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百花の王 バケーション

初夏の日差しに若葉がきらめく頃、クロちゃんビルでは、

客人をもてなしていた。

客人は、百花の王、富貴王である。

沢山のお菓子と、料理が、並べられていた、それをペロリと

食べて、

「お御馳走様、美味しかったよ。」

富貴王は、ご機嫌にキャラメルマキアートを飲んだ。

「富貴王様のお口に、合って良かったです。」

アマビエが、にこやかに、言った。

「今は、お忍びで、グルメツアーを楽しんでいる。

『富貴王様』というのは、硬いね。

・・・そうだ!ここに、いる間は、私の事は、フッキーと、

呼んでくれ。」

・・・フ、フッキー!?

「はい、承知いたしました。

フッキーですね。」

アマビエは、機嫌よく言った。

アマビエは、見栄よく、軽いノリの富貴王と、なかなか

相性がいいので、ご機嫌だ。

「美味しかったね、そうだ!散歩がてらこの辺りを案内して

くれないかい、クロちゃん。」

「クロちゃん、万福商店街を案内して、B級グルメとか

お勧めしてみてくれ。」

アマビエは、言った。

「あ、肉まんとか、お好みやきとか、たこ焼きとか?」

「チョコパフェとか、山田パンのパンも忘れずにな。

我ついて行ってやりたいが、目立つからな。

よろしく頼むぞ。」

アマビエは、言った。


万福商店街は、沢山の人で、賑わっていた。

いつもは、クロちゃんは、みっちゃんが、目くらましの

術をかけているので、目立たないが、富貴王は、目だった。

190㎝近い高身長で、大きな切れ長の瞳に、白皙の額、ギリシャ

彫刻の様な高い鼻、形のいい唇、美の神が、その力を惜しむ

ことなく作り上げた様な顔、目立たないハズは、ない。

「あの~フッキー、目立つの。

あそこのメンズショップで、もっとカジュアルで、目立たない服

を買って着たらどうかしら?」

クロちゃんが、言うと、

「それは、楽しみだ。」

富貴王は、メンズショップ キーラーに、入った。

「ここは、パパも普段着を買うのよ。

大きいサイズも沢山あるし、万福商店街のお店は、

おばあちゃんの付けが利くの。

目立たない感じのを選ぶわね。」

クロちゃんと、みっちゃんは、無難な、ジーンズと、

白地に、細いストライプのシャツを選んだ。

「どうだい?似合うかい?」

・・・ノーブランドが、高級ブランドに、見える。

やはり煌めいていた。

「・・・何を着ても煌びやかな方ね。」

クロちゃんは、絶句した。

「でも、だいぶん地味になったよ。

あと、この野球帽をかぶって、顔を隠し気味に

・・・。」

野球帽をかぶった姿も何か煌めいている。

「いや~流石、クロちゃんの叔父さんかい?

凄いイケメンだね!モデルさんみたいだね。」

メンズショップ キーラーの御主人、吉良さんは、

感心した。

「え、あの叔父さんじゃ・・・。」

「クロちゃんの叔父のフッキーと、言います。

いつもクロちゃんが、御世話に、なってます。」

富貴王は、ニッコリ笑った。

大輪の花のような華やかさだ。

「日本語上手いね。」

吉良さんが、驚くと、

「日本が、大好きで、勉強したんですよ。

御主人、後、適当に、見繕って、クロちゃんの家に

届てくださいね。」

富貴王は、ご機嫌に、言った。

「え、あの安い服で、いいの!?」

クロちゃんが、驚くと、

「ここでの素敵な思い出の土産になるよ。」

と、陽気に、答えた。

クロちゃん達は、富貴王を連れて、お化け屋敷と、

MPS48のダンスショーを見た後、セブンスパラダイスへ

行った。


「あら~凄いイケメンね!クロちゃんの叔父さん?」

恵理子さんは、驚いた。

「流石、美形ぞろいね。」

照子さんも大絶賛だ。

「いつもクロちゃんが、御世話になってます。」

と、富貴王は、クロちゃんの叔父さんのフリをした。

「まあ、お日本語ね。」

と、盛り上がっている。

・・・いくら日本人が、外人の区別がつかないとはいえ、

大食い王子も霞む美貌だ、何で、クロちゃんの

叔父さんに、見えるんだろう???

