タロット占いにハマって心打たれた話。
ぶっちゃけ、タロットも占いもくそほど興味はなかった。
全く信じないわけではないが、基本「眉唾物」。参考程度にはするし、キャラの構成にも使うが「今日のラッキーアイテムはこれだからこれ!」なんて狂信的に身に着けるわけではないし、「当たるわけねーだろ、ハハww愚かしいw」とまで思ってたぐらいだ。
そんな私は今、毎週のようにyoutubeタロットリーディングを見ている。見事な手のひら返しである。
きっかけは些細な事だった。
いつもは推し(SixTONES)の動画しか回ってこない私のおすすめ欄に、突如現れた『〇〇座さんへのリーディング!』という一本の動画。
「なんで私の星座が出てくるのよ、アルゴリズムこわぁ」と思いタップしたのが出会いである。
ぶっちゃけ最初は配信者占い師のかたが「ペンタクルのキング~!すごい!」とか言ってるのの意味がまるで解らなかったし、「だからなんやねん」ぐらいにしか思っていなかったが、不思議と「え。なんでわかるの?」と感じることも多く、画面の前で絶句したのだ。
それから私は暇なときに動画を漁り始めた。
不安で仕方なかったのだと思う。
救いが欲しかったのだと思う。
だってその時、「一次創作に身を置いて一年、やってもやっても受賞などの成果が出ない」時期にいたから。
☆
youtubeのカードリーディングの占い方法は大きく二つ。
月の星座で読むものと、画面に出ている選択肢のどれかを選ぶもの。
「貴女の現状はこうですね、心の奥底ではこう思ってますね、近い未来にこんなことが起こりそうです」と天気予報をしてくれる。月の星座よりも選択肢のほうがドンピシャな回答が出てくるのが不思議だ。
で、その「現状」がしっくりこない場合は他を見に行く感じである。
ぶっちゃけ、「二つを見比べた時に、かぶってること言われるのくそ多いんだけど」が現在の感想だ。選択肢リーディングなんて、まったく別のことを言われそうなのに同じ結果が出てくる。ちなみに違う配信者。本当にどういう仕組みなんだろう?
で。
そんなリーディング。
最初は勇気を貰えても、そんなもんをずっと聞いて居れば過食気味にもなるし、「同じことばっかり言ってんじゃねーぞ」と思うし、「そんなの行っても無駄無駄w」とヤサグレることもあるにはある。
そんなに見るなと言われたらぐうの音も出ないし、スピ的な観点だと「そんな心構えだから結果出ねぇんだぞ!!!」とおしかりを受けてもおかしくないんだろうなぁ、とも感じる。
でも、そんな中でも、私が「この人のはすげえな」と思う方がいる。そのひとが「あんずまろんさん」だ。
あんずまろんさんは、ちょっと変わり種のタロット師で、バリバリのオタクだ。リーディング中にハンターハンターのカードやマリオのトランプなんかも出てくる。
カードに対して喧嘩を吹っかけている時もある。
「なんでそのトランプでそれがわかる??」と不思議に思ってしまうこともある。
けれど、その内容は力強く、こちらのこともドンピシャで、気づいていたら泣いてたりする。
ぶっちゃけこんな「私カードリーディングを見るのが趣味です!」なんて記事にするなんて阿呆にもほどがあるのだが、それを押しのけて「記事にしよう」と思ったのは、それだけ彼女の言葉に掬われたからだ。(あえてこの字を使う)
いつの時期のどの動画とかは言わないが、「先」を占う動画があった。
私は三択の中で暗めなカードを選択した。
「自作のエルミリに明るい未来が欲しい」と思いながら見ているのに、それで昏めのカードを選ぶところが、自分でも「キてんな……」と思うのだが、カードとあんずまろんさんが導き出した現状は
『なんか思うように動いてない』
『結構長い間停滞してる?』
『なんっか上手くいかないっ、こうしたいけどどうすればいいかわからないものにチャレンジしてる?』
