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ハロウィン

金木犀の芳香が漂う頃、万福商店街では、ハロウィンで

浮かれていた。

クロちゃん神社では、又べえが、ハロウィン草を植えていた。

かぼちゃのお化け、ドラキュラ、魔女がほうきに乗ってる、

楽しい花だ。

「面白くて、楽しい花ですのね。」

横で星華がハロウィン草を植えるのを手伝っている。

「星華ちゃんが、帰るまで仕事を休んでて良かったんじゃぞ。」

親方が言うと、

「ハロウィン草を作って植えるのは、又べえしかできない

大事な仕事だ。」

又べえは、得意げに言った。


その頃、クロちゃん神社の事務所の客間では、クロちゃん、星明、

神主さん、海造、そして、スーツを来た壮年の男性が難し気に

話していた。

「尖閣を海カッパの住処にしていい?クロちゃん神社の分社も

建てていい?費用は出す?なんなの?」

クロちゃんが尋ねると、

「今、尖閣諸島では、中国が侵略しようと、ウロウロしている

のです。

尖閣を取られたら、沖縄を狙ってきます、その次は九州と、中国

が狙っているのです。

海カッパさん達が、竹島を奪還して頂き、竹島周辺は、とても

安全な漁場になりました。

尖閣も海ガッパさん達の住処にして、中国から尖閣を守って

頂きたいのです。」

壮年の男性は、穏やかに話した。

「韓国と、中国じゃ戦力に差がありすぎるよ!本当なら尖閣に

基地を作って、見張りをしないといけない所だろ?

かなり、危険な事だよ。」

星明は、言った。

「そうなの?海造?」

「そりゃ、かなり危険だが、戦闘民族海カッパ一族は、中国

なんぞ恐れはせん!

が、その為には戦車が何隻か必要だ。」

海造は、言った。

「あの、龍みたいな戦車、いくらくらいかかるの?」

「留が、趣味で作っているから、見当がつかないよ。」

星明が言った。

「お金は、出来る限り用意します。」

「金じゃないよ、俺達が何かあった時、迫害されないように

保護をして欲しいんだ。

特に、今関係がいい時は、いいよ、悪くなった時に、駆逐

されないように、特に、クロちゃんやクロちゃん家族をね。

忠告するけど、クロちゃんは、大黒様と、水神様の加護が

ついてるから、害すると、神罰が下って、天変地異が起きる

からね!肝に命じるんだよ。」

星明は、言った。

「心します。」

壮年の男は、言った。


男が帰った後

「ねえ、星明、凄く言い方きつくなかった?」

クロちゃんが、言うと、

「そんな事ないよ、俺達は、妖怪だからね、いいように使われ

ないようにしないとね。

尖閣は、守らないと、確かに今は、ヤバいから仕方がないけど。

汚れ仕事押し付けて、駆逐されないようにしないと。」

「汚れ仕事?」

「例えば、中国国家主席の暗殺とかね、天竜号が雷を一発

落とせば、簡単なんだけど。

国際問題になるかもしれないし、こじれたら、俺達に

押し付けて、駆逐されるかもしれない。

天罰だろ?と、すませてくれるかどうかは、わからないよ。」

星明は、言った。

「そうなの?」

クロちゃんが、言うと、

「俺達は妖怪だかさ、どこまで信用してるかと、思って

神主さんに同席してもらったんだよ。

俺も昔人間だったから、人間が妖怪をどう思っているか

とか、解るんだよ。

だからクロちゃん、何かあったら、

迂闊に答えないように、俺か、おばあちゃんに聞くんだよ。」

「うん、わかったわ。」

クロちゃんは、答えた。

「うん、今回、海カッパは、目立ち過ぎたからね、

出る釘は打たれる。

ここは、俺達妖怪には、住みいい所なんだ。

ずっと、みんなと仲良く住みたいよ。」

星明は、言った。

「そうそう、だから竹島では、韓国人を殺さなかったんだよ。

人を殺すと、危ない妖怪って事になるからね。」

みっちゃんは、言った。

「そうなのね。」

クロちゃんは、納得した。


その頃、留は、ハロウィンのかぼちゃのお化けの付いた

馬車を作っていた。

また、みんなの驚く顔を想像すると、ワクワクする。

かぼちゃのお化けは、もちろん生きてているように動く、

あと、口から、コウモリや小さなお化けが出たら楽しい

だろううと、考えて、皆が喜ぶ姿を想像して、思わず

にんまりしていた。

「こんにちは、留、馬車作りは、進んでいる?」

「ああ、クロちゃん、どうだい、いい出来だろう?

