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クロちゃん祭り 2

夏休みに入り、セミの鳴き声が響き渡るこの頃、クロちゃん神社では、

『クロちゃん祭り』の準備で、大忙しだった。

中国風邪も又新たな変異種が他の国から入国して、収束しては、又

感染者が出たりと、その繰り返しである。

それでも、ワクチン草と、クロちゃんの中国風邪を祓う舞で、大分

抑え込んでいるのだ。

「この時期に『クロちゃん祭り』していいの?」

クロちゃんが、星明に尋ねると、

「大丈夫だよ、まず感染者は、消毒草が攻撃して、ペンペン号が

回収して行くし、陽性者が出ても神威病院へ運べばいいしね。

ワクチン接種も進んでいるし、そろそろお祭りもしていい頃だと

思うよ。」

星明は、言った。

「おや、クロちゃん来ていたのかい。」

クロちゃんのパパが言った。

「あ、パパ、忙しそうね。」

「うん、ワクチンも消毒草も痩せるドリンクもマスク草も虫を捕る花も

売れまくっているからね。

大儲けしているから、ほら、あそこの建設しているビルは、

うちの会社のビルだよ。」

パパが言った。

「あの20階くらいありそうなビルが!?

・・・どれだけ儲かっているの。」

「うん、でも妖怪とはいえ親方と、又べえと、ゴンベエで作って

いるだろう、人手増せるなら増やしてあげないとブラックだよね。

妖怪は、どうやって求人したらいいのかな?」

パパが心配そうに言った。

「人手が必要なら親方が手配するよ、ここにはいないけど、

結構弟子は、いるそうだから。」

星明が言った。

「じゃ、親方に聞いてみるわね。」

クロちゃんは、クロちゃん神社の花壇に向かった。

「パパは、妖怪のみんなの心配しているね。

優しいのね。」

くろちゃんが言うと、

「違うよ、相手は妖怪で、ある日突然怒るかもしれないし、

祟られても困るしね、ブラックじゃなくても儲かって

いるから、無理させなくてもいいよね。

それが、労働者の権利だよ。」

パパは、言った。


クロちゃん神社の花壇では、親方とが消毒草を

植えていた。

「親方!」

「あ、クロちゃん、みっちゃん、星明、パパまで一緒かい。

親方が言うと、

「親方、色々作って貰って無理させているから、人手を

増やして、休みを取るようにして下さい。

働き過ぎですよ。」

パパが言った。

「妖怪は、人間より丈夫で、体力あるから大丈夫じゃ。

ちゃんと、金も貰っているしな。

昔は、休めるのは、盆と正月くらいじゃったぞ。」

親方は、そう言って、又働き出した。

「いつの時代ですか、人手を増やして、もっと遊んだり

旅行してもいいんですよ、それが労働者の権利です。

それに、親方は、家族じゃないですか、

楽しく暮らして欲しいんですよ。」

パパは、言った。

「儂は、休みたい時は、休むし、遊びたい時は、遊ぶがな。

労働者の権利か、今は、そう言う時代じゃな。

わかった、昔の弟子に声をかけてみるか。」

親方は、うなずきながら言った。

「よろしくお願いします。」

パパは、安心したように言った。

・・・案外親方は、話がわかる人なんだ。

「クロちゃんのパパは、儂らを家族扱いしてくれている。

嬉しいな。」

親方は、笑った。

「うん。」

クロちゃんもなんだか嬉しくなった。


クロちゃん神社の境内では、天鯉部隊が働いていた。

花泥棒を捕まえたり、掃除したり、道案内したりと、

働き者だ。

「みんな頑張るわね。・・・どこに住んでいるの?」

クロちゃんが尋ねた。

「今は、留の仕事場が広いだろう?あそこに間借りしているよ、

行ってみる?」


留の仕事場は、クロちゃん神社の事務所のドアから行ける、

ドアを開くと、広い留の仕事場が広がった。

端の方にベッドが並んでいた。

「あ、クロちゃん!」

天鯉達は、クロちゃんの方に寄って来た。

「みんな悪いね、今建ててるビルにみんなの宿舎を作っているから

もう少しここで辛抱してくれ。」

星明が言った。

「ここ快適ですよ、食べ物も美味しいし。」

天鯉達は、ご機嫌に言った。

「半分は、尖閣の応援に行かしているよ。