「コレ、美味しいね。」

チョコレートパフェと、プリンアラモードを

食べながら富貴王は、ご機嫌だ。

「ストロベリーパンケーキと、フレンチトースト、

フルーツサンドも追加ね。」

みっちゃんが、追加を頼みながらイチゴパフェを食べた。

・・・クロちゃんビルで、あれだけ食べたのに、あんなに

食べて!?

燃費の悪さは、カダ兄ちゃんと張るな。

「じゃ、次は、たこ焼き食べる?」

と、こんな具合で、万福商店街を食べ歩いて、

クロちゃん神社の境内のベンチに、腰かけて、富貴王は、

山田パン屋のカレーパンと、メロンパンを食べ始めた。

「外で食べるのもいいね。」

パンを食べる姿も煌めいている。

「コーヒーもいかがですか?」

星明が、コーヒーを富貴王に、手渡した。

「ありがとう、これ、チョコレートの風味だね。」

「チョコレートマキアートです、スタバの裏メニューです。

甘いのお好きでしょう。」

「なかなか気が利くじゃないか。」

富貴王は、うれし気にチョコレートマキアートを飲んだ。

「万福商店街は、お気に召しましたか?」

「なかなか美味しい物が、多くて気に入った。

クロちゃんが、案内してくれるので楽しいよ。」

富貴王が、言うと、

「すいませんが、クロちゃんを呼びに来たんです。

クロちゃん、ウクライナ妖怪が、又来たんだよ。

クロちゃんビルへ戻ってくれ。」

「わかったわ。」


クロちゃんビルのミーティングルームでは、ウクライナ妖怪が、

30匹いた。

「クロちゃん、この間は、ありがとう。

小麦粉しか持ってこれなかったけど、どうか助けて下さい。

セマルグルと、お家草もっと下さい。

お願いします。」

見ると、みんな傷だらけだ。

「いいのよ、気を使わなくて、小麦粉も大切な食料でしょう。

気持ちだけ・・・。」

「よし、わかった!できるだけ支援してやる!」

アマビエは、言った。

「あの・・・小麦貰うの?大変な時なんだし・・・。」

「貢物は、心意気だ!ありがたく貰おう。

持ってくるのも大変だったはずだ、ロシアが、小麦の輸出を

邪魔して、困っているらしいからな。」

アマビエは、言った。

「大変なのね、ロシアは、結構劣勢って、ニュースで、

言っていたけど。」

「アイツら馬鹿だけど、数が多くて、残忍なのです。」

ウクライナ妖怪は、言った。

「ああ、マッチングアプリで、ウクライナ美女に、引っかかって

今いる位置を突き止められて、攻撃されてるらしいね。

しかも、ウクライナ美女は、英国情報部の仕掛けた罠

だったんだ。」

星明が、言うと、

「つまり、美女と思って、マッチングアプリで、自分の

裸の写真を送って、セックスアピールしたら実は、相手は、

英国情報部のおっさんだっと、いう訳だ。

馬鹿だな。」

アマビエは、笑った。

「仕事とは、言え、男の裸を延々見させられて、

くだらないセックスアピールの文面を読まされて、

役にたちそうな情報を拾い集める・・・凄い苦行だな。

英国情報部のおっさんに、同情するよ。」

星明は、言った。

「それは、気の毒ね。」

クロちゃんは、苦笑いをした。

「それに、チェルノブイリで、放射性物質で汚染された

森に塹壕を掘って、沢山の兵士が被ばくしたらしいよ。

一カ月くらい占拠してたから癌になったり、死んだり

するよ。」

星明は、いった。

「何で、そんな事を!?」

「知識が、ないんだよ、昔、チェルノブイリ原発の事故が

あった時、ロシアのテレビ局が、取材で、チェルノブイリ原発

に入った時の装備が、作業服に、ガムテープ貼っただけ

だったんで、仰天したからね。」

・・・クロちゃんは、眩暈がした。

「そんなに、酷い連中なら自業自得だろう?

