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海カッパ一族

木々のそよぎにも涼気が感じられるこのごろ、クロちゃん神社で

クロちゃんは、みっちゃんと、焼き芋を食べていた。

「美味しいね。」

ホクホクで、甘い焼き芋は、おいしかった。

すると、子犬くらいの沢山のカッパを吾作が連れて来た。

「クロちゃん、これ俺の親戚の海カッパ達なんだ。」

「初めまして、海カッパ一族の当主、海造(カイゾウ)と申します、

実は、我々をクロ様の眷属に加えて頂けないでしょうか。

よろしくお願いいたします。」

海カッパ達は、全員土下座した。

「ええ!何でそうなるの!?」

クロちゃんは、驚いた。

「実は、今から、70年程昔、我らは、水神様の眷属だったの

ですが、一族の者が、水神様に粗相をして、罰として、

我一族の力を水神様に奪われてしまい。我らの住処も人間に

奪われたのです。

大黒天様のご加護があり、水神様のお気に入りのクロ様の

眷属になれば、水神様のお怒りもとけるかと思います。

よろしくお願いいたします。」

海造は、深々と頭を下げた。

「クロちゃん、頼むよ。俺達一家もクロちゃんの眷属に

してもらって、こんなに毎日、楽しく幸せにくらしてる

んだ。

コイツらもよろしく頼むよ。」

吾作も頼んだ。

「眷属って、別にいいけど、水神様に許してもらう

ように頼めばいいのね。

解ったわ、頼んであげる。

それから、クロ様じゃなくて、クロちゃんって呼んでね。」

クロちゃんは、笑った。


それから、クロちゃん神社の花壇で花を植え替えている

親方に、水神様に繋ぎをしてもらった。

「水神様は、来て下さるそうだ。」

クロちゃん神社のカッパ池で、水神様のお出ましを待った。

すると、カッパ池での水が盛り上がり、水神様が出て来た。

その壮大な姿に、海カッパ達は、ひれ伏した。

「久しぶりじゃの、クロちゃん。」

水神様がご機嫌に言った。

「今日は、水神様、今日は、お願いがあるの。

この海カッパ達が、昔水神様に粗相をして、力を奪われたらしいの

可哀そうだし、反省しているので許して、力返してあげて。」

クロちゃんが頼むと、

「粗相???覚えとらんが、クロちゃんの頼みじゃ、力を返して

やる、ほら。」

水神様は、海カッパ達に水をかけた、すると、海カッパ達は、

ムクムクと大きく、筋骨逞しくなった。

「ありがとうございます!これで戦闘民族海ガッパ一族が、

復活しました。

これで、我らが領土、竹島を取り返せます。」

海造は、叫んだ。

「竹島?」

「元々住みにくい無人島でね、いい漁場なんで、日本が所有して

いたんだけど、太平洋戦争で負けてゴタゴタしている隙に、

韓国が不法占拠して、挙句の果てに、軍事基地を作ったんだよ。」

星明が説明した。

「韓国人が我が物顔で竹島に基地まで、作っていますが、

我々の住処です!絶対取り返します。」

海造は、言った。

「クロちゃん、そんな事は、どうでもいいから、一つ

楽しい踊りを踊ってくれ。」

水神様は、言った。

「え、踊るの?」

クロちゃんが、躊躇していると、みっちゃんが紙コップを

渡した。

「コレお酒ね、いい匂い!」

クロちゃんは、一口飲んだ・・・すると陽気に踊り出した。

「あ~よい!あ~よい!よい!よい!

皆で竹島取り返す~♪竹島は、海カッパの土地!

