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異世界バトルロイヤル  作者: コジロウ
戦いは突然に。
2/19

おれはMOBUか!

殺しあう?ゲレンデで?

だめだ、脳内が考えを進めない。きっとみんな同じだろう

みんなポカンとしている。


「まぁそうはいってもみんな意味分からんし、冗談にしか思えないよな。」


そういって先生が自分の首に人差し指を当ててぴっと横にふる。



首が ゴロッて落ちてそれを自分の手で受け止める。

切断面からは血が吹き出し周りの窓ガラスや床を血で赤く染めた。


 

「!?うあぁああ!」

「キャーーー!!」

生徒のほとんどが後ろに逃げパニック状態に陥った、後ろに人がギュウギュウ詰めになる。なんで!?なんで首取れたの?


キモ!家でダークサイドに落ちてた俺はネットでグロ画像とかも見たこともあるけど流石に生首はキモい。人間の身体があんなふうになることに鳥肌が立ち。目の前で先生が死んだことにショックを受けたが、そのショックは数秒後すぐに新たな衝撃に打ち消された。


「おいおいそんな大声を上げるなよ。これでわかったか。冗談でもなんでもない。」


手に持った生首が声を上げ、さらにバス内の悲鳴は声を高くした。

なんだこれ!?先程までの現実から一気に非現実に連れて行かる。

生首の目は裏返って白目になっているが口はパクパク動きながら喋っている。



「ああちなみに俺は先生じゃなくてだな」


「私は神だ」


生徒のほとんどが後ろに行ってしまったため首切れ先生はこちらに向かって歩きながらしゃべっていた。


「まあこれで本気度が分かっただろ。」


大半の生徒が泣きじゃくっている。

こっちにきてる。ホラーかよ。今手元にハンドガンがあったら間違いなく撃ってるな


「ルールを説明するぞ!」


生首が叫んだ。 え?ルール?


「まず①お前らが戦うのは3年間だ。

 これを過ぎたら全員死ぬ。俺にとっては虫を殺すみたいなもんだ、死んだってどうも思わんよ。

 そして②この中の7人が英雄となり英雄が1人になるまで殺しあえ。

 英雄が1人になるまで戦いは終わらない。

 次に③最初に初期装備と全員にチートが与えられる。

 最大限チートを有効活用し自己研鑽にはげめ。 以上だ!」


「家に帰りたいよ」


 あずま 日和ひよりが震える声をあげたクラス一のおぱ〜い美人だ

彼女のたゆんたゆんな胸は震える声に反応してぷるぷる震えている。


俺は今!凝視している!


「残念だが家には戦いが終わるまで帰れんぞ」


 だろうな。それにしても? 7人で殺しあってくれるならあとの33人は?


「先生!英雄意外の人はなにをするんですか?」

さすが生徒会長。聞きたいことを聞いてくれた。でも生徒会長意外とやる気なのか?


「先生か。神だといっただろ神だと。まぁいい、他のやつらはモブだ。好きにしろ

 ただし3年後この戦いが終わってないと死ぬのは同じだ。せいぜい手伝うなりなんなりで英雄を殺せるよう頑張ることだな」


つまりモブは狙われることはないが英雄を殺さないと3年後死ぬってことか。英雄同士が早めに殺し合えば6人の犠牲ですべて終わるわけか。

いや逆に考えたら最低6人は死ぬってことだ。


「分かったか!?」

「ちょっと待てよ!!」

クラス一のよく切れるやつ向井洋平だった。

切れるとは当然頭が良いとかではない。

「なんで俺たちがそんなことしなけりゃならないんだよ!」


もっともな話だ。それに対して自称神がため息をはいた。

「やれやれ。誰か死ななきゃ分からんようだな。貴重な駒を減らしたなかっただがな。残念だ。 死ね!」

自称神の目から光が出た。

光を胸に浴びた向井は胸からさらさらと砂、いや塩になって胸に穴が上が空き上半身がなくなっていく

「え?あぐぇ!ぇぼぼば〜〜〜〜!?」

とかよく聞き取れない声を出しながら向井は絶命した。ついにみぞおちから首までが消失し手と頭が落ちて転がった。腰から下は溶けたあとのは血がゴボゴボ吹き出した後、後ろに倒れた。バスの中の悲鳴が耳に響く。手や首、下半身も徐々に塩に変わっていき。向井はこの世から消えた。