もう少しで完成だ。」

「すごいわね、本当に生きてるみたい。

・・・留、この間の龍の戦車、何台か作れる?」

クロちゃんが聞くと、

「ああ、時間さえもらえれば、作れるよ。

さっき来た、政府のお偉いさんに頼まれたのかい?」

「そうなの、尖閣っていう所が、中国の軍艦が侵略に来るんて、

危ないんだって。

だから、海カッパに住んで、守って欲しいんですって。」

クロちゃんは、困ったように言った。

「それで、戦車が欲しいのかい?いいよ、作ってやるよ。」

「・・・簡単に言うのね。」

「作れるけど、動力の龍玉がないと動かないよ、水神様に

貰ってきてくれないかい?」

留が言うと、

「そんなに簡単にくれるもんなの?」

「水神様を喜ばせたらいいよ、頼んだよ。」

留が言うと、

「戦車の材料費は、払うって言ったわ、さっきの政府の

人、請求していいみたいよ。」

留は少し考えて、

「じゃ、一台1億だ、欲しい台数を言ってくれって、

言ってくれ。」

「いちおく!?いくらなんでも高すぎない?」

クロちゃんが驚くと、

「格安だよ、交渉は、星明に任せな。

じゃ、頑張って、これを仕上げるよ、楽しいイベントに

しょうな。」

留は、笑った。

「あの、どうやったら水神様に龍玉を貰えるのかしら?」

クロちゃんが聞くと、

「クロちゃんが、また、面白い踊りでも踊りまくったら

どうだい。」

留がいたずらっぽく笑った。

「どんだけ踊ればいいの・・・。」

「あの龍玉って、めったに貰えないご褒美なんだ、俺なんぞ

300年くらい水神様のとこで、色々作ったり、修理したり

してるけど、まだ1個しか貰った事がないぞ。

それを子供に、おこずかいをやるみたいにくれるんだから、

チョロイよ。」

留は、そう言って又、馬車を作り始めた。

「クロちゃんは、水神様のお気に入りだから大丈夫だよ。」

みっちゃんは、笑った。


クロちゃんと、みっちゃんは、万福商店街の「洋菓子のシャルル」

へ入った。

中に入ると、香ばしいいい匂いと、ケーキの甘い香りがいっぱい

だった。

「おや、クロちゃんいらっしゃい、かぼちゃのパイが焼けた所

だよ。」

そう言って、店長のおっちゃんが、かぼちゃのパイと、紅茶を

持って来た。

「わー!美味しいサクサクね!シナモンティーとよく合うわ!」

クロちゃんが、そう言うと、お客さんが瞬く間に押し寄せた。

「プリンも食べなよ、お客さんが沢山来た!クロちゃん

ゆっくりして行きな。」

おっちゃんは、お客さんの方へ行った。

わたわたと、店員さん達も大忙しだ。

「また、忙しくしちゃったわね。」

かぼちゃプリンを食べながらクロちゃんは、言った。

ふわとろのプリンは、かぼちゃのこくと、甘みがあわさって

クリーミーで、口の中で蕩けた。

「ハロウィンのイベントに水神様をご招待しょうか。」

みっちゃんは、言った。

「ご招待?」

「楽しい事が大好きな方だから、喜んでご褒美くれるんじゃ

ないかな。

水神様自体も見ごたえあって、みんな喜ぶし。

ここは、侵さざる場所だって、アピールできるし。」

「なるほどね。」

クロちゃんは、納得した。


シャルルを出ると、万福商店街は、ハロウィン一色に

なっていた。

ハロウィン用の、かぼちゃやお化けをもしたグッツ、お菓子が

沢山並んでいた。

「万福商店街は、すっかりハロウィンね。」

「うん、ハロウィンには、お化けの仮装した子供に、お菓子を

配るんだよ。」

みっちゃんが嬉しそうに言った。

「クロちゃん達貰えるね、楽しみね。」

すると、亀ちゃんが、クロちゃん達を見つけて、おいで

おいでと、手招きをした。

「今日は、くろちゃん、ハロウィン用のかぼちゃ最中を

食べていかないかい?

