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十五夜祭り

暑いながらも朝晩に、爽やかな秋風を感じる頃、

クロちゃんビルでは、『十五夜祭り』の会

をしていた。

「去年は、『かぐや姫』で、美咲ちゃんが、かぐや姫を

やって、盛り上がったよね。

今年は、どうする?」

星明が、みんなに尋ねた。

「うさぎに扮して、うさぎの餅つきで、ついた

お餅を配ったら盛り上がるんじゃないかな。」

みっちゃんが、言った。

「タヌキの盆踊りっていうのもいいかもしれんな。」

親方が、言った。

「いいや、『かぐや姫』で、いいいんじゃないか。」

アマビエが、言った。

「『かぐや姫』ですか、それでもいいですけど、

かぐや姫は、誰にするんですか?」

星明が言うと、

「我だ。」

アマビエが言った。

「え!・・・かぐや姫に、なりたんだ。」

クロちゃんが驚くと、

「我では不満か?」

アマビエが、言うと、

「いいえ!きっと盛り上がります!」

星明が言った。

「そうか、かぐや姫は、絶世の美女だからな!」

アマビエは、ご機嫌に言った。

と、いう訳で、アマビエが十五夜祭りは、

かぐや姫をする事となった。


「あの、かぐや姫、アマビエ様で良かったの?」

クロちゃんは、星明に尋ねた。

「『暴れん坊神アマビエ』で、抜群の知名度があるし、

ほら、クロちゃん神社のイベントをすると、

中国神や妖怪が、攻撃してくるから

返り討ちしてくれるから適任と思うよ。」

星明は、言った。

「また、襲ってくるの?」

「用心してた方がいいね。」

「また、お祭りが台無しね。」

クロちゃんがしょげると、

「それが楽しみって、人も世の中多いから

不思議だね、SNSで、クロちゃん神社で、妖怪の

襲撃現場に、いたって、自慢しているよ。」

「妖怪の襲撃もイベントなのね。」

クロちゃんは、ちょっと呆れた。

「クロちゃんが、守ってくれると思っているんだよ。

それだけ信頼というより、信仰に近いかもね。」

星明が笑った。


クロちゃんビルの社長室の隣の部屋(パパとおあばあちゃんの

秘密の実験室)では、パパとおばあちゃんと、又べえが

木を取り囲んで考えていた。

その木は、スナビエ達との戦いで、又べえが作り出した、

有毒ウィルスを吸い込んで、味方は、効かない

有毒ウィルスを出す木だった。

「この木なんだけど、アマビエ様が日本の防衛とか、

攻撃に使えないかな?と言ってたんですよ。」

パパが、言った。

「これを沢山植えるのもね、・・・飛んで行って、

有毒ウィルスをばら蒔くのならいいけど。

日本人に、効かないなら安心だけど、ハーフは、

どうなのかしら?」

おばあちゃんが、考えていると、

「この木をもっと小さくして、飛んで行けるように

出来ると思うぞ。」

又べえが、言った。

「できるのか!?又べえ凄い!それなら自衛隊基地に

保管しておいて、敵が進攻して来た時は、

攻撃してもらおう。」

パパが、言った。

「それは、いいわ!植物だから自然に、自生していたって

言い張ればいいもの。」

おばあちゃんが、言っている。

「それ、日本が生物兵器作っているって、言われない

かしら?」

クロちゃんが、言うと、

