明日を生きる為のダンジョン作りその3
「とりあえず、世界樹の復活は大事な事だが…… その世界樹が芽吹いて育つまでの俺達の生活環境が必要だ!」
「うにゃ! うにゃれてくるおまにゃとわにゃんの子のにゃめにも、妥協にゃしにゃいにゃ!」
『新婚ですか? おめでとうございます。では、どのような居住をお求めに?』
「にゃん!? そう言われるにゃ~…… 照れるにゃ♪」
「あ~…… とりあえず、こいつと別の部屋割りで」
「にゃ!? 別居にゃんか! にゃんでにゃん!」
「いやなぁ…… 普通に男女別の方が良いだろう? なあ?」
「いやにゃ~! いっしょに寝るにゃ~! 夫婦はいっしょにゃあ~!」
魔王少女が男にしがみついて泣きじゃくる。
「泣くなよ…… 俺が悪かったから……」
『こうしてはどうでしょうか?』
「にゃあ……?」
『夫婦の寝室とそれぞれ個人の部屋を作っては、いかがですか?』
「それが良い! 一人でしたい事とかあるだろうから…… なぁ? そうしないか?」
「う~…… わかったにゃ…… でもにゃ! 普段にゃいっしょに寝るにゃ! 絶対にゃあ!!」
「あ~…… はいはい……」
「はいにゃ、1回にゃあ!」
「はい……(このままだと…… なし崩し的に魔王と子作りする事になりそうなんだが…… 前世では…… 魔王みたいな種族が多かったから、見た目的には好みなんだが…… 魔王なんだよなぁ……)」
男の前世では…… 多種多様な種族が存在していて、異種族での夫婦も多かった。
そして、その種族でも大柄の体型よりも小柄な体型の種族が多かったので、前世よりの男の女性の好みは…… 現代社会では一般的に〝ロリコン〟と言われる分類に属していた。
「色々と…… しんどい生活になりそうだ……」
「にゃん?」
『その他に必要な物は、御座いますか?』
「風呂とトイレと台所だな」
「フロにゃ?」
「風呂を知らんのか?」
「しらにゃいにゃあ…… フロとにゃ、にゃんにゃあ?」
「身体を洗う場所だな。丁度良い温度のお湯に入って、身体を温めると気持ちが良いぞ」
「にゃんと!? 気持ちが良いにゃあ? にゃら早速作るにゃあ! にゃして、いっしょに入るにゃあ♪」
「マジか……」
男の試練が続く様にして、風呂が完成したと魔王少女が呼んでいる……
「で、何だこれは?」
「フロにゃ♪」
「あのなぁ…… これは風呂と言わん……」
「違うにゃ? じゃあ…… これはにゃんにゃ?」
「プールだな…… しかも、リゾートとかにある巨大施設の……」
『この設備完成の為に、いただいた魔力を使いきりました。魔力を補給して下さい』
現代日本ダンジョンの最深部に、最大級のリゾートプール施設が完成したが……
利用可能者は…… 男と魔王少女の二人のみだった。