楽し!我が島!~~竹島~♪」

面白おかしく踊っていると、カッパ達も踊り出した。

「あ~愉快!愉快!クロちゃん、褒美だ!受け取れ!」

水神様は、輝くゴルフボールくらいの玉を投げて

クロちゃんに渡した。

「コレは?」

「龍の力を操れる、竹島奪還に役立つぞ!では、さらばじゃ~」

と言って、消えてしまった。

手に残った輝く玉を見つめて、

「コレどうやって使うのかしら?」

クロちゃんは、首を傾げた。

すると、留がその玉を取って、

「クロちゃん、借りるよ。

これは、水神様の力が籠っている龍玉(リュウギョク)だ、コレで動く

戦車を作ってやるよ。」

そう言って、玉を持って行ってしまった。

「あ、行っちゃった・・・。」

「クロちゃん、みんなお腹空いてると、思うから、櫻子ちゃんに

みんなのご飯作って貰おう。」

みっちゃんが言った。


家に帰ると、香ばしい香りが漂っていた。

「クロちゃん、お帰りなさい、タルトタタンが焼けてる

わよ。

・・・沢山いるのね?妖怪のお友達?」

ママは、海カッパ達を見て言った。

「うん、みんなお腹空いているの、何か食べさせてあげて。

万福商店街で、肉とか魚とか、野菜とか貰ってきたから

お料理してあげて。」

クロちゃんは、ママとおばあちゃんに頼んだ。

「あ、タルトタタンを食べて、待っててね。」

おばあちゃんは、笑った。


それから、クロちゃん達は、何匹か海カッパを連れて、

ゴンベエの所に胡瓜を貰いに行った。

「ゴンベエ、沢山胡瓜ちょうだい!カッパのお客さんが

沢山来たの。」

「いいよ、クロちゃん、今捕ってやる、西瓜とトマトも

持っていきな。」

ゴンベエは、さっさと、胡瓜、西瓜、トマトをもいてくれた。

「ありがとうございます。我らを眷属にして頂いたばかりか、

こんなに歓待して頂き、恐縮します。」

海カッパ達は、お礼を言った。

「いいのよ、気にしないで、でも、どんな粗相を

水神様にしたの?」

クロちゃんが聞くと、

「昔、竹島で、水神様をもてなす宴で、酔っ払った仲間が

水神様の盃にしょんべんをしてしまって・・・。

それを酷く怒られたのです。

忘れていてくれてよかったです。」

海カッパ達は、言った。

「・・・怒るわね、確かに。」

家に帰ると、ママ達は、御馳走作りに大忙しだった。

「もう!こんな時に、お政さんいないんだから!」

小梅ちゃんが膨れた。

「お政さんは、星明さんの所でバイトだから、仕方が

ないわ。」

ママが言うと、

「洋服代を稼ぎに行くって、言うけど、おばあちゃんが

好きなだけ買ってくれるから、バイトなんてしなくても

いいのに。」

蛍ちゃんが言うと、

「星明さんのお世話がしたいのよ、察してあげなさい。」

おばあちゃんが笑った。

「やっぱり、あの二人デキてるのね。」

「え~!やっぱり!きゃ~♡」

と、二人で、キャッキャと盛り上がっていた。

そして、魚の照り焼き、ムニエル、天ぷら、焼肉、

ローフとビーフ、焼き鳥、麻婆豆腐、回鍋肉、酢豚

等々の御馳走がズラリと並んだ。

海カッパ達は、大喜びで食べて、酒を飲んで宴会に

なった。


そして、2週間後、留が戦車を完成させた。

空から、龍の形をした戦車が舞い降りて来た。

その空を飛び、クネクネと生きてい様に動く

姿は、龍そのものだった。

「どうだ、凄いだろう!頭に龍玉を設置している。

龍玉に祈りを込めれば、色んな攻撃ができるぞ。」

留が得意げに言った。


「凄いわね、どんな攻撃ができるの?」

クロちゃんが聞くと、

「それは、実戦で見せてやるよ。」

留は、言った。

「こんな立派な戦車まで、クロちゃんには、どんなに

感謝しても、感謝しきれません。

子々孫々まで、お仕えいたします。」

海造が、言うと。

「あ、気にしないで、クロちゃん寿命は、100年も

ないから。」

クロちゃんは、笑った。

「我ら、竹島を奪還しましたら、必ず、御恩を返します。

皆の者!戦じゃ!」

「おおお!!!」

皆雄たけびをあげながら、戦車に乗り込んだ。

戦車は、空高く舞い上がった。

「わぁ~!空飛ぶのね。」

「戦車の名前つけないとね、天龍号(テンリュウゴウ)

どう?」

みっちゃんが、言った。

「天竜号!いいな、天竜号!竹島に行け!」

海造は、叫んだ。


しばらくすると、竹島が見えて来た。

すると、基地から、人がワラワラと出て来て、大騒ぎになって

いる。

「沢山、人が出て来たわね。」

クロちゃんがそう言いながら、横を見ると、

留が嬉しそうに

「さあ、雷だ!」

ピカッ!ドド~ン!ピカッ!ドド~ン!ピカッ!ドド~ン!

雷が、何発も基地に落ちて、基地は、木っ端みじんに

なった。

韓国人達は、阿鼻叫喚である。

「え・・・あのやりすぎなんじゃ・・・ねえ、留。」

クロちゃんが心配そうに言うと、

留は、更に嬉しそうに

「お次は、水鉄砲攻撃だ!!」

天竜号の口から、水鉄砲が基地を襲った!