「大丈夫だよ、アメリカと、西側諸国にコッソリ

売って、口裏合わせておけば、いいだけだよ。」

パパが、ニッコリ笑った。

「じゃクロちゃんの敵に、有毒ウィルスを出す、

飛んで、敵に突っ込んで行く、で作ろう。」

又べえが、そう言って、小箱に願いを込めて、

種を取り出し、太るドリンクをかけた。

すると、芽が出て、小さな木になって、ぽん!と飛んだ。

「飛んだ!凄い!」

みんな声を上げると、

「クロちゃんの敵に向かって、攻撃する!」

又べえが言った。

「どうやって、それを確認しようか。

次は、いつ敵が攻撃してくるかな。

もっと小型の方が、レーダーに感知されないかも。」

パパが、言うと、

「パパ、なんか楽しそう。」

クロちゃんが、呆れると、

「いざ侵略者が来た時、死者を出さないで、勝利できる

なら夢みたいな話だろう?」

「あ、そうか、それが一番いいもんね。」

「それにね、アマビエ様も今は、いるけど、

仕事で、どっかに行くかもしれないしね。

基本、自分達の事は、自分達で守らないね、

日本の周りは、独裁者の国ばかりで、いつ攻めてくるか

わからないんだよ。

憲法第9条が、あるから戦争をしなかったなんて

事はないんだよ。」

「そうなんだ。」

クロちゃんが、心配そうに言うと、

「でもクロちゃんには、沢山の妖怪の仲間がいて、

色々守ってくれるだろう。

だから大丈夫。」

パパは、笑った。

「そうね、みんないてくれるもの。」

クロちゃんは、笑った。

「じゃ、クロちゃんは、下のアマビエ様の所にいって

くるわ。」

クロちゃんは、下の階へ向かった。


下の階の勉強室では、天鯉33号が、新しい天鯉部隊に、

日本語を教えていた。

「みんな勉強しているのね。」

クロちゃんが、感心していると、

「意思の疎通は、テレパシーでもいいけど、

字が読めないと、人間と暮らすのは、不自由な事が

あるからね。」

星明が、言った。

「そうね、字が読めないと、不自由だもんね。」

クロちゃんが、言うと、

「優秀な天鯉は、英語、中国語、ロシア語を

向こうで、流とおれが交代で、教えているよ。」

「中国語とロシア語も?」

「この2国は、攻めてくるかもしれないからね、

字が読めると、諜報活動もできる。」

「そうか、大変ね。

そう言えば、アマビエ様は、言語で困ったのを見た事

ないわ?」

クロちゃんが不思議がると、

「我は、神だから言葉も文字もわかる。」

いきなりアマビエがやって来た。

「あ、アマビエ様、神様って凄いのね。」

クロちゃんが、驚いていると、

「クロちゃんも福の神の下っ端だから

日常の読み書きくらいなら解るぞ。」

「え!そうなの!?クロちゃんは、パパが英語を

教えてるから簡単な読み書きが、出来るから気が

付かなかったわ。」

クロちゃんが言うと、

「英語のテストは、楽勝だね。」

みっちゃんが笑った。

「そうそう、白鯉、覚えているか?

リクビエからクロちゃんが助けた子な

賢い子で、英語、中国語、ロシア語も覚えるのが

早くて、今は、ITの勉強をさせている。」

アマビエは、笑った。

「よかったわ、ありがとうアマビエ様。」

「クロちゃん、良い子を助けたな。

我はこれから会議だ、誰か、お茶請けを買って来てくれ!