最中の中にかぼちゃクリームと、ペーストを入れてる

ちょっと洋風の最中なんだ。」

亀ちゃんが自慢げに言った。


亀屋万年堂の中は、ハロウィン一色になっていた。

昔なら考えられない事だった。

「亀屋のおあっちゃんも変わったわね、頑固に和菓子に

こだわっていたのに、ハロウィンも、クリスマスも

関係なかったのに。」

クロちゃんが言うと、

「今日は、クロちゃん、ハロウィン限定の主菓子だ、

こっちは、干菓子だ。」

主菓子は、かぼちゃ、魔女、コウモリ、ドラキュラ、

ミイラ男のかわいいお菓子だ。

干菓子は、かぼちゃの形の最中のケースを開けると、

かぼちゃ、魔女、コウモリ、ドラキュラ、ミイラ男

の干菓子が入っていた。

「わ、可愛い!これはお土産にして、ママ達に見せるわ。」

クロちゃんは、大喜びした。

「ハロウィンには、俺も西洋お化けの仮装をするよ。」

亀ちゃんは、言った。

「え?妖怪がお化けの仮装するの?」

「そりゃ、ドロドロ・・・うらめしや~じゃ和風だからね。」

「そうね・・・お客さんが増えて来たんで帰るわ。」

クロちゃんは、そう言って帰る事にした。

「ハロウィン、楽しみにしてくれ。

この辺りの妖怪で、西洋お化けの仮装して、盛り上げるよ。」

亀ちゃんは、笑った。


家に帰ると、ママ達がハロウィンの仮装の衣装を縫っていた。

「セヒは、ドラキュラ、チョコは、かぼちゃ男、クラリスは、

魔女、クロちゃんは何にするの?」

ママが尋ねた。

「こいつは、ミイラ男で、包帯を全身に巻けばいいです。」

チョコが、言った。

「チョコ兄ちゃん、酷い!」

クロちゃんは、文句を言った。

「骸骨男とか、シーツ被って幽霊とか、早く決めろよ。」

セヒが言うと、

「わざわざ作らなくても、100均で、色々売ってたよ。」

カダ兄ちゃんが言った。

「ゾンビにして、踊ろうよ!みっちゃんは、クロちゃんの

右ね!」

「AKB48のポジションみたいね。」

「今度こそ、みっちゃんは、テレビに映るの!」

みっちゃんが言った。

・・・そんなにテレビ出たいのかしら?クロちゃんは、

変わって欲しいくらいなのに。

「俺達もバックダンサーで踊るよ。」

セヒは嬉しそうに言った。

「左は、チョコが取ります!」

「あ、ズル!俺!」

兄ちゃん達は、揉めだした。

・・・皆楽しそうね、クロちゃんもワクワクしてきた。


ハロウィンの日がやって来た、皆、色々なコスプレをしている。

ナイトメアー・ビフォア・クリスマスのキャラの仮装をしていたり、

海賊だったり、フランケンシュタイン、やオオカミ男等様々だ。

クロちゃんは、みっちゃんと、ドクロ男の仮装をした。

黒い服に、蛍光の塗料で骨が輝いている、やたらとリアルである。

留作だからである。

「いいね、やっぱりクロちゃんは、夜に映える仮装じゃないとね。」

留が自慢げに言った。

「ありがとう!凄いわね。」

「頑張って踊ろうね。」

クロちゃんと、みっちゃんは、喜んだ。

舞台では、MPK48がコウモリの衣装でキレキレのダンスを踊っていた。

そして、クロちゃんの登場で、ある!

