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女子中学生奴隷…… やらかす!?


誤字脱字報告ありがとうございます。


「あんたは…… とうぶん出かけるのとお小遣い無しね!」


「のおぉぉぉぉぉ!?」


異世界風メイドカフェがオープンする少し前…… ダンジョンコアの操るゴーレム女性に連れられて、女子中学生は自宅に帰ったのだが……


コアと口裏を合わせた女子中学生は……


家出中に女子中学生を殺した殺人犯に、拉致監禁されていた事にして…… なんとか自力で脱出した後、コアの操るゴーレム女性に発見されて家に送られた事にした。


「ぐぬぬぬ……」


コアが復元したスマホのやり取りから、殺人犯の事を女子中学生の両親に伝えて、女子中学生の両親に被害届を出させた事で、とりあえず警察が殺人犯を野放しする事は無いだろうと……


男は…… 女子中学生を奴隷から解放して、ようやく縁が切れた。


「いいもん! 私には〝コレ〟があるもん♪」


と、思っていたのは、男だけだった。


実は…… 女子中学生と男の奴隷契約は切れていなかったのだ。


「この〝転移の腕輪〟があれば…… 何時でもダンジョンに行って来れるもんね~♪」


奴隷印の契約は、契約を切る為に奴隷印を消し去らないといけないが…… その為には、奴隷自身の魔力で奴隷印の魔力を消し去る必要があるのだが……


魔力が枯渇している現代社会の異世界転生者でも無い、ただの女子中学生が魔力を持つ訳も無く……


奴隷印は消える事は無かったのである。


「コアさん、ありがとうございます♪」


当然、その事を知っていたコアは…… 奴隷印が消えた様に見せかけ、女子中学生にいろいろと魔導具を持たせて自宅に帰したのだった。


「せっかくだし…… ダンジョンの動画を撮ろうかな?」


こうして…… 人知れず、ダンジョンに帰還した女子中学生が目撃したのは……


「おい? 足の裏がどうしたんだ?」


「初めて肉体を得たのですから…… 歩いてみて、痛覚に驚いたのでは?」


裸の少女が、男の前に大股で座り込んで足の裏を摩る姿だった。


「うぅ……」


「泣きそうだな……」


「姿は…… それなりに成長してますが授肉したばかりですので、意識は…… 生まれたての赤子と変わりませんね」


「たく…… 大人しくしてろよ」


男は、無限収納からシーツを取り出すと…… エルフの少女をくるみ抱き上げた。


(きゃー♪ ご主人さまたら、マオちゃん以外をお姫さま抱っこだなんて…… 浮気だわ♪ それにあの娘…… 耳が長い? エルフ…… エルフなのね!? 丸でファンタジー映画のワンシーンを見てる様な…… これって、アップしたらバズらない?)


この時の女子中学生が撮影した動画を、人知れずに自宅に戻った女子中学生が…… よく考えずに有名な動画サイトに上げてしてしまうのだった。


「これで私も…… 動画配信者の一人♪」


その事が、世界を巻き込む大変な騒ぎになるのは……


ちょっと後の事である。



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