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異世界バトルロイヤル  作者: コジロウ
戦いは突然に。
4/19

異世界いいとこ。住めば都

「すみません、名乗るのが、遅れました、天城 翔です。」

布をもらい顔を拭きながらしゃべる

「めずらしい名前だね諸島方面の出かい?」


「諸島?すみません日本ってとこなんですが聞いたことないですか?」


「日本?ないな。エリシスは?」


首を横にフリフリする、かわいい。


「君はオルステラに住んでるのかい?」


「お留守寺? どこ?」ああ、ここが異世界なら知らないのも当たり前か

ここは心ぐるしいがうそで情報を探るしかないな。


「すみません実は親が商人で商船に乗ってたのですが、途中嵐にあって難破してしまったようなのです。」

我ながらなんて無理がある嘘なんだ。怪しすぎるな俺


「嵐か、、、、商船の目的地はどこだい?今のクエストが終わったら連れて行ってあげてもいいよ。」

「え!こんな怪しいやつと旅とかいやだよ。」

シルファスが口を挟む

今なんか言ってたなクエスト?何それゲームぽいな


「はっはっは!いいじゃないか同じぐらいの年だし、一緒に行けば」


「だってこいつ母さんを変な目で見てた!気持ち悪いよ!」


え!おれそんな変な目で見てた? いや見てたけど。


「はっはっは エリシスは綺麗だからな誰だって見るだろ。むしろ見られて当たり前だ」

おろおろしながらも顔を赤く染めるエリシスさん かわいい。


「すみません。目的地なんですがいつも父に任せっぱなしで今回の目的地を聞いてないんです。」


「そうか、、、ではとりあえず近くのオルステラまで一緒にいくかい?」


「お願いします。」


こうして同行させてもらえることになった。


オルステラへは1時間ほどで付くらしい。道中3度モンスターに合いガルスさんが一刀両断していた。ガルスさんはすごい、身長程の両手剣をまるで竹刀でも扱うように振っている。俺ならあの剣を持ち上げることすら無理かもしれない。

ちなみにシルファスが弓を使い、エリシスさんは杖持って立ってた。

もしかしたら魔法使うところが見れるかもとおもったけどそんな必要がなかった。残念


モンスターは凶悪な顔をした小人だがエリシスさんに聞くとゴブリンらしい。

うわぁほんとにゲームくせぇ



町は3メートルほどの壁で囲まれており入り口には兵士が槍を持って立ってた。

やばいな身分書の提示お願いしますとか言われたら終わるな

兵士がガルスに声をかける

「どうだ今日の成果は?」

「まあまあだな」

「そっちのでかいのは?」

俺を見て言っているみたいだ。

「今日の成果だ!うはは」よく笑うなおっさんだな

てか俺この世界でもでかいのか182cmだもんな。てかガルスさんもそうだが

みんな小さいな。兵士とおっさんが160cmエリシスさんが140cm シルファスが150cmというところか


なんの確認もなく町に通れた。セキュリティーが甘いぜまったく。


「さあ町についたぜどうする。」

「とりあえず生活費を稼ぐためバイトでもしようかと」

「バイト?聞いたことない言葉だな」

そりゃそうか ってそもそも日本語が通じる時点でなぞなんだが。


「とりあえず宿をさがします。あ!その前に教えてください。

このコインはどのぐらいの価値があるものですか?親父に念のため渡されてたんですけど」


「、 、 、 、 、まぁいいか。銀貨10枚と大銅貨10枚と銅貨10枚か。大銅貨10枚で宿には泊まれる。銅貨10枚でそれなりの飯が食える、銅貨が10ルクス大銅貨が100ルクス銀貨が1000ルクスになるな、まあ1週間は生活できるだろ」

だいたい銅貨が100円、大銅貨が1000円、銀貨が10000円てとこか


「ちなみにどの国でもおなじ貨幣を使うぞ、、」


「、、、、」

まずい流石に変すぎるよな


「、、、まぁいい何か困ったら海鳥の羽休み亭ってとこにいるから」

「ありがとうございます。」


ガルスさん達と別れた いろいろと疑われた気がする


とりあえず宿探しだな

 

町を歩いて行く。


いやああ異世界すげぇわ!

ネコ耳の店売りさんが魚売ってる。

「魚食べるにゃ〜 美味しいにゃ〜1尾銅貨1枚にゃ〜」

たまに目が魚にいってる、すごく食べたそう。いや、よだれ出てるじゃん。魚が売れてなんか悲しそうじゃん。

語尾ににゃ。つけるとかどこのコスプレだよ。


武器やのおっちゃんが俺よりでかい斧みたいなの振り回していらんかええ!て言ってる。

あんなの扱えんだろ。てかあぶねえよ

「当たればゴブリンの首もオークの首も一撃だよ〜」

いやそれ俺にあたっても一撃だろ、こえぇよ


とりあえず宿、宿 んギルド? ギルド!?

よくゲームとかで出現するプレーヤーに都合のいいギルドがあるじゃないか。

お使いゲームに成り果ててゲーム自体に飽きるギルドがあるじゃないか。

こんなの警備兵がやるだろとか。最初は町の中だけの簡単お仕事です。なギルドがあるじゃないか。

もうええか


とりあえずまだ昼だしやっぱりここを見てから宿に行くとしようか。


カラン と音を立てながら西部劇にあるような木の扉を開ける

セキュリティ大丈夫かよ。○コム入ってますか?


いかつい兄ちゃんと姉ちゃんが俺を睨んでる。


完全にアウェーだ。んぁああ負けないのね~ん。


受付にはこれまた歴戦の戦士みたいなおっちゃんがどん!と座ってこっちをみてる。

はっ入るとこ間違えた気がする。

俺はこんなハードボイルド空間望んでない。か、帰るか。

後ろを向き出て行こうとしたら、顔に斜めに傷の入った男に声をかけられた。

「兄ちゃんなんか用か?」

「ええっとここはなんの店ざますか?」

やばい緊張で丁寧に言ったつもりがマダムになってしまった。

「っぷ!おもろいやんけ。まあ入んな。」

やっヤラレルー!なんか目つけられた。


後ろから引っ張られズリズリ連れて行かれる。片手でストンといすに座らされる。


「今日は何の用や?」

「僕初めてなんです。」

自分でもなんだが きもいな

「ああルーキーか。じゃあまずはこの案内書を読めや。」

なんか薄い冊子を渡される。なんか子供が書いたようなマンガに文字を書いてるが

何語?全然読めんわ。

「とっとりあえずこれ読んでまたきます。」

俺は脱兎のごとく逃げ出した。後ろで「又きいや」といいながら傷の兄貴がニイと笑った。


やっベー俺ムリすわーあんなとこムリすわー


宿!とりあえず宿行こう。気を撮り直して宿行こう


宿はギルドの近くに複数あった。ガルスさんが泊まっている海鳥の羽休み亭もあったが1泊1500ルクス相場より高いと思う。

ここは安くてきれいめな(といっても外見だけだが)毛虫の穴蔵亭でよしとするか500ルクスだし。


宿に入ってみるとそこは元の世界ではカプセルホテルとよばれるような2段ベット二つの4人部屋だった

聞いてねえよと宿屋の親父に言ったが看板に書いてるらしい。文字を読めないことの恐ろしさを知った。


ちなみに夕方同じ部屋に他の3人が入ってきた中にさっきのギルドの顔に傷がある兄貴がいてニイっと笑ってた


ヤーラーレールー


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