クロちゃん達が舞台に出ると、歓声がわいた、

すると、いきなり。

「独島は、我が領土!」「独島は、韓国の固有の地!」

と叫ぶ集団が、やって来た。

「何、アレ!また、変なのが来たわ。」

クロちゃんは、呆れた。

「あれは、韓国人だよ、竹島をとられた事を抗議しているんだ。

独島は、韓国人が勝手に、竹島を独島って、言ってるんだ。

あの、変な文字は、ハングル文字、戦時中に、中国に勝った

日本軍にすり寄って来てね、日本に統治してもらったんよ。

その頃、韓国は、貧しい子供は学校に行かせてもらえなかった

んだよ。

だからね、字が読めない人が多いから、何か簡単な文字は、

ないかと探したのが、ハングル文字だよ。

日本はね、統治するには、インフラ整備はしなきゃいけない、

子供には、勉強させて、使える人材に育成させなきゃいけない、

って考えなんだ。

色々投資してね、利益を出す様にしないといけないという

考え方なんだよ。

欧米が植民地支配して、そこまで親切にしてないよ。

殆ど、奴隷扱いだよ、摂取しするだけなんだ。

だから、欧米が、日本の事をあれこれ言うとね、お前達より、

よっぽどましだよ!と言いたくなるんだよね。

戦争中色々あったかもしれないけど、それは、どの国でも

した事なんだよ。」

星明が、説明すると、

「何で日本にすり寄ったの?」

「中国に勝ったから、より強い方に付いた方がいいと思ったんだよ。

元々が、中国の属国だからね。

日本は、戦後、戦争もしてないのに、賠償しろと、言ってきたので、

困ったらしいよ。

戦争をしてないのに、日本に戦争で勝ったって、言ってる国だからね。

最近は、「対馬は、韓国の領土になる」とか、言い始めてるんだよ。

甘い顔をすると、とことんつけあがるんだよ。」

「恥ずかしくないのかしら?」

「たかり民族だからね、恥ずかしくないんだよ。

たまに、まともな韓国人の学者が、慰安婦の事実は、なかったと、

言ったら、有罪になるような国だかね。」

「とんでもない連中ね!」

クロちゃんは、驚いた。

「独島は、我が領土!」「独島は、韓国の固有の地!」

「日本は、独島を韓国に返せ!」

ドンドン、エキサイトしていく!

すると、ピカッ!ドド~ン!、韓国人の方に雷が落ちた。

見上げると、空には、龍が雄大に泳いでいた。

天竜号である。

「あ!海カッパ達だ。」

天竜号は、ゆっくりと、降りて来た。

「おい、韓国人!竹島は、海カッパの土地だ!雷で撃ち殺されたく

なくば、サッサっと帰れ!」

海造は、怒鳴った。

韓国人達は、阿鼻叫喚である。

すると、

「おい!お前らばかり、楽しむな!」

と、留がおばけの馬車に乗ってきた。馬も御者もいない、お化け

かぼちゃの馬車である。

お化けかぼちゃは、生きているように、蠢いた。

「ギャハハハハハ」

と、不気味な声で笑い、韓国人を追いかけまわした。

かぼちゃのおばけの口の中からは、コウモリや、小さいおばけが

出ている。

まわりは、大ウケである。

「ねえ、もう、やめて!話をしよう!」

クロちゃんが、叫んだ。

「ねえ、何で日本の領土なのに、勝手に韓国の領土っていうの!

証拠はあるの!あったら出しなさい!

そして、出ていって!」

「独島は、昔っから、韓国の領土だ!そっちこそ証拠を出せ!

