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あれは夢だよね?
はぁ。
もう会う事もないし、そうだ!
神社行ってお願いしなきゃ。
食事して準備したら神社へ!
神様〜、お見合いはしませんよー。夜はゆっくり寝かせて下さい。お願い聞いてくれるならお見合いより勉強と金運UPでお願いします〜。
春休み中でも宿題が出てるんだよねぇ。昨日遊んだから宿題しないとね〜。宿題の量も多すぎだよ。春休み中に終わるかなぁ。
家に帰ってボチボチと宿題をしていく。
今日は1日宿題で頭使ったから疲れたー。
夢も見ずに寝るぞー!
なぜまたここに?
神様どうゆうことかなぁ?
お願いしたよね?
「いやー、涼さんと話たいって言ってるから頼むよって向こうの神に言われたからさ。行っておいでよ。」
はぁ?誰が?
ってパチンするなー!
昨日と同じ部屋にテーブルと椅子。そして昨日の男性。
文句でもあるのかなぁ。あー断るのは自分からって事かな?
「何か?」
「昨日はすまなかった。俺の顔を見て笑顔で話しかけられるとは思っていなかったから驚いてどうしたらいいかわからなくなった。」
「そうですか。」
「ああ、大抵は顔色が悪くなるし、泣きだす奴もいる。最悪気を失って倒れるな。」
「それは・・・」
「目つきは元からだから仕方ないが、この傷で更に怖がられる事になった。」
「そうですか。それで昨日の謝罪がしたかっただけですか?じゃあ謝罪は受けたので戻っていいですか?」
「やはりこんな見た目の俺じゃあ一緒にいるのも嫌なんだな。」
俯いてチラッとこっちを見てくる。
なんなんだ?
その三白眼でしても可愛くないよ?
「何言ってるんですか?私はあなたのタイプじゃないでしょう?お色気ムンムンのお姉さんが好きなんじゃないんですか?それとも清楚で大人しくついてくるような人とか?」
「そんなもの考えた事ないな。権力や金に擦り寄る者か怖がって遠巻きにする者ばかりだ。おま・・いや、リョウは俺を怖がらずに普通に話すからな。これからも話がしたい。ダメか?」
うーん。
普通に話せるからって言われてもなぁ。
これで断ると・・・
はぁーー。
仕方ない。
「話すだけね。でも毎日は無理だからね。」
「あぁ。リョウはいくつだ?」
「16。学生よ。」
「なっ⁈まだ学生なのか?」
「まだ?こっちでは18まではほとんど学生よ?大学まで行けば22まで学生になる人もいるけど。あなたの世界では違うのね。」
「16で成人したら女は20までに結婚する。男は相手次第だな。」
「女性は仕事しないの?」
「社交くらいか?よくわからんが。だが侍女とかいるから仕事している者もいるな。」
「ふ〜ん。まだ明日も宿題しないといけないからそろそろ寝るよ。じゃあね。」
「もう寝るのか?」
「夢の中だけどここにきてると熟睡できてないような気がして・・・ちゃんと寝ないと身体に良くないからね。おやすみぃ。」