暴れん坊国王? 男が彷徨っていた訳は……
暑さに敗けて…… 更新が不定期気味です……
すみません……m(_ _)m
「ありがとう。我が国民や友好国を救ってくれて」
「約束だからなぁ…… 例の事は頼む」
大陸の大統領府にて…… 男と大統領が話していた。
「もちろんだよ。既に在日の我が国軍基地から、ハワイ諸島に向かう第1便が出港したよ」
「そうか…… 島で待つ事にするよ」
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「突然の入国の許可に感謝します」
「航行中の緊急事態ですから…… 仕方がないですよ」
そう言って、大陸の船籍が男の島に航行の問題になった荷物を降ろす……
その荷物とは、吸血鬼の女王が洗脳したヤの人達が集めた廃棄物だった。
「処理はお任せ下さい」
「助かります。後程、我が国から処理費用を送金させていただきます」
「はい。それでは良き航海を……」
「次は、家族旅行で来たいですなぁ」
こうして…… 男は、外資を稼ぎながらダンジョンの素材を集めるのだった。
「何か…… 掘り出し物はあるか?」
「これは何でしょう?」
「うん? アーケードのゲーム機? 最近のもあるなぁ…… これは使えるかもな」
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「いけぇ!」「そこだ!」
破損したアーケードゲーム機をダンジョンに吸収させて、修復し……
男が地上にゲームセンターを作ると……
子供達が群がり、楽し気な声を上げる。
「すごい…… こんな事が人間に出来るの?」
その中には…… 手から気弾や火を吹いたりする格闘ゲームを覗く元少年兵や、射撃ゲームに目が釘付けになっている…… 男に発砲した元少女兵の姿もある。
「う~ん…… 特撮とかなら出来るけど、今の世界だと難しいなぁ」
「特撮……?」
「後で見せるから、今は遊んで来な」
男は、子供達をコアのゴーレム娘達に任せて移動した。
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「この辺が良いか…… 街の中心部だし」
男は、首都の街の中心部に巨大なドーム状の建物を作り出した。
「いざとなれば、避難所に使うか……」
リゾート温泉施設の横に現れた巨大ドームは…… 運動公園に買い物施設や劇場に映画館などの複合施設だった。
「買い物は…… まだ無理だから、映画鑑賞でもするか? 見せるって約束だからなぁ…… 先ずはヒーロー系の特撮映画からだな」
男は、元少年兵との約束通りに特撮系の映画を見せると……
「この人!? さっきは変身して戦っていたけど…… 名前も違うから兄弟か親戚なのかな?」
「同じ人が演技しているんだよ…… この人は演技を仕事にした役者なんだ」
「演技?」
「ああ、この映画の様に物語を演技して、本当の様に見せる仕事の人達がいるんだ」
「物語を…… 本当に……」
「やってみるか?」
この時に男が元少年兵を撮した動画を配信したら…… 話題の少年少女だとネットで急上昇。
元少年兵のアクション動画を見た映画関係から、出演依頼が殺到したのだった。