1454年 『世宗実録』「地理志」、1531年 『新増東国輿地勝覧』

韓国の官撰文献に独島が自国の領土として記載されている!」

韓国人達が叫ぶと、

「韓国の主張には、証拠資料と結論の因果関係が示されておらず、

証拠資料の解釈も誤りが見られるんだよ。

(1) 竹島がこれらの文献のどこに記録されているか説明されてないし、

(2) 『新増東国輿地勝覧』の「于山島」は、同書の「八道総図」に

よれば、朝鮮半島と鬱陵島の間に描かれており、竹島を指すとは考え

らないんだよ。

(3) 『世宗実録』の「二島は遠くはなれておらず天気の良い日に見え

る…」

という記述は、後年、より詳しく解説を加えた『新増東国輿地勝覧』

では「峯頭の樹木やふもとの渚が歴々と見える」となっているけど、

竹島には樹木がないので鬱陵島から竹島が見えるという意味では

ないんだよ。

つまり、であっち上げだよ、軍艦島の徴用工の写真は、実は、

『目で見る筑豊の100年』の日本人の写真「明治中期の筑豊の炭坑

の様子を写したものだったし、

トランプ氏とハグした元慰安婦の女性は、反米デモで『アメリカの

野郎』

と声を荒げていた時の写真が出てきて、SNSでは3000人以上の人に

リツイートされて、大騒動だったね。

慰安婦なんて、真っ赤な嘘だった。

1951年9月8日 サンフランシスコ条約でね、日本と戦った49か国

(戦勝国)と平和協定を結び国際社会において日本の領土が

認められた。

この中に竹島が含まれてる!これが国際的に認められている証拠だよ!

文句があるなら「竹島問題」でも「徴用工問題」と同様に

国際司法裁判所( ICJ)での決着をつけるから、出てくるんだよ!

それから、日本に住んでいるなら、税金はらえよな!

国の家族へ送金すると言って、還付されてるよね!

そんな事ばっかりするから、嘘つき民族って言われるんだよ!」

星明は、怒鳴った。

「竹島は~♪日本人のクロちゃんの~眷属海カッパの領土~♪

竹島は~日本の領土~♪竹島は~日本の領土~♪

お土産は旭日旗の旗~♪沢山韓国に建てましょう~♪」

と、クロちゃんは、歌って踊り出した。

妖怪達も一緒に踊り出した。

「竹島は~♪日本人のクロちゃんの~眷属海カッパの領土~♪

竹島は~日本の領土~♪竹島は~日本の領土~♪

お土産は旭日旗の旗~♪沢山韓国に建てましょう~♪」

その内みんな、面白おかしく踊り出した。

そして、韓国人達は、去って行った。

そして、次々と、クロちゃん神社のクロちゃんと、海カッパの

旭日旗の旗を買い占めて、出て行った。

「あんなに、旗買って行って、どうするのかしら?」

クロちゃんは、首をかしげたが、気を取り直して、

「良かったわ、いなくなったわ、さ、みんな踊りましょう!」

また、クロちゃんは、楽しく面白可笑しく踊り出した。

かぼちゃの馬車は、子供を乗せてやったり、脅かしたりと、

留は、ご満悦だった。

妖怪達もドラキュラ、ミイラ男、オオカミ男、かぼちゃのお化け

、ゾンビと、思い思いに仮装をして大盛り上がりだった。

踊り終わった時、舞台にポ~ンと、人が飛び乗った。

「クロちゃん、よかったぞ!」

人型になった水神様だった。

「あ、水神様、来ていたの。」

「ああ、ず~っと見ていたぞ!ええぞ!ええぞ!」

水神様は、ポン!と龍に戻って、クロちゃんを頭に乗せて、

飛び回った。

みんなその雄大な姿に驚き!スマホに撮りまくった。

「きゃ~♪きゃ~♪」

クロちゃんは、喜んだ!