なんなら私が、この間渡した、牡丹玉の力で、ロシア大陸ごと

粉砕したらいいだろう。」

富貴王は、言った。

「それは、ちょっとやりすぎじゃ。

でも、ロシアに攻めていけないの?」

クロちゃんは、言った。

「ロシアは、大きな国です。強い神様や強い妖怪が

邪魔して、攻め入るのは、容易ではないのです。

攻めて来たロシア軍に、ついて来た神や妖怪を少し

づつ撃破して、追い出すのが、やっとです。」

ウクライナ妖怪は、言った。

「セマルグルは、急いで、1体、留に作らせる。

お家草も種を持たせてやる。」

アマビエは、言った。

「・・・クロちゃん、いなくても良かったんじゃない?」

クロちゃんが、言うと、

「クロちゃんは、ここの主だ、いる事に意味がある。

小麦粉は、山田パン屋に、持って行って沢山パンを

焼いてもらおう。」

アマビエは、言った。

「じゃ、クロちゃんは、引き続きフッキーを案内

してあげてくれ。」

アマビエは、言った。

その時、

「緊急事態発生!敵襲!クロちゃん神社の北門で、ロシア妖怪が

暴れている!総員は、すぐ現場に、急行せよ!」

境内放送が、入った。

「大変!、すぐ行かないと!」


クロちゃん神社の北門で大きなロシア妖怪が、暴れていた。

それを天鯉部隊が、応戦していた!

力が強く、素早い動きで、天鯉部隊を次々と叩きのめしていた!

「大きいのに、動きが、早いわ!?」

クロちゃんが、驚いていると、

「クロちゃん、頑張れ!応援しているよ。」

後ろで、富貴王が、笑っている。

「助けてくれないの?」

「あのくらいクロちゃんは、倒せるよ。」

そう言うと、目の前をみっちゃんが、ふっばされて行った。

「無理よ!みっちゃんが、あれだもん!」

クロちゃんが、困ったように言うと、

「ほらクロちゃんの仲間は、頑張って、戦っているよ。」

大きなロシア妖怪に、天鯉部隊は、叩きのめされても

叩きのめされても果敢に、戦っている!

「あ、みんな頑張っている。

・・・そう言えばアマビエ様は、何で来ないのかしら?」

その時、境内放送が、入った。

「緊急事態発生!敵襲!クロちゃんビルで、中国妖怪が

暴れている!迎える者は、すぐ現場に、急行せよ!」

「もっと、強い敵が、来たのね。戦う!」

クロちゃんが、打ち出の小槌をかまえて、ロシア妖怪を

打っ叩いた!しかし、クロちゃんは、弾き飛ばされて、

受け身をした。

・・・あ、受け身できるようになっている?

「レベルが、上がったからだよ、クロちゃん。

頑張ろう!アイツ、力と、スピードは、あるけど、

頭は、悪いよ。

みんなで、別方向から攻撃して、攪乱して戦おう!」

みっちゃんが、いつの間にか来ていた。

「みっちゃん、大丈夫?」

「クロちゃんもアイツの気をそらしてね、みっちゃんが、

叩き切るよ!

ほらフッキーも応援してくれてるよ。」

振り返ると、フッキーは、MPS48と踊っている。

超絶イケメンと、リカちゃん人形のダンス、なかなかシュールだ。

・・・しかし、力がみなぎってきている。

いける!クロちゃんは、打ち出の小槌で、足元を攻撃した!

ロシア妖怪が足元を攻撃され、フラつくと、みっちゃんが、

ロシア妖怪の頭をぶった切った!妖怪は、頭から縦に

真っ二つになった!

が!又、中から妖怪が、出て来た!?

「え!又出てきた!?」

・・・嫌な予感・・・。

みっちゃんが、又頭をぶった切った!妖怪は、頭から縦に

真っ二つになった!

が、更に、妖怪が、出て来た!

「・・・ロシアの人形、マトローシカみたいね。」

クロちゃんは、ひきつった。

嫌な感じに、サイズは、小さくなるけど、ドンドン

強くなっていった。

「なんか、小さくなった方が、動きが速いわ!?

力も強い!」

気が付くと、数が増えてる!?

「あの抜け殻も妖怪に、なってる!?」

クロちゃんは、驚いた!