クロちゃん祭りで、又妖怪が襲ってくるかもしれないから

気を付けないとね。」

「中国妖怪又襲ってくるの?」

「中国が、隙あらば侵略しようとしているからね、

俺達妖怪もリンクしているんだよ。

強い方が勝つ、絶対勝つ!襲ってきたら叩きのめす。

クロちゃんもそうしてきただろう?」

「うん、そうね。

でも楽しいお祭りになるといいわね。」

「大丈夫だよ!クロちゃん配下の千匹の妖怪が守って

いるからね。」

「え!いつの間にそんなに増えたの。」

「日々増えているよ、ここは、妖怪にとって暮らしやすい

いい所だからね。」

「そうなんだ。」

クロちゃんは、ちょっと嬉しくなった。

ふと、部屋の端をみると、立派な酒樽が置いてある。

「この酒樽は?」

「クロちゃん祭りをするって言ったら、大黒様がくれたんだよ

お祭りの時に、みんなに振舞ってくれって。」

酒の芳醇な香りがクロちゃんの鼻腔をくすぐった。

「凄くいい香り!美味しいわね、絶対!

でも、いいの?飛沫が飛ぶからお酒は駄目なんじゃ。」

「感染者は、消毒草が攻撃するからクロちゃん神社に

入ってこれないよ。

大丈夫、大黒様もそう思って持って来てくれたんだよ。」

・・・みんなと酒盛りしたいだけかも・・・。

「楽しいお祭りにしょうね。」

星明は、笑った。


クロちゃん神社の事務所の所には、大量の消毒草が

置かれていた。

「沢山の消毒草ね。」

「これ、明日のクロちゃん祭りで、売るんだよ。

最近じゃ、偽物が沢山出回っているからね、

中国産の偽物が世界中に売られていて、問題に

なってる。

大体、妖怪が作る物だから、人間が育ててもただの

花なんだよ。」

「そうなんだ。」

「転売もされていて、問題になっているんだよ。」

「転売するの?」

「メルカリやヤフオクで高額取引されてるよ。

買い占めるヤツ、転売屋は、困ったもんだよ。」

星明は、ため息をついた。

「じゃ、消毒草に、転売されたら普通の花になるように

言い聞かせるな。」

又べえが横から来て言った。

「それなら転売されないわね。」

クロちゃんは、笑った。


次の日は、クロちゃん神社では、クロちゃん祭り開催された。

沢山の人、沢山の夜店が並んでいた、その中に消毒草を売って

いる店があった。

「あれ?消毒草は、クロちゃん神社の売店でしか売らない

って言っていたのに?」

クロちゃんが言うと、

「行ってみよう。」

みっちゃんが言った、二人は、消毒草を売っている店に

向かった。

よく似ているが、消毒そうではない、売値を見てビックリ!一万円!

「何よコレ!偽物の上!ぼったくりじゃないの!」

クロちゃんが叫んだ!

「何言いがかりを!?おや、クロちゃんか!」

店の店主は、驚いたが、ニタリと、笑った。

「引っかかったな!」

クロちゃんの腕を掴んで持ち上げた!

「クロちゃんを捕まえたぞ!」

店主は、妖怪の姿になり、クロちゃんを掴んで、凄い速さで

走りだした。

「クロちゃ~ん!」

みっちゃんが、慌てて追いかけた。

「みんな!集まれ!クロちゃんを助けろ!」

みっちゃんが、妖怪達を呼んだ!

妖怪達が次々に集まって来た、クロちゃんを捕まえた妖怪を追い

詰めた。

「クロちゃんを放せ!」

妖怪達が叫ぶと!

「放すもんか!こいつを喰って力を手に入れる!

俺の名は、出留太(デルタ)中国風邪の妖怪だ!もっと強力な

力を手に入れられる!」

出留太は、大きな口を開けて、クロちゃんを一飲みにしようとした。

「クロちゃん!」

「ぐわあああぁああ!」

クロちゃんは、摘まれている反対の手から打ち出の小槌を出し、

出留太の口に突っ込み、巨大化させた!

そして、クロちゃんの手を放した途端、クロちゃんは、逃げだした。

「出留太!名前から言って、今流行りの最悪のデルタ株の妖怪ね!

消毒草や、マスク草をどうやってすり抜けたの!?」

クロちゃんが叫ぶと、

「俺の手下がすり替えた。」

「マスク草や、消毒草は、どうしたの?」

「手下が、ぐちゃぐちゃにして捨てた!わっははは!」

「何て事!許さないわ!みんな!こいつを捕まえて、ワクチンを

作るわよ!」

クロちゃんが叫んだ!