「褒美をやるぞ!」

と、水神様が言いかけると、

「クロちゃんは、尖閣を守る為に戦車を作りたいので、

龍玉を20個欲しいそうです。」

横から星明が、言った。

「え!そんな20個なんで、図々しいわよ。」

クロちゃんが、言うと、

「私利私欲の為じゃなく、尖閣を守る為か、見上げた心意気

じゃ!よし、30個やるぞ!」

水神様は、30個龍玉を出した。

「あ、30個もありがとう、でも何か袋に入れないと・・・。」

「クロちゃん、これ使え。」

横から、又べえがレジ袋を差し出した。

「あ、ありがとう。」

・・・こんな貴重な龍玉をレジ袋に入れていいのかしら。

・・・それに、コレたこ焼きの匂いがするわ。

「あ、さっき、ばーちゃんと、差し入れのたこ焼きを買ったんだ。

その入ってた袋だ。

何か入れるもんをクロちゃん欲しそうだと思ってな。」

又べえは、自慢げに言った。

「楽しかったぞ!クロちゃん、又遊びに来い!」

そう言って、水神様は、ポ~ンと、飛んで、

消えてしまった。

「さらばじゃ~!」

水神様は、去って行った。

「流石クロちゃん、チョロイな~♪じゃ、これで戦車を作るな。」

留が、ガシッと、嬉しそうにレジ袋を掴んで持っていった。

あ・・・またぞんざいな扱いを・・・貴重品じゃないのかしら・・・。

最期は、かぼちゃのお化け馬車に乗ってのパレードだった。

まず、MPK48が踊りながらパレードして、その後を

馬車のお化けかぼちゃの頭の上に座って、クロちゃんは、手を

振った。

隣で、親方や、ゴンベエ、歳さん、星明が、小さなお菓子の

包をみんなに投げた。

親方は、オオカミ男、ゴンベエは、フランケンシュタイン、

歳さんは、ミイラ男、星明は、ドラキュラである

パレードが終わると、

妖怪と、巫女さん達は、子供にお菓子を配り始めた。

「あ、クロちゃんも!」

すると、星明が止めた。

「クロちゃんが行くと、大騒動になるから、事務所にお菓子は、

置いてるよ。」

そう言って、クロちゃんをクロちゃん神社の事務所に連れていった。


事務所で、お菓子を貰って、ココアを飲んでテレビを見ていると、

ニュースで、クロちゃん神社の様子が流れた。

クロちゃんが韓国人を追い払い、踊った後、水神様に乗って

空を飛んでいた。

パレードも賑やかで、楽し気だ。

・・・みんな喜んでくれて良かった。

「クロちゃん、SNSが大変だ!

