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ダンジョンの為にゴミ拾い…… そして、家電(ヤバそうな)も拾う。


「とりあえず、無限収納に収納するか…… あれ?」


「にゃん? どうしたにゃん?」


「スキルが…… 発動しないぞ?」


『マスター!マスター!』


「うん?」


「どうしたにゃん?」


「コアの声が聞こえた様な……」


「にゃん? 何も聞こえにゃあにゃん」


『聞こえますか? マスター、今私は貴方の頭に直接語りかけています。地上では魔力が無いので、マスターのスキルが発動しません』


「な!? じゃあ、無駄足じゃないか……」


「にゃあ!? 急にどうしたにゃん? お腹痛いにゃあ?」


『そこで、私が魔法刻印した左腕の出番ですよ! 左の手の平をマスターのスキル無限収納で収納したい物にかざして下さい。後は、何時もの様にスキルを使えば~あら不思議♪』


「無限収納が発動した!?」


ダンジョンコアの言葉に従い、男が左の手の平を不法投棄にかざしてスキルを発動すると…… 目の前の不法投棄のゴミが消える。


『はい、マスターが私に渡した魔力を使い、マスターの左腕にスキルを発動できる様にしました。後、マスターと私は繋がっているので、今のとこれからマスターが収納した物は、ダンジョンに分別して危険物などは吸収して、無害化して置きますね♪』


「便利って言えば、便利か?」


『あっ! 後、身体に有害な物が収納されたので、状態異常無効アイテムを身に付けて下さい』


「おい!? その手のアイテムは使えるのか?」


『左腕からマスターの身体には魔力が流れていますので、彼方の魔法アクセサリーは有効です』


「魔王はどうする?」


「わにゃんか?」


『魔王ちゃまは、魔力を生み出す種の因子が働いてるので、身体に魔力が流れています。なので魔法アクセサリーは有効なので、付けてあげて下さい』


「状態異常無効アイテムは…… 1番効果が高いのは指輪が2つか…… 魔王、これを付けろ」


「にゃんにゃ? これにゃあ…… わにゃん知ってるにゃあ! 人間がメスに指にゃを贈る時にゃ…… そのメスとつがいににゃった証しにゃん♪」


「何でそんな事を知っている? 返せ! 首輪してやる!」


「いやにゃあ! これで真のつがいにゃん♪」


「チィ、後で後悔するなよ」


「しないにゃあ♪」


「たく…… さっさと終わらせるか!」


男が左手をかざすと…… 不法投棄の山が消える。


「何か…… アスベストとかヤバげな物がありそうだが……」


『大丈夫、ダンジョン内で分別して分解吸収するので、問題ありません。どんどん収納して下さい』


「あらかた資材の方は終了したなぁ…… 後は、家電ゴミだが…… これ、ダンジョンで使えないか?」


『収納していただければ、定着して獲た知識で解析後にダンジョンで魔法アイテム化しますよ?』


「マジか!? 材料入れたら一流の料理が出来る調理家電とか欲しいぞ!」


『素材となる電子レンジや電気炊飯器にホームベーカリーがあれば可能かと思われます。後は、冷蔵庫などから材料が自動転送される様にしては、どうでしょうか?』


「おっ、それいいな! よし、電子レンジと炊飯器とホームベーカリーと冷蔵庫を探すぞ!」


「にゃん? にゃんか、でかい箱があるにゃん」


「箱? おっ、業務用の冷蔵庫じゃないか! しかも新しい様だが…… 何で、鎖で巻かれてんだ?」


「にゃん…… ぐるぐる巻きにゃあ?」


「とりあえず、周りの家電ゴミを全部収納して見るか……」


 ・

 ・

 ・


「この鎖巻き冷蔵庫で、最後だな…… 収納!」


「終わったにゃあ♪」


『マスター、問題が発生しました。すぐにお戻り下さい』


「な!? 魔王、ダンジョンに戻るぞ!」


「にゃあ!?」


男が魔王の首根っこ掴んで、ダンジョンの最深部にもどると……


『冷蔵庫から出て来ました。どうしますか?』


鎖巻きの業務用冷蔵庫から、まだ生きてる様な…… 見た感じ〝JC(死体)〟が出て来た。



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