何発もの水攻撃に、完全に大パニックになっている。

「あ、留やりすぎじゃ・・・。」

「大丈夫!水神様の祟りだと、連中思い込むよ。

お次は、竜巻攻撃だ!」

竜巻が益々、基地を滅茶苦茶にした。

「さあ、次は、乗り込むぞ!」

「お~!」

海カッパ達は、次々と、竹島に飛び降り、韓国人を

追っ払った。

槍で追っ払ったり、棒で尻を叩かれたり、銃器類が水浸し

で、使えないのでロクロク反撃できず、海カッパの

なすがままだった。

韓国人達は、海に飛び込んだり、船に逃げようとした。

が、泳げない。

「え?あの人達泳げないみたいよ!大変!」

クロちゃんが言うと、

「韓国は、水泳の授業がないんで、泳げない人が多いんだ。

海軍でも泳げない人が多いらしいよ。

日本の海上自衛隊は、コックさんでも泳げるのにね。

星明は、言った。

「え・・・そうなの!?」

クロちゃんは、驚いた。

「仕方がないな。」

留は、そう言って、

船や、おぼれている韓国人を回収した。

・・・みんな空中に浮いているのである。

そのまま釜山港に運び、船を降ろし、人をふわりと、

地面に降ろした。

驚き、慌てふためいている人々に、海造が言った。

「竹島は、クロちゃんの眷属海カッパ一族の領土!

これから侵入する物は、容赦なく攻撃する!