「クロ!周りをよく見て見ろ!」

人々が、うずくまり始めている。

「何をしたの!」

「俺が、デルタ株をばら蒔いている!消毒草と、マスク草が

無くなったら、クロちゃん神社は、防御できない!

ワクチン接種しても重症化しないだけで、かからない訳じゃない!

わっははは!」

出留太の高笑いが響いた。

「せ、潜伏期間も無しに発病するなんて!?

どうしたらいいの?!」

クロちゃんが、困っていると、

「とにかく、出留太を倒す!親方、ゴンベエ、又べえ、鶴ちゃん、

亀ちゃん、一之介と、天鯉部隊は、出留太を倒す!

コケシ、二ポポ人形達は、消毒草と、マスク草を捜してきて

くれ!」

星明は、叫んだ。

ズバッ!ズバッ!

その間、みっちゃんが、出留太を切りつけた!

「やるな、座敷童!」

「みっちゃん!クロちゃんの眷属で、ここの主だよ!

やってくれるね!ただじゃすまないよ!」

みっちゃんが叫ぶと、

「大変だ!カッパ池がデルタ株のウィルスで汚染されている!

消毒草が、枯れてたよ!」

吾作が、走って来た!

「大変だ!また尖閣に、中国の艦隊が押し寄せている!」

留が叫びながら走って来た。

「え!どうしたらいいの?!」

クロちゃんが困っていると、

「尖閣は、留と天鯉部隊が、龍の戦車に乗って行って!

ここは、みっちゃん達で十分だよ!

吾作と、コケシと、二ポポ人形は、マスク草と、消毒草を

あるだけ集めて!」

みっちゃんが叫んだ!

「わかった!任せたよ!」

留と、吾作と、コケシ、二ポポ人形は、走り出した。

すると、黒い妖怪達が邪魔をした。

「く、くそう!」

留達は、応戦したが、なかなか強い。

バッコ~ン!バッコ~ン!バッコ~ン!と、福ちゃんが

黒い妖怪を倒した。

「ここは、任せて!」

福ちゃんが言った。

ズバッ!ズバッ!ズバッ!ズバッ!

パパと、おばあちゃんが刀と、薙刀で出留太の手下を倒した。

「ここは、任せてね!」

おばあちゃんが言った。

倒した手下は、ボロボロと、何かを落とした。

「あら、これ消毒草と、マスク草ね、こんなにぐちゃぐちゃに

なっちゃって、水につけたら生き返るかしら。」

おばあちゃんが、水を捜すと、

「おあばあちゃん、水じゃないけど、酒があるからコレに

浸けてみますか?」

パパは、事務所の前の酒樽を見ていった。

「あ、あのお酒は、たしか・・・とにかく浸けてみましょう。」

パパと、おあばあちゃんは、マスク草と、消毒草を酒に

浸けてみた。


「どうしょう、攻撃しても攻撃しても平気そう・・・。

それに、どんどんウィルスをばら蒔いているわ。」

クロちゃんも打ち出の小槌で、応戦しているが、出留太は

平気そうだ。

しかも叩けば、叩くほどウィルスをばら蒔く。

ぺんぺん号は、感染した人をドンドン連れ出した。

「親方と、又べえは、消毒草を沢山育ててくれ!

これ以上被害が広がらないようにしないと。」

星明は、叫んだ!

親方と、又べえは、種を次々に植え始めたが、黒い妖怪が

邪魔をしに襲ってくる!

「おい、クロ!お前何で平気なんだ?」

出留太が尋ねると、

「クロちゃんと、クロちゃんの家族は、水神様のご加護の

水を飲んでいるから中国風邪には、かからないわ!」

クロちゃんは、叫んだ。

「じゃあ、又捕まえて喰うだけだ!」

又、クロちゃんを捕まえようとした。

それをクロちゃんは、スルリと逃げた。

又捕まえようとすると、又スルリと、逃げる。

その間に人々は、ドンドン感染して行く。

お巡りさん達は、人々を避難させているが、間に合わない。

ズバッ!ズバッ!

みっちゃんと、一之介が、出留太を四つ切にした!

が、出留太は、4匹に増えた。

「こいつ!増えちゃった!今まで一番始末が悪い!」

みっちゃんが叫んだ。

4匹の出留太は、どんどん、ウィルスを撒き散らかす!

クロちゃん神社は、大混乱に陥った。

人々は、阿鼻叫喚である!