さっきのクロちゃんが、踊っている動画を見た韓国人が、

旭日旗を持って、竹島は、日本のクロちゃんの領土って、

叫びながら、抗議デモをソウルや、プサンでしてるらしいよ!」

星明は、言った。

「ええ!?」

クロちゃんは、驚いた。


後日、クロちゃん神社に、抗議のデモをしに来た、在日と、韓国人

達は、買い占めた、クロちゃんと、海カッパの付いた旭日旗を

持って、ソウルや、プサンをデモして、大騒動を起こしている。

そして、沢山の逮捕者が出ている。

「クロちゃんの踊ってる動画をね、『その動画見てはいけない!』

て、言われてるらしいよ。」

星明が言った。

「ええ!大変!」

「気にしなくっていいよ、しょっちゅう日本で、デモ起こして

迷惑かけている連中だからね。

自国に帰ってくれて、スッキリさわやかだよ。

強制連行されて来たって言うなら、韓国に帰ればいいんだよ。

そしたら、日本がどんだけいいかわかるよ。

元々が、韓国で身分が低い、貧乏な人達が、朝鮮戦争の

どさくさで、日本に密航して来た人達が多いらしいいんだよ。

だから、韓国に戻ったら、祖先は奴隷階級で、向こうで酷い

扱いを受けるらしいよ。」

星明が、言うと、

「奴隷って、いつの時代よ!」

クロちゃんが驚くと、

「韓国の奴隷は、奴婢と、呼ばれていてね、韓ドラ時代劇で

出て来るよね。

奴婢という奴隷階級を解放したのは、日韓併合による日本国

だったんだよ。

日本の方が、民度が高かったんだ。」

「そうなのね、何で日本の事をあんなに目の敵にしているのかと、

思ったけど、日本はそこまで悪い国じゃなかったのね。

良かった。」

クロちゃんが言うと、

「そうだよ、学校がちゃんと教えないから、殆どの日本人は、

よくわからないでいるからね。

だから、あの連中は、相手にしなくていいんだよ。」

星明は、頭を撫でた。

「ほら、戦車の試運転を始めよう。さ、貴方も乗りますか?」

星明は、政府のお偉いさんに言った。

「是非お願いします。」

壮年の男は、案外低姿勢である、妖怪やクロちゃんを警戒

しているようだ。

上空から、銀の龍が舞い降りた、クネクネと、生きている

ように動くそれを見て、男は、言葉を失った。

「すごい!これが、あのニュースや動画に上がっている

龍!これが戦車とは!?」

「おい、乗りな!この戦車の威力を見せてやるよ。」

留が言った。

すると、龍に穴が空き、入口になった。

中は、広く、休憩所、カフェ、食堂等を通って頭の操縦室

へ向かった。

若い海カッパが操縦していた。

留が、自慢げに

「どうだい、いい戦車だろう?」


龍の戦車は、空高く舞い上がった。

風が気持ちいい、雄大な龍の戦車は、乗り心地満点だ。

広い海に出た。

クロちゃんが気持ち良くなっていると、

「じゃ攻撃力を見せてやる。まず、雷連続攻撃」

海に、向かって、ピカッ!ゴロゴロ、ドカーン!

ピカッ!ゴロゴロ、ドカーン!ピカッ!ゴロゴロ、ドカーン!

ピカッ!ゴロゴロ、ドカーン!ピカッ!ゴロゴロ、ドカーン!

・・・

銀の龍が何発も雷を落とした、政府の男は、目を見開いて見ていた。

「凄い!こんな事もできるのか!?」

「次!竜巻!」

物凄く大きな竜巻が、周りを巻きこんで暴れた。

「凄い!凄い!」

男は、興奮した。

その時、2匹の龍が向こうから、やって来た。

金の龍、天竜号だ。もう一匹は、銅色の龍が蠢いていた。

「あの銅色の龍は?」

クロちゃんが聞くと、

「あれは、銅竜号だ、今から3匹で合体だ!」

留が、いうと、海カッパは、舵を切った。

3匹近づいて、変形し出し、合体した。

「合体!すごーいアニメみたい!」

クロちゃんが興奮した。

繰り出す、雷攻撃も竜巻攻撃も3倍の威力だ!

「凄い!この戦車があれば、中国が空母でやってきても、

撃退できる!」

男は、興奮した。

「これからが、この戦車の真価だ、見せてやる!出発!」

留が、言うと、戦車が動き出した。

しばらく、空を飛んで行くと、

「あれは、台風だ、よく見ていろ。」

天竜号が近づくと、台風は、勢いをなくし、熱帯低気圧に

変わった。

そして、風が止まり、雨がやみそして、氾濫した水は、雨粒に

なり、空に戻って行く!そして、上空には、巨大な水の塊が

出来た。

それを連れて、天竜号は、海へ向かった。

人々は、竜が救ってくれたと、驚き喜び、拝む者もいた。

途中で、

「この辺りは、雨が降ってなくて困っていたね。」

星明が、言うと、雨を降らせた。

「動力が、水神様からの賜り物の龍玉だから、水を操るのが

得意なんだ。」

星明が説明すると、男は

「すごい!こんな使い方もできるのか!?」

「これは、妖力を使う、強い妖怪しか、運転できないよ。」

星明は、言った。

そうしているうちに、海の沖の方に出た。

巨大な水の塊をボチャン!と海に捨てた。

「おい!こういう事もできるぞ!」

留が言うと、台風が発生した。

風と雨が凄い勢いで、暴れだした!

そして、熱帯低気圧に戻った。

「これで、プレゼン終わりだよ。龍の戦車1台1億だ!