山田パン屋の菓子パンがいいな。」

アマビエが、言うと、

「クロちゃん達が、買ってくるわ。」

クロちゃんが、言った。


山田パン屋の裏の倉庫では、留が軽トラの修理を

していた。

「留さん、一休みしなよ、菓子パンと、コーヒーを

持ってきたよ。」

山田パン屋のおっちゃんが、お盆にコーヒーと

沢山の菓子パンを乗せてもってきた。

「ああ、ありがとう。」

そう言って、留は、軽トラに座って、パンを食べ始めた。

「今日は、あれ、留、こんなところにいたの?」

「ああ、山田パン屋のおっちゃんが、今度の

十五夜祭りに、境内でパンを売ってくれる事になったんで、

ちょっと改造してたんだ。」

「そうなんだ、大変ね。

・・・この軽トラ前から何で、中は不自然なくらい

広いのか不思議だったけど、留が改造していたのね。」

「ああ、ここのパンをよく貰っていたから

お礼に、軽トラの修理をしていたんだよ。」

留が、言うと、

「腕のいい大工さんだなと思てたけど、妖怪なんて最初は、

知らなかったんだよ。

なんせ全然売れない頃、知り合いに貰ったボロ中古車

だったから結構故障したんだけど、

留さんに、直してもらったら、驚くくらい調子が

良くなったんだよ。」

山田パン屋のおっちゃんが、言うと、

「流石、留ね!天才ね!」

クロちゃんが褒めると、

「ありがとうよ!」

留は、ご機嫌に、また改造し始めた。

「妖怪が来て、また暴れても大丈夫なように、

してくれるらしいよ。」

山田パン屋のおっちゃんが、言った。

「じゃ、安心ね。」

クロちゃんが笑った。

「じゃ、そろそろクロちゃんビルに戻ろう。」

みっちゃんが、言った。

「じゃ、留頑張ってね。」

クロちゃんとみっちゃんは、クロちゃんビルへ向かった。


万福商店街は、沢山の外人で、溢れていた。

まだまだ、世の中は、中国風邪の影響で、マスクを離せない

状況だ。

「また、人が増えたわね。」

「あんまり、増えると、敵が潜り込みやすいね。

この間みたいに、人間に通路を作られると、

厄介だね。」

みっちゃんが、怪訝な顔をした。

万福商店街を通りぬけて、二人は、クロちゃんビルに

向かった。


クロちゃんビルでは、アマビエ達が会議をしていた。

「・・・だからコケシと、ニポポ人形に、目を光らせて、

見張らせると、言う事でいい。」

アマビエの声が聞こえた。

「ただいま、はい!山田パン屋の菓子パンよ。」

クロちゃんと、みっちゃんが言うと、

「みんな、休憩だ。」

そう言って、アマビエは、クリームパンに、かぶりついた。

「何の会議?」

「今度の『十五夜祭り』の防犯についてだよ。」

星明が、言った。

「留が、山田パン屋のおっちゃんの軽トラを改造して

いたけど、そんなに危ないの?」

「うん、もしもの時の為だよ。

境内の夜店やワゴン販売は、天鯉部隊と、平癒マンが

交代ですることになった。」

星明が言うと、

「人員たりるの?」

「平癒マンは、パパとおばあちゃんが、沢山作ってくれる。

天鯉部隊は、我がまたスカウトしてくる。」

アマビエがドヤ顔でいった。

「お祭りの会議なのに、軍事会議にみたい。

山田パン屋のおっちゃん大丈夫かしら・・・。」

クロちゃんが、言うと。

「山田パン屋のおっちゃんには、福ちゃんがついてる

から大丈夫だよ。」

星明が言った。

「どんな敵が来ようと、返り討ちだ!」

アマビエが叫ぶと、

「おお!!」

みんな雄たけびを上げた!

・・・十五夜祭りの会議じゃ・・・。


クロちゃんの不安をよそに、その日は、やってきた。

アマビエは、美しい牡丹の十二単を着ていた。

見事な牡丹柄で、金糸銀糸の刺繍が施され、まばゆく輝き

しかも牡丹の花がゆらゆらと動くのだ。

「綺麗ね。」

クロちゃんは、ビックリして、見とれてしまった。

「そうだろう、そうだろう。」

ドヤ顔で、アマビエが言うと、

「衣がな、これは、アマビエの結婚衣装だ。

・・・もう若くないに、恥ずかしい。」

ツキビエが、言った。

「この衣装は、帝役だそうだ。

他の妖怪達が、恐れ多くて、帝役のなりてがなかったんで、

駆り出された。

・・・忙しいのに・・・ブツブツ。」

と、ちょっと不機嫌そうだ。

「そう不貞腐れるな、敵が来た時は、お前は、即戦力になる。

あてにしているぞ。」

アマビエが、言った。

すると、星明がやって来て、

「アマビエ様、ツキビエ様、ソロソロ時間です、準備

して下さい。」

「わかった、行く!」


クロちゃん神社では、沢山の人々が押し寄せていた。

場を盛り上げるために、MPS48と、天鯉部隊が盆踊りを踊って

盛り上げていた。

そこへ、美しい牡丹の十二単のアマビエが、ツキビエを

伴って出て来た。

「わ~っ!」

皆は、大歓声である。

「十五夜祭りなのに、何で、昼間にするの?」

クロちゃんが、聞くと、

「夜だと、敵襲がわかりにくいからね。」

星明が、言った。

その時、アナウンスが流れた!

「敵襲!敵襲!天鯉部隊!万福商店街の入り口の所で、

妖怪が暴れている!総員!ただちに、現場へ迎え!

