49話 招待状
私が一族の村に戻ってきて、約二ヶ月が過ぎた。
すっかり族長の仕事にも慣れて、村の人達とも仲良くやれるようになってきている。
ミナモ様とも御茶のみ友達くらいには仲良くなれたし、私、今リアルに充実してるかもしれない!
これがリア充ってやつかな…前世では縁がなかったけどその分、今世ではめっちゃ充実してます!
そんな時、ルイを通してクラルテ国のクラウドとアレクから、クラルテ国への招待状が届いた。
ルイはクラルテ国のお菓子が気に入ったようで、たまに遊びに行ってはお菓子を貰ってくる。アレクとも仲が良いようで、一週間に一回程度はアレクのところに遊びに行っていた。
そして帰って来たと思ったら招待状を持ち帰ってきたのだ。
内容としては、お互い交流を深める為にもクラルテ国に観光に来ないかというものだった。
私一人で勝手に返事をすることは出来ない。
なのでまずお祖父様に相談することにした。
「ふむ、クラルテ国に観光か……」
「魔導一族の事を知って貰うためにも、そしてクラルテ国の文化を勉強する為にもいってみようと思うのですが…如何でしょうお祖父様」
お祖父様は招待状に目を通すとふっと微笑む。
「良かろう。交流する事は互いに視野を広めることができるチャンスでもある。行ってきなさい」
「はい!ありがとうございます!」
「ああ、護衛の二人もちゃんとつれて行くように」
「わかりました!」
久しぶりにクラウドとアレクに会える。
ルイもお世話になってるし、お礼もしないと…
レオンやシオンにも相談し許可を得て、私達は翌日クラルテ国に向かって出発した。
今回は魔導一族の代表としてはもちろん、観光客として楽しむことができる。
そう思うと、すごく楽しみ!
今日こそは夜眠れないかもしれない……
そう思ってベッドに入ったけれど、相変わらず私はぐっすり眠れてしまった。
我ながら本当に神経が図太い、というか安眠体質だと思う。
次は挿話になります。