「みんな!叩き割ったら、抜け殻も破壊してね!」

みっちゃんは、叫んだ!

クロちゃんもドンドン攻撃した!

そして、調子に乗ったクロちゃんは、

「必殺!牡丹華変化!(ボタンハナヘンゲ)!」

叫ぶと、小さくなった妖怪達の頭に、大きな牡丹が咲き、

小さなロシア妖怪達の体は、ボロボロに、なって、

壊れた。

「頭に牡丹が、生えた。」

クロちゃん達が、呆然としていると、

「頑張ったね!『必殺!牡丹華変化』は、ドンドン戦うと、

リミットが、溜まって、出せる技だ!

敵の体を牡丹が、乗っ取り、破壊する!凄い技だろう1」

富貴王は、自慢げに言った。

「いろんな意味で、凄いわ。」

クロちゃんは、言うと、

「もっと、高度になると、敵を乗っ取って、戦わせる事が、

できるよ、華麗な技だろう。

さあ、レベルが、上がったところで、アマビーの加勢に

行ってやろう。」

富貴王は、笑った。

「アマビー・・・アマビエ様の事?

あ!そうだった!みんな!クロちゃんビルに、急ぐわよ!」


クロちゃんビルでは、中国妖怪が、暴れていた!

それをクロちゃんビルの防御システムを総がかりで、応戦

していた!

大きな妖怪は、イソギンチャクに、似た感じで、恐ろしい

勢いで、攻撃していた!

子分の妖怪達は、クロちゃんビルに、よじ登り、侵入しようと

している!

それを天鯉部隊と、平癒マン達が、防御している。

防御システムの巨大な手は、大きな妖怪をドンドン攻撃している!

が、すぐに、弾き飛ばしている!凄いパワー!だ!

アマビエは、イソギンチャク妖怪に、バンバン切りつけている!

妖怪は、もの凄いパワーで、アマビエをはじき出した!

「あのアマビエ様に、パワーもスピードも負けてない!?」

クロちゃんが、驚くと、

「クロちゃん!危ないからクロちゃんビルに、避難しろ!」

アマビエが、叫んだ!

「あ、でも沢山妖怪の子分がいるわ・・・。」

「クロちゃん、ドンドン攻撃して、リミットを貯めて

『必殺!牡丹華変化』を出せばいいよ。

あの子分妖怪は、丁度いい強さだ。」

富貴王は、笑った。

襲って来た、子分妖怪を触れさせる事なく、蹴散らして

いる。

「強いのね、助けてくれないの?」

クロちゃんが尋ねると、

「このくらいの敵は、倒して、クロちゃんの経験値に

するんだよ。」

富貴王は、ニッコリ笑った。

・・・でも、無茶苦茶強いけど。

「アマビエ!トリプルウォーターガン!」

アマビエは、連続技を繰り出しているが、敵には、たいした

ダメージに、なってない。

・・・どうしたら・・・。

クロちゃんが当方に暮れていると、向こうから何か、

虫の集団が、飛んでくる!?

「あれ、安守花?」

物凄い数の安守花が、中国妖怪と、子分を攻撃した。

「あの妖怪、平癒マンのスプレー攻撃に、苦しそうね。

中国風邪の妖怪かしら?」

クロちゃんは、子分妖怪を打ち出の小槌で、叩きながら

言った。

安守花のウィルス攻撃が、効き始め、イソギンチャク妖怪は、

大人しくなった。

「おい、生け捕りに、するぞ。」

アマビエは、言った。

生け捕られた妖怪達は、龍の戦車のから網でぶら下げて、

中国に、飛んで行った。

「逃がして良かったの?」

クロちゃんが、不思議そうに、聞くと、

「改良型の安守花をたっぷり潜ませたから

黄熊の所で、安守花が暴れ回って、情報を持ってくる。

中国内が、揉めると時間稼ぎできる。」

アマビエは、言った。

「折角、クロちゃんが、綺麗な牡丹を咲かせるのを

見れると、思ったのに、残念だ。」

富貴王は、少し不服そうに、言った。

「せめて、戦勝祝いを彩ろう。」

そう言って、富貴王は、手をパチンと、鳴らした。

周りは、美しい牡丹が咲き乱れ、みんな驚いた。

「わあ~!綺麗!」

クロちゃんは、うっとりと、見とれた。

その時、パパが、走ってきて、叫んだ!