繰り返す!・・・・。」

「敵襲だ!敵は、万福商店街の入口か!」

クロちゃん達が、万福商店街の入口の方へ行くと、

大きな妖怪が暴れていて、人々が、逃げまどっている。

そこへ、平癒マンが、スプレー攻撃をした!

「む、むむ!!コイツは、中国風邪では、ない!

総員、通常の攻撃をしろ!」

平癒マンと、天鯉部隊は、その妖怪を攻撃し出した!

その妖怪は、物凄い怪力で、暴れている!

手下は、手下共は、パソコンや、タブレット、テレビ、洗濯機まで

抱えている!

「家電を盗んでいるの!?

何で、あんな物盗んでいるの!?」

呆れて、クロちゃんが、言うと、

「あれは、悪名高いロシアの妖怪だよ!

あの手下どもは、貧しい地域の妖怪で、家電なんか金に、

なりそうなもんを持って行くんだ!」

流が言った。

「もっと、軽くてお金になりそうな物があるのに。」

クロちゃんが、言うと、

「質の悪い連中だと、ピアスを耳ごと、指輪を指ごと持って

行くからな。」

「え!耳ごと!」

クロちゃんは、ゾッとした。

「ほら、攻撃させてる手下を狙っている手下がいるだろう、

あれは、逃げたら攻撃しようと、狙っているんだよ。」

「え!えええ!何それ!」

クロちゃんは、あまりの事に、唖然とした。

すると、

「クロちゃん神社の本堂にて、敵襲!あり!

中国風邪のウィルスをばら蒔いている!

平癒マン達は、ただちに、現場に急行せよ!繰り返す・・・」

と、アナウンスが、入った。

「こっちは、陽動か!じゃ露助は!お前達に、任せる!

我は、本堂に向かう!又、中国風邪をばら蒔かれても

困る!」

そう言って、アマビエは、本堂に、向かった。

「露助?って誰?」

クロちゃんが、言うと、

「スラブ系ロシア人の蔑称だよ。」

星明が言った。

「そうなんだ、アマビエ様怒り心頭ね。」

「中国と、ロシアの妖怪がつるんでいるね。」

みっちゃんが、そう言って、ロシア妖怪の手下を

切り払いながら親玉に、切りかかった。

ロシア妖怪の親玉は、みっちゃんを大きな斧で、攻撃した!

それを受け止めた、みっちゃんが、吹っ飛ばされた!

「みっちゃんが、吹っ飛ばされた!」

すると、親方と、又べえが、ロシア妖怪の親玉に、

大ばさみで、切りかかった!

バシュッ!!二人とも吹っ飛ばされた!

クロちゃんの方にも下っ端妖怪が襲って、来た!

クロちゃんも打ち出の小槌で、応戦しながら、みっちゃんに、

近づいた。

「みっちゃん、大丈夫?」

「大丈夫だよ、アイツ、力はあるけど、動きは鈍いよ。

想定外なのは、万福商店街の外に、被害が出た事だよ。」

見ると、周りの店で、手下妖怪が、暴れている。

「結構な被害ね、どうしよう。」

クロちゃんが、困っていると、

「ワン!ワワーン!」

シロが、やって来た。

すると、ロシア妖怪の親玉と、手下は、固まって

しまった。

「ありがとう、シロ、流石犬神様ね。」

クロちゃんは、シロの頭を撫でた。

クロちゃん達が、心配して、周りのお店や家をのぞいて

みると、

「あ、クロちゃん、妖怪が入ってきたけど、コケシと、

ニポポ人形が、戦ってくれて、無事だよ。」

コケシと、二ポポ人形が自慢げに、

「クロちゃん、ここは、任せて!

早く、本堂へ行って。」

と、言った。

「ありがとう!ここは、任せたわ!」

そう言って、クロちゃんは、本堂へ向かった。


クロちゃん神社の本堂では、ツキビエと、中国妖怪の

壮絶な戦いが繰り広げられていた。

4mは、あろうかという妖怪に、ツキビエは、仕込み刀

で、応戦していた。

仕込み刀、ツキビエのは、特殊で、切りつけながら

刀から鎖鎌が、出て来きて妖怪の脇を襲う、更に手裏剣が出て

妖怪の頭を狙う!

気をとられたらマシンガンが、飛んで来て、腹をツキビエが、

掻っ捌く!とランダムな嫌な攻撃をしている!