・・・どうしたら・・・・クロちゃんは、途方に暮れた。

すると、いきなり、緑の影が現れた。

「天知る! 地知る! 人が知る!! 病を払えと俺を呼ぶ……!!

俺の名は平癒(ヘイユ)マン!病を祓う為に生まれた!」

平癒マンは、頭のスプレーで攻撃を始めた!

スプレーから出る消毒液で、出留太は苦しみ始めた。

「な、なんなのあれ!?」

クロちゃんがあっけにとられていると、

「出留太の手下を倒したら、ぐちゃぐちゃになった消毒草

と、マスク草を落としたんで、大黒様から貰った酒に

浸けたらピカッと光って、あれが生まれたんだ。」

パパが言った。

「え、そうなの!?」

クロちゃんは、驚いた!圧倒的な強さで、出留太を追い詰め!

食べていく!

「た、食べている!」

クロちゃんが、ひきつっていると、

最後の出留太を追い詰め!

「病撲滅!」

そう叫んで、出留太を食べた。

「食べちゃった・・・・。」

そして、倒れている人々の鼻の穴に口から出した管で液を

吹きかけていく。

「な、何しているの?」

クロちゃんが平癒マンに聞くと、

「出留太を食べて、生成したワクチンを接種している。」

平癒マンが答えた。

「す、すごいわ!」

クロちゃん達は、大喜びだ。

「お前!気に入った!我と一緒に来い!」

その声の主は・・・

「アマビエ様!どうしてここに?」

「たろべえが、SOSを出したんで、急いでやって来たが、

遅かったみたいだな、だが、すごい逸材を見つけた!

凄いな平癒マン!その場でワクチンまで生成するとは、

めちゃ役にたつ!」

アマビエは、大絶賛だ。

「でも、みんな朦朧としているから平癒マンが、口から管

出して、鼻の穴に吹きかけさせているど、起きてたら

大人しく接種させるかな?」

星明が言うと、

「確かに、不気味かも・・・。」

クロちゃんが同意すると、

「タダで、ワクチン接種させてやるんだ、ガタガタ言うな!

と一括すればいい。」

アマビエは、言った。

「あ、それより尖閣が大変なの!また、中国が攻めて来たの!」

クロちゃんが、心配そうに言った。

「じゃ助太刀に行くか、そうだ平癒マン、お前デルタ株

生成できるか?」

「できます。」

・・・できるんだ。

「作ったデルタ株どうするの?」

「しばらく侵略しに来ないように、中国軍にバラ捲く。」

アマビエは、しれっと言った。

「やめて!お願い!関係のない人にも広がるのよ。」

クロちゃんが言うと、

「神が、人間に罰を与える時は、それくらいザックリ

してるぞ。」

アマビエは、目を丸くして言った。

「ザックリしすぎよ!駄目!それでも!もう中国風邪を

流行らせちゃ駄目!」

クロちゃんは、血相を変えて言った。

「仕方がない、取り敢えず、中国軍をお仕置きに行くぞ!」

アマビエは、叫んだ。


その頃尖閣では、海カッパと、海上自衛隊の隊員が言い争っていた。

「な、頼むよ!俺達も連れて行ってくれよ、俺達非番だから。」

「でも天鯉部隊が来て、人数は、集まったからもう行くよ。」

海造が龍の戦車に乗り込もうと、すると、

「龍の戦車で、攻撃する分は、政府は、知らん顔するから

憲法のしばりは、ないんだ!

俺達は、日本を守りたいんだ。」

隊員達は、一生懸命言った。

「いいじゃないか、俺達は、自力で行くから連れて行って

やれよ。」

天鯉1号は、言った。

「みんな!合体だ!」

天鯉達は、ピカッと!次々に合体して、巨大な龍になった。

「じゃ、先に行くぞ!」

と、巨大な龍は、雄大に泳いで行った。


中国の空母が20隻領海侵犯して、尖閣に向かって来ていた。

上空には、禍々しい妖怪が沢山飛んでいた。

「あ、妖怪だ、今回は、本気で侵略する気満々だな。」

海造が言った。

「あ、長!あの龍の戦車!留達だ!」

留が龍の戦車に乗って、天鯉部隊を連れて来た。

「よし、みんな合体だ!」

天鯉達は、次々に飛び降り、合体して巨大な鯉になった。

中国艦隊の上空の妖怪達が襲って来た。

ピカッ!ドンガラガッシャ~ン!迎え撃龍の戦車は、

雷で応戦した!

留の龍の戦車は、口から巨大な水鉄砲で攻撃!