天罰が下って、木っ端みじんになると思え!」

そう言って、雷を海に何発か、ドド~ンと、

落とし、竜巻を起こした。

収まった後、人々は、唖然と見送るしかなかった。

「今の頭の中に声が響いたわ。」

クロちゃんが言うと、

「我らは、意志は、直接頭の中に伝えられる。」

海造は、言った。

「じゃ、韓国の人にも分かったわね。」

クロちゃんは、納得した。


竹島に戻ると、でっかい旗がたなびいていた。

クロちゃんが、ニッコリ笑った姿と、海カッパのイラスト

が染め抜かれていた。

そして、旭日旗がたなびいていた。

「あの恥ずかしい旗、やめて欲しいけど。」

クロちゃんが、言うと、

「我らが領土の証です!お許しください。」

海カッパは、頼んだ。

「・・・あの朝日みたいな旗は?」

「あれは、旭日旗と言って、韓国が大嫌いな旗だよ。

旧日本軍の象徴なんだって、だから、嫌がらせだよ。

日本と戦争もしてないのに、日本に戦争で勝ったと、

嘘言ってる国だらね。

クロちゃんは、アメリカの血も入っているから、

アメリカ国旗も立てとく?」

星明は、言った。

「星明は、韓国が嫌いなの?」

「嫌いだよ、竹島もいい漁場で日本の猟師さん達が使っていたのに、

使えなくしたし、慰安婦問題も日本軍に韓国の女郎屋がついて

来ただけで、強制連行された訳じゃなかった。

それは、慰安婦を保護したアメリカ軍の調べだ。

 日韓条約と共に1965年に締結された「請求権の解決並びに

経済協力に関する協定」により5億ドル(無償3億=1千80億円、

有償2億=720億円)の経済協力資金が韓国に供与されたが、

従軍慰安婦の補償には一銭も宛がわれなかった。

インフラ整備に使ったんだよ、元慰安婦を支援する市民団体が

日本から貰ったお金を横領したりして、問題になったり、

そういう人達なんだよ。」

「知らなかったわ。」

「学校じゃ教えないからね、教科書の改正をしないといけないん

だよ。

韓国のことわざに、『泣く子は餅を一つ多くもらえる』という

からね。

一つの要求に応じれば、それを既成事実としてさらなる要求を

してくるのが韓国という国なんだよ。

知らん顔するか、国交断絶するのが一番だよ。」

星明は、言った。

「星明は、物知りね。」

クロちゃんは、感心した。


クロちゃん達は、天竜号で家まで送ってもらった。

「クロちゃん、この御恩は忘れません!心してお仕え

します。

何かあれば駆けつけます!」

海造は、言った。

「クロちゃん、戦をする事ないから、みんな仲良くして、

楽しく暮らしてね。」

クロちゃんは、言った。

「何という優しいお言葉、いたみいります。」

海造は、言った。

「儂は、竹島で、色々作る物があるから、しばらく

帰らなよ。」

留は、言ったそうして、海カッパと留を乗せて、天竜号は

空高く舞い上がって行った。

「またね~。」

クロちゃんは、言った。


家に帰って、おやつのモンブランと、マロングラッセを食べて

いると、テレビのニュースで、竹島の事を言っていた、

大騒動である。

巨大な龍が突然現れ、竹島の韓国軍の基地を木っ端みじんに

破壊し、更に、船と、海に逃げておぼれた人達を釜山まで、

送ったと言うのである。

「凄いね、これクロちゃん達がやったんだろう。

いいな、僕も誘ってくれればよかったのに。」

カダ兄ちゃんが残念そう言うと、竹島が映った。

テレビ局が、海カッパにインタビューしている。

「こちらが、この竹島から韓国軍を追い払い、実行支配された、

海カッパ一族の海造さんです。」

「竹島は、我が海カッパ一族の土地だ!

我らの領土だったのを韓国軍から奪還した。

今後は、大黒天様と水神様のご加護のあるクロちゃんの眷属

海カッパ一族の領土となった。

今後は、我らの許しなく近寄る事は、許さん。」

「そうですか、どうしたら、上陸許可が下りるのでしょうか?」

「我々と、友好を結びに挨拶にくるように、貢物によっては、

いい漁場に、案内してやる。」

海造は、言った。

「竹島は、クロちゃんの領土と言う訳ですね、

猟師さん達もクロちゃん神社に、お参りに行かないといけない

ですね。

ちなみに、私達の海カッパさん達への貢物は、

ビスケット、センペイ、チョコレート、キャラメル、クッキー

等のお菓子です。」

・・・間食用のお菓子を海カッパにあげたのね。

・・・クロちゃんの領土?

ふと、海造とアナウンサーの後ろを見ると、留が凄い勢いで、

お社を建てていた。

もう半分はできている・・・留一体何者?

「水神様の竜宮城や、戦車の修理を請け負ってる、凄腕の

大工であり、職人なんだよ。」

みっちゃんが言った。

「留、凄い妖怪だったんだ。」

クロちゃんは、感心した。

「凄い!クロちゃん、SNSで、大騒ぎだ。」

セヒが言った。


竹島は、クロちゃんの領土になったって!


韓国軍をおっぱらってくれて、海カッパが守ってくれるなら

クロちゃんの領土で良くない。


そうだね、防衛費浮くし、彼の国が因縁つけても、神様の

罰が当たったとか、妖怪の仕業で済むにね。


政府は、クロちゃん神社にお礼参りに行かないとね。


あ、貢物を忘れないようにね。


ついでに、尖閣もクロちゃんの領土で、海カッパに

あげるよ。


あ、いいね!中国のから守ってね!


雷、竜巻、水鉄砲攻撃ガンガンしてね!放射能も残らない

エコ攻撃だし!


クロちゃん!よろしく頼むよ!


・・・・なんか勝手な事言ってるわ。

「クロちゃん、何で、兄ちゃん達も連れて行かなかった

んですか!?」

チョコは膨れた。

「兄ちゃん達が学校から帰るまで待ってくれればいいのに!?」

セヒもぶー垂れた。

「おばあちゃんもあの、龍の戦車乗りたかったわ。次は、いつ行くの?」

おばあちゃんや兄ちゃん達は、呑気な事いってるわ。


後日、クロちゃん神社に、漁業組合の人々がお参りにくるように

なった。

大量の海の幸と、お布施をクロちゃん」神社に収めた。

海ガッパ達に、胡瓜、西瓜、トマト、桃、米、豆、酒を

貢物に持って行くと、いい漁場に案内してくれる。

韓国や、北朝鮮の船が来ても、海カッパが追っ払って

くれるので、安心して漁ができるようになったという事だ。


竹島には、立派なクロちゃん神社の分社が建った。

その素晴らしい彫刻が話題となっている。

龍が韓国人に雷や、竜巻、水鉄砲で攻撃して、海カッパに

追っ払っわれている姿が、生き生きと、作られている。

もちろん、動く!観光客が沢山訪れるようになった。

行儀の悪い観光客は、海カッパにお仕置きされるので、

竹島は、綺麗だ。

「あの、彫刻はやりすぎじゃ。」

クロちゃんが、言うと、

「あいつらは、いつもああいうもんを作って喜んでいるんで、

嫌がらせじゃよ。」

留は、笑った。


「竹島を訪れて、クロちゃん神社にお参りすると、

嵐にあっても助かると、言われてます。

これが、お守りです、クロちゃんのイラストが可愛いですね。

皆様も船に乗る時は、いかがでしょうか。」

テレビで、アナウンサーが生真面目に言っていた。


何だかおかしな事になってると、ため息をつくクロちゃんだった。












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