掴めない攻撃をしていた。

「ツキビエ!待たせたな!」

アマビエがやって来た。

「アマビエ!やっと来たか!こいつが又中国風邪をばら蒔いて

いる!すぐ、中国風邪を祓う舞を舞ってくれ!」

「わかった!では、そいつは、お前に、任せる!

我は、舞うぞ!」

アマビエは、中国風邪を祓う舞を舞い始めた、当たりは、

ウイルスが死滅していく。

すると、

「アマビエ様~!」

クロちゃん達が、やって来た。

クロちゃん達が見まわすと、大きな妖怪と、ツキビエが

戦っていて、アマビエが、中国風邪を祓う舞を舞っている。

下っ端妖怪達は、平癒マン達が、追いかけまわして、

退治していた。

そして、沢山の下っ端妖怪達が、長い針を打ち付けられ、

動けなくなっている。

「え?針だらけ?」

クロちゃんが、不思議に思っていると、

ツキビエの刀から長い針が、出て来て、攻撃している。

「あの刀、闘いながらいろんな物が出てくる。」

みっちゃんが、言った。

「ツキビエさん、優しそうなのに、強いのね。」

クロちゃんが、言うと、

「あの仕込み刀は、昔、我が水神様のご褒美に、貰ったが、

ややこしくて、ツキビエがに、やったんだ。

奴は、メチャ気に入って、使いこなしている。

見ろ!嬉々としているだろう?」

見ると、ツキビエがは、メチャ楽しそうである。

・・・流石、アマビエ様の旦那様である。

そして、中国人が又苦しんでいる。

白人も苦しんでいる。

「白人も苦しんでいるわね!?」

クロちゃんが、言うと、

「あれは、ロシア人だ、ロシア産のワクチンも効き目が

悪いと、評判が悪いんだ。

倒れてる外人は、中国産やロシア産みたいに、効かない

ワクチンを接種してるんだろうね。」

と、後ろから来た星明が、言った。

「え!そうなの?」

クロちゃんが、驚いていると、

平癒マン達が、次々と、倒れている外人に、ワクチンを

鼻から接種している。

そして、下っ端妖怪が、襲ってくる。

「何で、クロちゃん神社ばかり狙うの!」

クロちゃんは、叫んだ!

「クロちゃん神社は、強力なパワースポットだ!

ここで、色々な神々のご加護のあるクロちゃんの眷属に

なると、レベルが、ドンドン上がり、強力な妖怪になれる。

日本に、強い妖怪が、ドンドン増える!」

中国妖怪は、叫んだ!

「え!そうなの?でも、日本妖怪が強くなったら困るの?」

クロちゃんが聞くと、

「日本を征服できないだろうが!

ロシアと、中国で日本を山分けする予定なのだ!」

「な、何で事!とんでもないわ!」

クロちゃんが、驚いていると、

「中国とロシアの考えそうな事だな!

とっと叩き潰すぞ!」

アマビエは、言って、中国妖怪に切りかかった!

バシッと!妖怪は、その剣を受け止めて、叫んだ!

「俺の名前は、XE!最強だ!覚悟しろ!」

「XE?何で、名前が英語?」

クロちゃんが、不思議がると、

「最悪の中国風邪の株だよ、感染速度が早い!」

星明が、説明した。

「要は、中国風邪の妖怪ね!クロちゃん神社で、

クラスターを起こさせて!許さないわ!」

クロちゃんも打ち出の小槌を構えた。

クロちゃんに襲い掛かる下っ端妖怪をぶん殴ろうと、すると

打ち出の小槌は、ピカッと!光って、ピヨ~ンと、伸びた。

そして、妖怪達をぶっ叩くと、面白いように、吹っ飛んだ!

「え?」

クロちゃんが、驚くと、

「打ち出の小槌のレベルが、上がったんだよ。」

みっちゃんが、言った。

「よし、これなら大きい妖怪もやっつけれるわ!」

クロちゃん達は、下っ端妖怪をバンバンやっつけたが、

妖怪どもが、中国風邪のウィルスをばら蒔くので、

手を焼いた。

「なんて、厄介なの!?」

向こうを見ると、お巡りさん達が、人々を誘導して

逃がしているが、効き目が悪いワクチン接種した人々と、

接種してない人々が、グッタリと、倒れていた。

平癒マン達は、スプレー攻撃と、ワクチン接種に、大紛争だ。

すると、山田パン屋のおっちゃんのワゴンが変形して、

ロボットになった!?

