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第1章:神候補と言うこと

あやふやな部分が有るとは思いますがヨロシクお願いします。

 そこは、時代錯誤のような古い建築物を遠くへ見据える丘の上である。

『まったく、何時までこんなことを続けるつもりなんだ?お前さんはよ』

「もちろん、奴が見付かり狩るまでに決まって居るだろ」


 傍目から見ると、ただの独り言を話す危ない人にしか見えないが実際は、向かう所敵なしと言われる程の力を持つ、最も神に近いと噂されるる最年少の神候補である。

「それに……アイツの事もあるしな」

『いい加減、あんな雑魚なんか気にしていては痛い目を見るぞ、それにアイツを人質にされたらどうするんだ?』

「そ、それは……」

 一気に核心まで突かれて流石に最悪の結果を考えてしまい、顔が少し青ざめた。

『分かったか?何事にも情を入れすぎるのは、お前の悪い癖だ』

「だからと言って、そんなはいそうですかと変えられるほど俺は出来ちゃ居ねぇ事は分かっているだろ?」

『分かってはいるが、事が起きてからでは遅いからな、また起きる前に先に言っておくだけだ』

 1つの決めた事は必ずやり通し、成し遂げてきたが情に流され、殺されかけた事もあるがその時は結局、リンクが立ち向かい、跡形もなくなる程に滅殺していた。

『また遭ったら、死ぬと思え、この世界はそんなに甘くはない』

「分かっている、だが…」

『来るぞ!』

 リンクの声に反射的にその場から飛び退いた瞬間に先程のまでいた場所にクレーターが発生していた。

「クソっ!何処のドイツだ」

「おやおや、神に最も近い男と聞いたが、それほどでもないみたいだな?」

「…………誰?」

 どれほど考えようが、目の前にいる男の事は分からなかった。

「俺は境界の神候補のユイダだ、貴様の命、もらい受ける!」

 一方的に理由も言わずに突然襲いかかったために、当惑していた。

「なぜ俺を殺す必要がある!神候補ではあるが、神々に敵対している俺は神にはなれん!」

「だから邪魔なのだ!境界の神はお前をすでに神に推薦している!」

「そんなこと知るか!」

 真面目に知らなかったのか、即答だった。

「知らないで結構、境界同士、力を見せあおうか…」

 一瞬、エリアが淡い燐光を放ったように見えた。

「境界?知らんな、ただ貴様が俺に仇なすならば、生きて帰れると思うなよ」

 今まで味わった事のないほどの殺気を感じていた。

「お、お前はだ、誰だ?」

「失礼、挨拶が遅れたな、俺の名はリンク、絆のリンクだ、以後御見知りおきを……なんてな」

 先程までの真剣そうな雰囲気とは違い、楽天家のように見えた。

「我が剣となる、覇王の剣よ境界に添い敵を斬れ!」

 見えない刄が襲いかかったが、なに1つ動こうとはしなかった。

「お前、境界はちゃんと見えてるのか?」

 訳が分からなかった、いや、理解することが出来なかった。

「簡単に言えば…お前の動きは丸見え、と言うことだ!」

 元来、境界の線を視ることが出来るのは、神のみに限定されているはずである、しかし、極限まで神近くまで昇化している、エリアと絆で繋がっているために、境界の線を視認することが出来た。

「そんな事があるわけがない!そ、そんなことが信じられるものか!」

「しかし、視えるものは視えるのだ、仕方なかろう?」

 取り乱した事を確認しているのか行動に移そうとしない、むしろ、楽しんでいるように見えた。

「そろそろ、死ぬか?」

 その声には感情が一切含まれていなかったが、背筋に冷たいものが走った。

「い、嫌だ死にたくない!見逃してくれ!」

「拒否しよう、初めから分かっていただろ?一度狩ると決めた獲物は逃がさない」

 すでに戦闘体勢に入ったのか、体が前傾姿勢になっており、その手には剣には見えないがノコギリの様なノコ刃の付いた剣の様なものが握られていた。

 その剣の様なものからは、凄まじい力を感じ恐怖で動けなくなった。

「絆は裂かれた時の痛み、汝を壊すほどの力を魅せる、恐怖の日は此処に来たり!打ち砕け、魔なる行進【デス・ペラード】!」

 振られた剣は通常の剣と同じように胴体と腕を一太刀で両断た。

 声に反応したように、斬られた各部が勝手に千切れ、その場から消滅していった。

「嫌だ!まだ死にたくない!許してくれ!」

「残念だか、俺は同情などしない」

 やはり躰の欠片が残る筈はなく、完全にこの世から消滅していた。

「こんな物だ、所詮は神以下、俺とマトモに闘える訳がない」

 それだけを言い残すとその場から立ち去り、跡には戦いを物語る数個のクレーターが残っているだけであった。

どうでしたか?次から本格的に神との戦いが始まります、よろしければ御講読のほうをヨロシクお願いします

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