なんだよこれ意味わかんねぇ。

人が死ぬとことか見たことないがこんな死に方ありえるのか。


「それじゃあ席に着けー初期位置に配置するぞ!、 、 、ひとつ言うぞお前らに拒否権はない!死ぬか殺るかだ。わかったか〜!」


変にさからったらろくな目にあわないのは今までの人生で経験ずみだ。


バス前列の生徒は神を警戒しながら座席に着くつ

周りを見ると皆血の気が引いたような紫色の顔をしていた。


「じゃあ行くぞいいか?シートベルト締めたか?歯みがいたか?」


笑えねよ


その後バスの中に電子的な音声ガイダンスがながれた。


『On Your Mark 』バスの上部が開閉する


『3』座席の肩の辺りからアームが折りてくる。ジェットコースター?

『2』椅子全体がウィーンと音が聞こえてくる。嫌な予感がする

『1』ズバシュッ

自分の座席が戦闘機の緊急脱出のように発射された。


横を見ると他の生徒もばらばらの方向に射出されたようだ。


足元には白い空間が朧げになり雲のようになっており。徐々に高度を下げ雲を抜けた。

そこは完全に空眼科には


緑の森、左には平原、右には海があり、前方海沿いに町のようなものが見える。


とりあえず「たけぇええええ!!こええええ!」


完全にな自由落下。


座席がバコンといってばらばらに分解しスカイダイビング状態になる


やばい死ぬ!!死ぬるー! バスッとパラシュートが開いた

はぁはぁ。グチャグチャにならずに済んだ。


そのまま降りていく途中パラシュートの左右を引っ張ることで操作できることを知り何とか町に近づこうとするが、あと少しのところで森に突っ込んでしまった。


そのまま森にバキバキ枝を折りながら落ちていった。



「いてててて、かすり傷が酷いな。」


いつの間にか付けられていた、パラシュートのベルトをはずし、パラシュートが出てきたリュックの中を見てみると中になにかある。

中をあさると短剣、500ミリペットボトル、コイン30枚、スマートフォン?

こんだけ?


神様!けち臭いよ!もうチョイなんかくれよ!

でも短剣は本物だな刃渡り25センチ、人を刺し殺すには十分か。刃先をツンツンして硬さを確認していた。



とりあえずスマートフォンの電源を入れてみよう。淵に3つボタンがあり2つがすぐ隣通しにあるから音量の上下だろう、消去方でいくと上部にあるのが電源だな。電源らしきボタンを押した。


電源が入り画面に文字が揺らめく

【 MOBile Utility 】しばらくすると文字のいくつかが消え文字が合わさる MOBU に変わった


、 、 、そうかおれはモブか!なんか寂しいようなやっぱりみたいな


ちなみに神よ!モブはMOBって書くんだぜ!




-------------------------



バスの中には3人だけになった

首切の切れた神とバスガイド、運転手だ


「あいつら強くなるかな。」

バスガイドがしゃべるその声は若く幼い。


「さぁな大なり小なり生き抜くために必死になるだろ、中々の準備には時間がかかったんだ。まぁせいぜいあがいて貰わないとな。」


しばらくの沈黙のあと運転手が神に向かって報告を上げた。

「主神よ。そろそろ居城につきます。」



「ああわかった。異世界の子たちよ。我のために力を尽くせ!ぬははは」

モブについて モブとは群集や集団 一般的に

雑魚キャラ、脇役をさす言葉です。

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