるから、誰にも気兼ねせずに、誰にも迷惑をかけずに、頭の中のストーリーを展開して行くことができる。そのため、妄想の中でなら、コンビニ強盗を犯してもいいのだし、運動が苦手な子がサッカー選手になり、W杯に出場してもいいのだ。何度も言うが、『妄想の中でなら』である。