と。
( ゜д゜)
はい、してます。
全然流行りじゃない物語書いて楽しみながら「しんど!」と思ってます。コミカライズ原作の道は緩くないです、全然結果出ません(´;ω;`)ウゥゥ
『……でもあなたは、そこに胡坐かいてるわけじゃなくて、できること、やれることをコツコツ続けてる感じがするんですよね』と画面の向こうでおっしゃるあんまろさん。
……もうさ~~~~~~~~~~~
こんなの言われたらさ、落ちるじゃん。
WEBで書いてて(受賞やコミカライズなど)の結果が出ないけど、負けずに書き続けてる作家は落ちるじゃん。
自分で選んだ選択肢でそんなん言われたら、もうさあ……(空を見上げ)
で、結果。
彼女のそれを見て、私は途中から大泣きしていた。
『あなたは、自分の夢とかこだわりを持っていて、それを護るために、続けるために副業したり頑張ったりしてるんじゃないかな、それを諦めようとしてるかもしれないけど、貫けって言ってるから。あなたなりの正義や信念を貫いて』と。
ハンターハンターのノブナガとイルミのカードを持ちながら言うんですよ、それを聞いてボロボロ泣く成人女性、なんなんだよこの構図(´;ω;`)ウゥゥ
そのあたりで無理よりの無理だったんだが、そのあとも「それ!」がボロボロ出てくるんだよ、画面の向こうから。怖いぐらいだったよ。
けれど、そんなふうに怖がっていたのに、どんどん気持ちが軽くなっていって、最後には「掬ってもらえた」とすら感じていた。
そんな時に出てきた『貴方の使命』に、もう…………(語彙力の低下)
画面の向こうで彼女がカードを切る。
『貴方の使命を見てみますね~』
私は胸の中で『私の使命?それはエルミリを書いて広めて、たくさんの人に笑ってもらったり楽しんでもらうこと』と呟く。
そしてカードが現れる。
『暖かな波動だって。貴女の存在は誰かに希望を与えてるって!』
はあ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~(語彙の消滅)
ボロ泣き。
画面が見えなくなるぐらいまで泣いた。
マジでボロボロに泣いた。
そうだよ、広がってほしいんだ。
エリックとミリアっていう黄金カップルが魅せてくれる物語が広がって、くすっと笑ったりしてほしいんだ。それのために書くんだ。そうなんだ、そうなんだよ。
ただ、楽しんでほしいんだ。
そうなんだよって、マジ泣きした。
大きな夢は簡単に叶う夢ではないけれど、今、『彼らの物語を追いかけ楽しんでくれる人を大事にしながら、最後まで彼らの物語を綴る』・『折れそうになっても、エリックとミリアを最後まで書く』。
最初に決めたこれを、どれだけ状況が打破できなかろうがなんだろうが、最後まで貫こうと、改めて決めた時間になった。
続けているとさ
周りが眩しかったりして自分の初心を忘れそうになるけど、『十年先を見てひとつひとつ積み重ねる』『めげない・負けない・エタらない』。
これは、間違ってないって、改めて心に刻めた。
ありがとう、あんずまろんさん。
こんな記事があなたに届くわけがないと思うけど、貴方のおかげで初心に帰ることができた。この道が間違ってないって思えた。
この道の先に、名誉なことが無くても、それでもかまわないって思えた。だって物語のエンドはあるから、「何もない」ことはない。
また書いていける。
私はまだまだ書いていたい。
あの子たちが見せてくれる世界を楽しみたい。
最後に、私の近い未来で「かなり衝撃的な嬉しいサプライズが来るよ」らしいんですが……
エル&ミリー 副業盟主とコメディ女のコミカライズ来ると良いな!!!!!!そうじゃなくてもだれか楽しんで進めてくれる人が現れてほしいな!!!純粋に読者が増えてほしいな!!
来るよな!!!
こい!!!!