「家に、妖怪が、現れて暴れてるって、ママから

電話が、あった!

タロベエと、又べえで、応戦しているらしい、

早く助けに、行かないと!」

「急いで、助けに行こう!馬鯉!」

アマビエが

「了解!」

人形に、なっていた馬鯉は、龍になり、クロちゃん達を

乗せて、クロちゃんの家へ向かった。


クロちゃんの家の庭では、タロベエと、又べえ

が中国妖怪と、死闘を繰り広げていた。

物凄いパワーで、攻撃している!

タロベエは、頭上から飛び掛かり、又べえが、足を

狙った!が、タロベエは、弾き飛ばされて、

又べえが、捕まった!

「うわぁああ!」

「又べえ様!」

星華が薙刀で、応戦しょうと、すると、

「星華!ママ達連れて逃げろ!」

又べえが、叫んだ。

「まず、お前から血祭だ!」

中国妖怪は、鎌で、又べえの顔を攻撃した!

「うわぁああ!」

又べえの悲鳴が響いた!その時!

「又べえが、危ない!!急いで!又べえ!」

クロちゃんの悲痛な叫び声が、響いた!が、

馬鯉で、クロちゃんの庭に、降り立った、クロちゃんは、

言葉を失った!

・・・何、あれ!?ピカッと光り!

そこに、突然、木の模様の様なコスチューム、体の

あちらこちらに、桜の花を纏っているヒーローが、

現れたからだ!

そいつは、物凄い強さで、中国妖怪を叩きのめして

しまった!

その顔を見ると!?

「又べえ!どうしたの!?」

クロちゃんが、驚くと、

「桜の大樹の神様のくれた苗木が、いきなり育って、

又べえに、巻きつて助けてくれたんだ。」

又べえが、言った。

そう言っていると、又べえの桜の木の鎧は、シュルシュルと、

ほどけて、桜の苗木に、戻ってしまった。

「又べえ専用の強化スーツなのね。」

クロちゃんが、言うと、

「カンヒーも面白いもん作るね。」

富貴王は、言った。

「カンヒーって、桜の大樹の大老の事?」

「名前は、寒緋(カンヒ)って言うだよ、カンヒーだ。」

「ああ、そうなのね。」

クロちゃんが、納得していると、

「私の愛しい人だ。」

富貴王の言葉に、クロちゃんは、ドン引きして、

「あ、フッキーは、そっちなの?」

「クロちゃん、失礼な事を言うな、花神様の性別は、

イメージで、性別は、基本ないんだぞ。」

アマビエは、言った。

「あ、そうなんだ。」

クロちゃんは、ちょっと納得した。

「それより、コイツが、主犯みたいだから拷問して、

色々吐かせよう。」

アマビエは、ニンマリ笑った。

「え!そうなの?」

「クロちゃん神社に、現れた、中国妖怪と、ロシア妖怪は、

あんまり頭良くない攻撃したからな。

クロちゃん神社で、暴れさせてる間に、

コイツは、クロちゃんン家で、家族を誘拐する気

だったんだろう。」

アマビエは、タロベエが、ふん縛った、中国妖怪を

蹴った。

「大変だね、クロちゃん。」

富貴王は、言った。

「そうなの妖怪が、襲ってくるんで、落ち着かないの。」

クロちゃんは、ため息をついた。

その時、アマビエのスマホに、連絡が、入った。

「おい、クロちゃんビルにもどるぞ。」

アマビエが、言った。


クロちゃんビルでは、クロちゃんが、やっけたロシア手下妖怪と、

クロちゃんビルを襲った、中国手下妖怪が、いた。

弱っていて、なんだか見覚えがあるような・・・。

「あ!この妖怪達は、前来た、ロシア妖怪と、中国妖怪の

手下だった妖怪達だわ。」

クロちゃんが、驚くと、

「EXは、強くて、後少しの所で、捕まった。

クロちゃんを襲撃しないと、殺すと、言われた。

・・・だから仕方なく。」

ロシア手下妖怪は、力なく言った。

「これからどうする気だ?」

アマビエが、尋ねると、

「日本で、コッソリ、隠れ住もうと、思う。

もう・・・帰れない。」

ロシア手下妖怪は、力なく言った。

「黄熊もだ、強すぎだ・・・、もう少しだったたのに。

俺達も、日本に隠れ住もうと思う。」

中国手下妖怪も力なく言った。

「お前達!そんなに、甘くはないぞ!

