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第一話 春風に乗って

青春とはどう香りなんだろう。クンクン


あの空の向こうにはなにが待っているんだろう。




沢山の期待を胸にこの春上京してきた僕の心の中は初めて巣から飛び出た小鳥のようだった。



僕がこの大学ですごした時間は僕に掛け替えのない仲間をくれました


一生忘れられない青春の日々と一緒に・・・・。







僕は(18)才

立川健治

地元じゃ

けんちゃんやけんぼうと呼ばれてました。


(ありきたり)

今年、念願の東京の大学合格し、ようやく古くさい田舎から出ることができた。新宿渋谷六本木東京タワーにお台場行きいところは沢山ある芸能人にも会えたらな・・・。

そして、できれば運命の人にも会いたいな。






今日から新学期大学にも全然なれてないし、こないだの入学式でも横の奴に

「どっから来たの?」のいう質問に

「えっと家から」と答えてしまい当然相手は

「えっ?そっか家か・・。」とかなり引き気味。その時は全然きづかなかったんだけど、あとから

「やべ、あれは出身地を聞かれてたんだ」

ってな感じて軽くぼけてしまうサプライズ。


こんなちょっと口下手で、ときどき何言ってるか分からないと言われてしまう僕ですが、こんな自分を直すべく大学ではイメチェンを決め込もうと努力していきたいと考えているのかいないのか。未だに何にもしていない今日この頃。ちちち

ちちちち

ちちちち


「はいはい起きればいいんだろ」

・・・・0900

「やべー遅刻」


ダーシュ


これでも足には自身があって高校の時には県総体で準優勝ですょ。(上位の人が奇跡の集団食中毒だったんすけどね)


「はいセーフ」

教授との懇親会の教室のある建物まで来てなんとか間に合ったと確信した次の瞬間


ドン

「すみません」

「えー」

誰が後ろから当たってきて鞄中の物が大運河をなして階段から雪崩のように谷底へ真っ逆さま。その時確信した

「もう間に合わない」


゛キーンコンカーンコーン゛


くそーほんとは間に合ったのに何でこんなことになんでだー。



当たってきた奴はどこかに消えてしまい、新学期そうそうの遅刻という大失態に途方に暮れる僕になびく春風に残っていたのは淡い香水の香りだけだった。


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