それから、操る海カッパの人件費が1台に付き年間1億だ。

30台まで、作れるよ、どうする?」

星明が言うと、

「ちょっと!それ、ぼったくりじゃない!」

クロちゃんが言うと、

「30台お願いします!政府から了承を貰った予算内です。」

男は、言った。

「解った!30台だな!合体すると、余計強くなるぞ!」

留は、嬉しそうだ。


クロちゃん神社に着いて、男は、帰って言った。

「ねえ、星明なんで、ぼったくって、お金取るの?」

クロちゃんが聞くと、

「タダでもいいけど、お金取った方が、向こうが安心すると

思ったんだ。

あんな巨大な力を見せつけたんだから、向こうも考えるよ。

金を払っている限りは、こっちの味方だと思えるからね。

それに空母は、2000~3000億くらいするから、格安だよ。

即答だったろう。」

「そうなのね。」

「災害時に救助もできる所も見せたし、俺達は、いい妖怪って

一応思ったんじゃないかな。

これから、こき使われるかもしれないけど、俺達は、ここで

平和に暮らしたいからね。

多少の人助けはしないとね。」

星明は、言った。

「そうなんだ。」

クロちゃんは、納得した。

「あ、でも30台も戦車を操縦する海カッパは、いるの?」

「あ、あれは、はったりだよ。

クロちゃんの眷属なら龍玉に嫌われないかぎりは、又べえでも

俺でもOKだ。」

「星明もクロちゃんの眷属なの?」

「前にクロちゃんの宿題を見てあげた時に、お礼に眷属に

してもらったよ。」

「だっけ???」

クロちゃんは、考えた。

「忘れてるかもしれないけど、万福商店街の妖怪は、みんな

クロちゃんの眷属にしてもらってるよ。」

星明が笑った。

「みんな大黒様の加護のあるクロちゃんの眷属だよ。

みっちゃんもね。」

みっちゃんは、笑った。


家に帰ると、おやつの和栗もモンブランと、焼きリンゴの

アイスクリーム添えが用意してあった。

モンブランは、和栗の香りと、甘いクリームが口の中で

蕩けた。

焼きリンゴは、りんごのすぱっさと、ほろ苦いキャラメル

風味で、バニラアイスと食べると、アイスのクリーミー

さと合わさって、とっても美味しかった。

「おいしいわね、ほろ苦いキャラメル風味が最高。」

くろちゃんが、おやつを食べていると、テレビでニュースが

流れた。

頭が金、胴体が銀、しっぽが銅色の龍が映った。

今日の台風の水の氾濫を止めたというニュースだ。

「あ、あれ合体した天竜丸よ。」

龍のウロコが、『クロちゃんの眷属海カッパの戦車』

と、キラキラ輝いている。

・・・留・・・なんの宣伝?メチャ恥ずかしいんだけど!?

「クロちゃん、凄いね!この間、台風で被害にあった所を

助けたって、尖閣の海の上をパトーロールして

るんだって。」

カダ兄ちゃんが言った。

「パトーロールしてるのは、海カッパよ。」

「中国が侵略しに来たら、戦うんだね。」

パパが、言った。

「海カッパがね、・・・いつも間に、クロちゃんが中国と戦う

事になってるの?パパ、クロちゃんまだ、6つよ。」

クロちゃんが言うと、

「クロちゃんのお友達の妖怪達が、頑張ってくれるよね。」

パパは、嬉しそうに言った。

・・・この人は、基本ケンカ好きだった。

「ひどいね、くろちゃん。」

みっちゃんが言った。

「そうよね。」

「ニュースの録画も、ネットに上がっている動画もハロウィンで、

みっちゃんは、殆ど映ってないの!

ねえ、クロちゃん、みっちゃんも映るように、みんなに言って!」

「そんな事、クロちゃんに言われても・・・。」

「だって、一生懸命練習したの!」

「クロちゃんなんて、なんで毎回踊る羽目になるんで、やめて

欲しいくらいなのに。」

「クロちゃんは、踊りのレベルが上がると、踊りで、色々解決

できるのが、大黒様の贈り物なの。

大舞台で、踊れば踊る程パワーアップするの!

だから、頑張るの!」

みっちゃんは、力説したが、

録画のビデオを見る限り、あんなにひょうきんで、面白いのか、

かなりクロちゃんとしては、落ち込むのだけど。

「今度は、中国に行って、龍の頭の上で踊りましょう~♪」

チョコは、嬉しそうに言った。

「俺もバックダンサーで踊るぞ!」

セヒも言った。

「あの龍の戦車に乗れるなら、パパも踊るよ!今度乗せてくれね。」

パパも言った。

・・・間違いなく兄ちゃん達は、パパの血筋だわ。

「僕も踊るよ!乗りないな、龍の戦車。」

カダ兄ちゃんも踊る気満々だ。

なんて、能天気な人達かしら、段々事が大きくなって心配に

なってくるクロちゃんだった。


















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