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女子中学生奴隷…… 配信コスプレイヤーデビューする!?


「原因は…… 彼女が上げたマスターとエルフの静止画ですね」


メイドカフェに現れた者達が、この場所を特定した原因は…… 女子中学生がネットに上げた画像に位置データがあったからだった。


「設定変更しないと何処で撮影したか、まる解りのままですよ」


「そんなぁ~…… ご主人さま、ごめんなさい。知らなかったんです……」


「しかしなぁ…… これだけで済むか?」


「私の未成年の知り合いで、従業員じゃないと説明したけど…… あの雰囲気だからねぇ~…… 中学生ちゃんが危険じゃない?」


「中学生もだが…… あの異常なテンション…… 娘ちゃんもヤバくないか?」


「確かに…… 人里から離れているのが仇になったわね……」


「コア…… 娘ちゃんと同じくらいのゴーレム娘を数人用意して、娘ちゃんの護衛に付けろ」


「了解しました」


「あの…… ご主人さま…… わたしは?」


不安そうに、女子中学生が男を見上げる。


「お前は…… 家族暮らしだから、年中ゴーレム娘の護衛を付けれないしなぁ……」


「にゃあ! わにゃんに妙にゃんがあるにゃあ♪」


「妙にゃん?」


「マスター、妙案ですよ」


「妙案…… 妙案な! 魔王、どんな方法だ?」


「それはにゃ……」


 ・

 ・

 ・


「え~っと…… と言う訳で、始まりました! 異世界ダンジョン攻略ちゃんねる♪」


ダンジョンの浅い上層にて、動画を撮影する……〝異世界装備の女子中学生〟がいた。


「え~っと…… このちゃんねるは、現役女子中学生冒険者エルフのわたしが…… 現代日本に出現したダンジョンを攻略する…… 動画ちゃんねるです。え~っと…… 先ずは最初に、わたしの姿をごらんください…… ごらんの通りにエルフです…… つまり、この動画に登場する…… 人種やモンスター、登場人物に団体などは、フィクションですので…… 真似しないでね♪」


そう言って、エルフの冒険者の姿をした女子中学生は…… ダンジョンを突き進む。


「ギュ、ギュギュ!」


「ぎゃあ~! でかいネズミだぁ!?」


しばらく進むと…… 女子中学生の前に、小型犬よりちょっとデカ目なネズミの魔物が現れた。


「え~っと、あの、ちょっと待て!」


「ギュー!」


ネズミの魔物が女子中学生に飛び掛かるが……


バチン!

「ギュウ!?」「えっ!?」


女子中学生の前に現れた〝見えない盾〟に、ネズミの魔物が弾かれた。


「え~っと…… こうかな?〝空気弾(エアショット)〟!?」


女子中学生がネズミの魔物に向け、かざした手から〝風の魔弾〟が放たれた!


女子中学生の冒険者姿は…… 男の前世世界でも、中級の魔法効果を持つ魔導武具ばかりで…… 間違っても、ダンジョンの上層ではダメージを受ける事が無い。


その上に、呪文を唱えると風の魔法が撃てる指輪も渡されていた。


「あっ…… 勝っちゃった……」


女子中学生が放った風魔法で、吹き飛んだネズミの魔物が…… 崩れて消えた。


ダンジョンの上層ではオーバーキル過ぎる装備で、女子中学生がダンジョン攻略してる理由は……


「ダンジョンで…… 中学生にゃを、Lvアップするにゃん♪」


「なるほど…… ダンジョンの上層にて、女子中学生をLvアップさせるのですね」


「なら、ついでに動画を配信させるか…… 全ては、フィクションだってなぁ」


こうして…… 女子中学生の動画は、全てフィクションだ!計画が発動したのだが……


「う…… ひとりはこわいよ……」


強制的にLvアップする事になって、動画をアップした事を…… 物凄く後悔する女子中学生奴隷だった。



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