魔獣と精霊とのイチャイチャ
ルーヴルナはいつもずっとフェリクスとニュイを召喚しっぱなしにしている。
ルーヴルナは潜在魔力量が、王族の中でも群を抜いて多いので問題はなかった。
なのでルーヴルナは、ずっとフェリクスとニュイと仲良く過ごしている。
「ルーヴルナ、この菓子うめぇな!俺様これ好きだぜ!」
「ほー!」
「ね、美味しいね!今度また出してもらおう!」
「おう!」
「ほー!」
三時のおやつも一緒に食べるし。
「それー!」
「やったな?とりゃー!」
「ほー!」
一緒にお風呂にも入って、毎日お湯掛け合戦に勤しんでいるし。
「おやすみ、ルーヴルナ」
「ほー」
「おやすみ、フェリクス、ニュイ」
一緒に眠る。
なお一緒に眠るフェリクスとニュイだったが、いつ何時なにが起きても良いように結界を張り巡らせている。
フェリクスもニュイもルーヴルナとの日々が心地よいため、誰にもルーヴルナを傷つけさせる気はないのだ。
そんな中でルーヴルナも、フェリクスとニュイを大事に思っている。
フェリクスとニュイが大好きになったのだ。
「フェリクス、ニュイ、だーいすきだよ!」
「なんだよ改まって。俺様も大好きだぜ!」
「ほー!!!」
こうしてルーヴルナは、フェリクスとニュイと毎日イチャイチャするようになった。
そんな三人組…いや、二人と一匹をみんな微笑ましげに見守る。
アナトールもエヴァも、アレクシもアロイスもアマデューもルーヴルナを守るフェリクスとニュイに深く感謝しているし、乳母マルタや侍女たちもいつもルーヴルナのそばにいるフェリクスとニュイを可愛がっている。
ほのぼのとした穏やかな空間が、そこには広がっていた。