「クロちゃん!儂も戦うよ!」

山田パン屋のおっちゃんの声がした。

「え!おっちゃんが戦ってる!?」

しかも結構強い!?横では、福ちゃんも下っ端妖怪を

大槌で、ボコボコにしている!

だが、兎に角、下っ端妖怪の数が多くて、大変だ。

・・・どうしよう、中国風邪の新株が、ドンドン広がるわ。

クロちゃんが、心配していると、

ぶ~んと、100円玉程の沢山の虫が飛んできた。

その虫たちは、新しいウィルスをばら蒔いている!?

た、大変だわ!クロちゃんが、虫の方に駆け寄ると、

下っ端妖怪が苦しんでいる?・・・あれ?

「クロちゃん!完成したよ!クロちゃんの敵を攻撃する

花だよ!毒花虫(ドクカチュウ)だよ!」

又べえが、叫んだ。

よく見ると、沢山の花に羽根がついていて、虫っぽく

見えていたのだった。

XEも下っ端妖怪も七転八倒して、苦しんでいる。

それを見て、アマビエは、ニンマリと笑った。

クロちゃん神社の広場に、ロシア妖怪と、EXと、

その手下は、集められた。

「おい!お前ら!又、七転八倒の苦しみを味わいたくなくば、

二度と来るな!お前らの親玉に、そう伝えろ!

解ったな!」

アマビエは、そう言うと、馬鯉に跨り、拘束されたEXを

宙に浮かせて、中国に連れて行き、放り出した。


クロちゃん神社に帰り着くと、

「アマビエ様、優しいのね、逃がしてあげて。」

クロちゃんが、言うと、

「優しい?逃がす?そんな訳ないだろう。」

「え?逃がしてあげたじゃない。」

「あいつら逃がすと、あいつらのボスの所に帰るだろう?」

「うん。」

「アイツらには、毒花虫が、種子をばら蒔いていた。

アイツらの住処と、ボスの所で、大発生で、大暴れだ!

アイツらの住処も特定できる。」

アマビエは、ニンマリと、笑った。

「生物兵器・・・問題にならないと、いいけど。」

クロちゃんが、心配そうに言うと、

「大丈夫だよ、あの国は、色んな生物兵器を作って

いるから研究所の管理がずさんで、逃げたんだろう

って事になるよ。」

星明が、言った。

「それより、十五夜祭りの続きだ。

我も着替えて来て、一刺し勝利の舞を舞おう。」

アマビエは、超ご機嫌で、言った。

そう言って、クロちゃん神社の広間の舞台に、上がり、

アマビエが、優雅に舞始めた。

良く通る声で、歌い、軽やかに舞う姿に、みんな

見とれた。

踊り終わると、昼間だというのに、辺りは暗くなり、

満月が、ぽうっと浮かんだ。

あまりの不思議に、人々が、驚いていると、

アマビエは、虹色に光る車に乗り、帝役のツキビエに、

手を振り、月へ帰って行った。

あまりの不思議に、歓声が沸き、皆は、嬉し気に、

かぐや姫をたたえた。

十五夜祭りは、大成功に、終わった。


後日、中国と、ロシアの株の大暴落をテレビが報道

していた。

「どうして、いきなり中国と、ロシアの株の大暴落

したのかしら?」

クロちゃんが、言うと、

「毎日踊っているこの踊りのせいだ。」

アマビエは、踊りながら言った。

「コレ、『中国、ロシア貧乏音頭』なんだよ。」

みっちゃんが、笑った。

「福神って、いいな、踊るだけで、仕返しできる!

楽で、楽しくて最高だ!」

アマビエは、更に愉快に踊り出した。

・・・クロちゃん達って、中国やロシアからすると、

貧乏神なんじゃないかと・・・。

楽し気に踊るアマビエ達を見ながら思うクロちゃんだった。

・・・中国妖怪とロシア妖怪がつるんでいる。

なんとなく嫌な予感がした。

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