そうして、尖閣に向かう中国艦隊の行く手には、いきなり

水面が盛り上がり!巨大な水の壁が出来た。

あまりの事に中国軍は、パニックになった。


「ほら、クロちゃん、みんな頑張っているぞ!我らも

参戦だ。」

アマビエは、嬉しそうに言った。

「クロちゃんも来こないといけなかったの?」

クロちゃんが尋ねると、

「勿論だ!打ち出の小槌を貸してくれ、又べえもこの間の

雷と風の力の小さな塊を貸してくれ!」

アマビエは、クロちゃんから打ち出の小槌を又べえから

雷と風の力の小さな塊を借りて飛び出して行った。

「クロちゃん、俺も行くよ。」

そう言って、たろべえも飛び出して行った。

鯉レンジャーが続き、次々と、合体始めた、頭の部分に

たろべえは、くっいて、角になり、巨大な鯉となった。

「鯉レンジャーハリケーン!」

いきなり巨大な鯉は、巨大な体をブンブン振り回し、巨大竜巻を

起こした。

妖怪達は、吹っ飛ばされてしまった。

「アマビエウォーターガン!」

アマビエは打ち出の小槌を振り下ろすと、巨大な水鉄砲が

中国妖怪を叩きのめした!

「アマビエファイヤー!」

アマビエは打ち出の小槌を振り下ろすと、巨大な炎が中国妖怪を

焼いて、雑魚妖怪は、消えてしまった。

「相変らず、凄いわね。」

クロちゃんが関心していると、

「いい動画とれました。」

いつの間にか「暴れん坊神アマビエ」の監督と、スタッフが

乗り込んでいた。

「来月公開ですが、編集し直します!大ヒット間違いなしです。」

監督は、嬉しそうに言った。

「いつの間に!映画公開もうすぐだったわね。

・・・あ、あの黒い靄は、中国風邪のウィルス!」

アマビエの方を見ると、突然出て来たクジラのような大きな

妖怪が黒い靄をばら蒔き出した、攻撃すれば、する程広がる

のだ。

どんどん黒くなっていく空を眺めながらクロちゃんが

不安になっていると、

すると、いきなり、沢山の緑の塊が現れた!沢山の平癒マン達

だった。

「天知る! 地知る! 人が知る!! 病を払えと俺を呼ぶ……!!

俺の名は平癒(ヘイユ)マン!病を祓う為に生まれた!」

平癒マン達は、頭のスプレーでクジラのような妖怪に、攻撃を始めた!

スプレーから出る消毒液で、クジラのような妖怪は、アースジェット

を吹きかられたゴキブリのように苦しみ始めた。

「クロちゃ~ん!」

振り返ると、宝船が空を飛んで、近づいて来た、乗っているのは、

「パパ、おばあちゃん、大黒のおっちゃん!」

「良かった、間に合ったね、おばあちゃんと、マスク草と消毒草を

大黒様の酒に浸けて、平癒マンを沢山作ったんだよ。」

パパが言った。

「すごいわ、妖怪ってそうやって作るのね。」

クロちゃんが感心したように、言うと、

「たまたま出来ただけだよ。」

大黒のおっちゃんが、言うと、

「又べえの作った植物と、大黒様の酒の組み合わせの具合で、

役にたつ妖怪が作れるかもしれない。」

パパは、キラキラした目で言った。

「変なもんは、作るなよ。」

大黒のおっちゃんは、言った。

すると、アマビエは、鯉レンジャーが合体した巨大鯉に飛び乗り

「アマビエハリケーン!」

物凄い竜巻が雷をともない黒い妖怪と、靄を粉砕した!

「成敗!完了!次は、中国軍だ!」

アマビエ達は、中国軍を海水ごと持ち上げた。

中国軍は、阿鼻叫喚で大パニックになっている。

それを、また天安門にド~ン!と置いた。

周りは、海水に浸かり、人々は、慌てふためいた。

「我は、アマビエ!覚えているか?『中国風邪を祓ってやった!

今後は、我と水神様を崇め、清く正しく生きよ!

又悪しき行いをした時は、中国全土が焦土となる!皆心せよ!』

と、言ったのに、お前ら性懲りもなく、中国風邪は、流行るわ!

日本に攻めてくるわ!約束通り中国全土が焦土とする!

アマビエファイヤー!」

アマビエは、巨大な炎を吐き出した。

「アマビエ様!やめて!お願い!」

クロちゃんは、叫んだ!

