幼女になった妖刀争奪戦!? 勝ったのは……
「ブラックドラゴンの魂が宿る日本刀で、幼女になれる存在なんて…… 絶対に流行る! 絶対に冒険パーティーのメンバーに~!」
「ダメにゃん! きゅらきゅらのサムライきゃらにするのにゃあ!」
男の目前では…… 魔王少女と女子中学生による、幼女化した妖刀邪竜王の争奪戦が繰り広げられていた。
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妖刀邪竜王が、幼女化して土下座した直後……
「コア…… この姿は、何だ?」
「食事が出来る様になれば、マスターに永遠の忠誠を誓うと言うので…… 私用に作っていた生体ボディを提供しました。あくまでも本体は刀の方ですが…… 刀自身を魔導具化して生体ボディと融合させた事で、食事は勿論の事…… 本体の刀を持って戦う事や生殖して、マスターの子孫を残す事が可能です」
「おのぞみとあらば…… いつでも、このみをおつかいください」
「いや…… そう言うのは、魔王で充分だから……」
「くっ、まだ我々では、マスターを満足させる事が出来ないのですね…… さらにマスターの好みを調べなくては」
「われも、あるじさまこのみのおなごになります」
「マジで、そう言うのいいから…… ところで、その頭…… 何族だ?」
「こあどのにいただいたこのみは、どらごにゅーとなるしゅだそうです」
「ドラゴニュートだと!」
「はい、苦労しましたよ。邪竜の王の魂の器となると、並の種族では…… 耐えられずに精神異常や肉体が崩壊してしまいますからねぇ~。その点、ドラゴニュートはドラゴン種の1種ですので、すぐに適合出来ました」
「お前は…… またやりやがったのか? ドラゴニュートなんて、どうやって作りやがった!」
「ご心配無く。今回は、私が1からドラゴニュートの因子を作ったのではありません」
「じゃあ…… 何処から因子を?」
「お忘れですか? 魔王ちゃまのお身体には、彼方の全ての生命の因子が在る事を……」
「まさか……」
「はい、サブマスター登録時に採種した。魔王ちゃまの因子から…… 私は、彼方の生命の復元が可能になりました」
「くっ、なんて事だ…… 1番渡してはいけない物を、既に渡していたなんて……」
「ひどい言われ様ですが…… マスター、待っていて下さい。すぐに、マスター好みの私の生体ボディを完成させますから♪」
「ひどい悪夢だな……」
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「で、どうなったんだ?」
「こうなれば……」
「にゃあ~……」
「「本人に決めてもらう」にゃあ!」
魔王少女と女子中学生が、幼女化した妖刀邪竜王を見ると…… 幼女の妖刀邪竜王が男を見た。
「うん? お前の好きにしろ」
「われは……」
「「われは?」」
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~ 数日後…… ~
「お、おかえりなさいませ…… ごしゅじんちゃま……」
メイドカフェに、ドラゴミュートの幼女メイドが増えた。
「ここで、まなんで…… あるじさまのこのみのおなごになる!」




