いざ城の外へ・二
アナスタシアは、気難しいヴァレリアにも頼りになる女中がいた事に感激し、涙を流す
そしてエリーも冒険に着いてくるという
果たして、城を出る準備は整った
「そうと決まれば! 早速準備をしましょう! まずは装備ですわ、エリーは確か冷え症でしたわね。えっと〜手袋と......」
エリーを全身をローブのような物で覆って、獣の皮も使った方が良さそうですわね。その方が外の夜に適していますわ
外は意外と寒いと聞いたことがあります。防寒はしっかりしないとね!
エリーと私はすっかり装備を整えた。お嬢様に相応しいとは決して言えない冒険者の格好!
「この城に未練はないですか?」
とエリーが聞く。私は豪華な部屋を見渡した。どこもかしこも煌びやかで美しい。
でも......
「全然未練はないですわ! レクター王子にも元々嫌われていたみたいだし、晴れて婚約は破棄されたし、私はもう自由の身ですから」
そう言って部屋を出る時に、マントを引っ掛けた。
「一度やってみたかったのよね! マントブワッサァァ!ってやつ!」
マントを翻して、いざ外の世界へ出発!
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