「あ、何で止める?ここで叩いとけば、当分日本に攻めて

こんぞ。」

「それなら別の罰にして!町が焼けるところ見たらクロちゃん

トラウマになって、夜、夢に見るわ。」

クロちゃんが言うと、

「それは、クロちゃんが、可愛そうだ。

別の罰にするか・・・。

よし、別の罰を与えてやる!感謝しろ!二度と日本に攻めて

来るなよ!」

アマビエは、叫んだ!人々は、呆然と見送った。

「さ、帰って祭りだ!」

アマビエは、叫んだ、そして、クロちゃん神社に帰った。


クロちゃん神社に帰ると、人々は、クロちゃん達を大歓声で

迎えた。

蠢く龍の戦車や巨大な鯉を見て、みんなは大興奮だった。

「ご苦労だったなクロちゃん、飲め。」

大黒のおっちゃんが差し出した、盃でクロちゃんは、

酒を飲んだ、何とも芳醇でキリリと辛口の酒だった。

「美味しい!クイクイいけちゃう!」

クロちゃんが、クイクイ飲むと、

「クロちゃん、お酒は、二十歳からだよ、それ以上は、

駄目だよ。」

慌ててパパが止めた。

酔っ払ったクロちゃんは、舞台に上がり、陽気に踊り出した。

「我も踊るぞ!」

アマビエも大黒様も鯉レンジャーも、平癒マンや妖怪達も

みんな陽気に踊りまくった。


翌日、クロちゃんは、朝ご飯を食べていた、お味噌汁と

大好きな鰻の蒲焼をパクリと、食べた。

鰻の香ばしい香りと、甘辛いタレが口に広がった。

飲んで踊ったわりには、二日酔いもなく快適である。

横では、アマビエが朝から喰いまくっていた。

「あ、お代わり、トーストもくれ、コーヒー旨いな。」

ご飯と、みそ汁、卵焼き、目玉焼き、オムレツ、鰻の蒲焼と、

ソーセージを平らげ、更にトースト、サラダを平らげ

コーヒーを飲んでデザートのシャインマスカットを喰っている。

「どれも、これも旨いなあ。」

ご満悦である。

その時ニュースが流れた。

「昨日、昼過ぎから中国株価が大暴落し始めました、とんでも

ないスピードで暴落しておりまして、このままだと、

中国大手の企業も倒産の心配が出てきました。

中国政府は、大急ぎで原因を調べているとの事です。

そして、反対に日経株価は、物凄い勢いで上がっています、

原因は不明で、専門家が原因を調べています。」

「昨日、アマビエ様達と、踊り狂ったからだよ。」

みっちゃんが、大好きなソーセージを食べながら言った。

「・・・やっぱりそうなんだ。」

クロちゃんが絶句した。

「クロちゃん、昨日の大活躍がSNSに上がっているよ。」

カダ兄ちゃんがスマホを見せた。

「アマビエハリケーン!」は、大迫力だ、天安門の

上空で、アマビエの隣で、龍の戦車でアマビエを止めている

クロちゃんは、命令しているようだ・・・。

最後に、8/1「暴れん坊神アマビエ」大公開!

クロちゃんも大活躍!と、大きな字が画面に広がった。

「コレ、映画の宣伝じゃない。」

「楽しみだね!クロちゃん、試写には、俺も一緒に行くよ。」

カダ兄ちゃんがご機嫌に言うと、

「我の映画か、見に行こう、ついでに出演料を貰わないとな。」

アマビエは、言った。

「え?出演料もらうの?」

「当たり前だ。主演だからな。」

・・・あれクラウドファンディングで資金集めたとか言って

いたけど、払えるのかしら・・・。

横では、パパが平癒マン達に、

「では、労働条件は、コレでいいですか?

給与は月給制です、報酬は、お金でいいですか?」

「お金でいい、我々は、三度の食事を貰えれば十分だ、

報酬は、全て、我らが主のクロちゃんに収めて下さい。」

平癒マン達は、言った。

「そんな搾取する訳にはいきません、何の為に労働するんですか?

報酬を貰うのは、労働者の権利です。」

パパは一生懸命説明してるが、かみ合わないなと、クロちゃんは

思った。

「平癒マン達に、ワクチンを作るの手伝って貰ったり、

中国風邪が蔓延している地域に派遣するんですって、

パパ、なかなかアイディアマンよね。」

おばあちゃんが笑って見ていた。

又変なのが増えちゃった・・・否、頼もしい仲間が増えたな

と思うクロちゃんだった。

















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