クロちゃん神社を襲ったからには、各地の日本妖怪は、

許さない!見つかって、嬲り殺しにされるぞ!」

アマビエが、怖い顔で、言った。

「そんな~じゃ、どうしたら。」

ロシア妖怪と、中国妖怪は、途方にくれた。

「後少しなら頑張れ!お前達ならできる!

ほら水神様の酒と、特別に、水神様のヒゲを少し喰わせて

やる!

ドーピングしたら勝てるぞ!ほら、口を開けろ。」

アマビエは、ロシア妖怪と、中国妖怪に、水神様の水と、

水神様のヒゲを削って飲ませた。

「おお!!力が、みなぎってきた!

頭も冴えてきたぞ!」

ロシア妖怪と、中国妖怪は、大喜びだ!

「水神様のヒゲの効力で、頭もよくなるぞ。

これからは、戦略を考えて、挑め!」

アマビエが、言うと、

「ありがとう!勝てそうな気がする!」

「頑張れ!お前達ならできる!」

アマビエは、叫んだ。

そして、お土産の山田パン屋のパンを渡して、龍の戦車で、

ロシアと、中国に、帰って行った。

「アマビエ様、日本妖怪は、クロちゃん神社を襲った

からロシア妖怪と、中国妖怪を許さないって、

いつからそんな事になったの?」

クロちゃんが、尋ねると、

「もちろん、口から出まかせだ!日本に、居座れても

困る、悪さしかしないからな。」

「え!そうだったの!?」

「あ、ちなみに、水神様のヒゲと、言ったが、嘘だ。

水神池の大ナマズのヒゲだ。

水神様の酒も勿体ないからこの間より薄めて飲ませた。」

アマビエは、ケロッと言った。

「でも、力が漲ってきたって・・・。」

「前回より竜神様の酒は薄めたから効果は、

すぐ、切れるな。

それに、大ナマズもアイツらよりは、頭いいから

少しは、効果があるかもな。」

アマビエは、言った。

「可哀そうじゃない?」

「何で?前回、悪さして、迷惑しかかけていないアイツら

に、美味しい物食べさせたり、鍛えたりしてやったんだ。

食費や、手間賃分くらい役にたって貰わんとな。」

アマビエは、シレッと、言った。

何も言えないでいるクロちゃんに、

「クロちゃん、色々世話になったので、クロちゃんに、

プレゼントがある、受け取ってくれ。」

富貴王は、手をパチンと、鳴らすと、クロちゃんは、

薄紅色に、輝き、ピンクのコスチュームに変わった、頭と、

背中に、大きな鮮やかな牡丹の花が、咲いていた。

「素敵だろう!それを着ている間は、戦闘力も防御力も

100倍になるぞ。

カンヒーのより素敵だろう。」

富貴王は、自慢げに、言った。

クロちゃんビルのガラスドアに、映った自分の姿を

見たクロちゃんは、道化の様で、呆然とした。

「何、コレ。」

・・・趣味悪い。

桜の大樹の大老の又べえのコスチュームは、カッコイイのに。

フッキー壊滅的に、センス悪いわ。

・・・恥ずかしい。

「クロちゃんの霊力だと3分くらいしか持たないが、

かなりの戦力になるはずだ。」

富貴王は、ドヤ顔で言った。

「でも、へ・・・。」

クロちゃんの口をアマビエは、塞いだ。

「良かったな、100倍戦闘力と、防御力が増す!

我も欲しいくらいだ。

考えても見ろ、コレが必要な時は、ボロボロで、

カッコ悪いなんて言ってられない時だ。」

クロちゃんに、アマビエは、耳打ちした。

・・・何か釈然としないが、

こうして、クロちゃんは、最強の牡丹スーツを手に入れる事が

できた。

・・・でも美代ちゃんには、見られたくないな。

と、思うクロちゃんだった。











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