そして、一方その頃……
「それで…… 間違い無いのかね?」
男が、ダンジョンごと立ち去った日本では……
「はい、衛星から送られた画像を解析して…… 消えた山々と、大陸の大統領が国と承認した島の山々と一致しました」
総理と大臣達や専門化に政財界などの…… 国のトップ達が集まっていた。
「つまり…… うちの国の山々が太平洋の中に現れて、新たな国になったと…… そう言う事かね? 馬鹿馬鹿しい!」
「貴方は、あの場に居なかったから…… そう言えるのです」
「どう言う事ですかな?」
「我々と陛下は…… それを可能とする者に会っている」
「「「「「な!?」」」」」
「数ヵ月程前に…… 我々は、極秘裏に陛下に呼び出されて…… 会談した」
「その様な事が……」
「陛下は何用で、総理達をお呼びになったのですか?」
「その時期に、来日していた他国の特殊部隊兵についてだ」
「な!? その様な者達が…… まさか! 危険なテロリストが国内に!?」
「いや違う…… その兵達の目的は、この男だ」
部屋の壁に、男の姿が映し出された。
「この男…… 何者ですか?」
「この男は、消えた山々の所有者であり、太平洋に現れてた新たな国の国王だ」
「この男が!?」
「他国が特殊部隊を使って、調べる程の男に見えませんが……」
「我々も、そう考え…… 特殊部隊兵を行動を止めなかった。その結果…… 我が国の山々が消えて、国内6位の大きさの湖が出来た」
「この男が我が国から、山々を太平洋に運び出し、島にしたと…… いったいどの様な魔法を使えば、そんな事が可能なんですか?」
「その通り…… 魔法だよ」
「「「「「はあ?」」」」」
「この男…… 彼は、魔法を使えるのだ。現に、我々と陛下の秘密裏の会談の場に…… 突然現れている」
「陛下の御話では…… 我々の前に現れる前に、陛下の御所に最初に現れた様です」
「陛下の御所に…… どの様に忍び込んだのだ!」
「この男と陛下は…… 瞬間移動だと……」
「瞬間…… 移動…… だと?」
「何を馬鹿な……」
「だが…… その話が本当ならば、太平洋に島が現れて、大陸の大統領が承認した理由の説明が付くのだ」
「確かに…… 大統領は、テロリストの凶弾を不思議な力で止めましたよね?」
「あれは…… 加工した映像では無いのかね?」
「現地の生中継の映像ですよ…… どうやって加工するんです? それに…… 現に、テロリストは逮捕されていますよ」
「つまり…… 魔法は実在して…… それを使える者が日本から独立した事になる……」
「その事を国民は…… どう思うと…… 思うかね?」
総理の質問に…… 参加者達は頭を抱えるのだった。




