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掌編

片耳のうさぎ

 ママがわたしのためにぬいぐるみをつくってくれた。


「うさぎさんのぬいぐるみがほしい」


 とわたしがおねがいしたから。


 でもママはぬいぐるみをかんせいさせず、とつぜんいなくなってしまった。


 まだ右耳がついていない。


「ママはとおいところにいったんだよ」


 とパパは言うけれど、わたしはしっている。


 ママはどこにもいないということに……


 もうすぐクリスマス。


 サンタさんにおねがいしよう。


「このうさぎさんに右耳をつけてくれますように」


 ママもうさぎさんもきっとよろこんでくれるわ。


「そうよね、サンタさん」



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― 新着の感想 ―
[良い点] ママが突然いなくなって、しかも本当のことを知っているとは。 けれど、サンタさんに願うことは、ママの喜ぶことなのですね。切ないですね。
[良い点] うわあああん( ノД`)シクシク…
[一言]  とても切ないお話です。(*´Д`*)  主人公の女の子が、真実を知っているのに、サンタさんを信じて希望を持っているのですが、この先の事を想像するとあまり明るく楽観視できないなあ、と思いまし…
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